あれから１８年。
震災直後に開業した。

震災後の歴史と
開業医としての歴史が重なる。

某国営放送のデレクターさんと、
数時間、深夜まで在宅を回ったあとに、
深夜まで昔話をしていた。

胃ろうの話もした。
現場は本と同じようにはいかない。
なにせ、胃とうがまだ伝来していない病院もあるので話は複雑だ。

阪神の経験を、東北に活かしたい。

そんな想いで書いた「共シンドクター　阪神、そして東北」も
あまり被災地の役にたっていないので悔しい・・・

連日の新聞に書いてあることは全部、震災直後に予言してある。
その対応策も書いてある。
高台移転も必要ない、と。

二重ローンの問題もすべて書いた。

しかし政治は動かない。
助けたいひとの力になれない。

みんな被災地を忘れかけているが忘れたらダメ。
小さなことでもいいから自分ができることを続けたい。