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リビングウイルすら知らない医療者たち

2013年01月23日(水)

リビングウイルを提示しながら、活されなかった方の御遺族の言葉を聞いている。
私は日本尊厳死協会の役員を拝命している関係上、会員さんが亡くなったあとに
家族にアンケートを取らして頂いているが、実に信じられないことが綴られている。
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ある病院に入院するときに、リビングウイルカードをちゃんと提示したそうだ。

しかし終末期になると、フルコースの延命処置が行われたケースが結構ある。
そういう、哀しい実態が明らかになりつつある。
ご遺族に電話を入れて、その想いに耳を傾ける作業をしている。

それにしても、リビングウイルも知らない、医療者が多すぎる。
ある講演会で聞いたら、医者も看護師もほとんど知らなかった。
だから、本人の意志を無視して無茶苦茶なことをしても平気なのだ。

私はこれを、医療という名の犯罪だ!と講演でお話ししている。
そこまで言っても、問題意識の無い医療者には全く伝わらない。
本当に、根が腐っていると感じる。

全医学部に、ちゃんとした老年医学講座を作る。
その中で、リビングウイルについてもちゃんと教える。
映画「終の信託」を観させて、レポートを書かせる。

たったそれだけのこともできない医学教育は完全に間違っている。
ちなみに私の学生時代には、哲学の授業で習った記憶がある。
恵まれていたのか。

日本尊厳死協会とは、リビングウイルの啓発を行う市民団体にすぎない。
ただそれだけのために、12万人もの市民が自腹を切って集まっている。
その輪が100万人に広がるために、一同、ボランテイア活動を続けている。

そして本当に100万人になった時には、リビングウイルが日本の常識となれば
協会はその使命を終える。
それが目標だ。

医療者こそ率先して、リビングウイルを勉強してほしい。

来たれ、「リビングウイル研究会」へ!
(なーんて、思いつきです。これから企画します)

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この記事へのコメント

関東甲信越支部の理事&会員協働のNPOボランテイア企画で 東北支部(会員4000人未満)での 「リビングウイル100万人目指す会」の ボランテイアを開始しました。

1月27日 岩手県(会員 541人)安比高原での 開催です。
http://blogs.yahoo.co.jp/wadobashi/23972961.html

盛岡の在宅・終末期医療 中津川病院 38才若き院長の 支援を頂きました。
http://dai-b-matsushima.blog.so-net.ne.jp/

Posted by kayabuki110 at 2013年01月25日 04:38 | 返信

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