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奈良講演、最高!
2013年01月31日(木)
今日は、久しぶりに奈良県で平穏死の講演をさせていただいた。
2時間たっぷりお話したが眠る人は皆無で、熱心に聞いていただいた。
終了後の懇親会の議論も超面白く、奈良は最高!だった。
2時間たっぷりお話したが眠る人は皆無で、熱心に聞いていただいた。
終了後の懇親会の議論も超面白く、奈良は最高!だった。
平日の昼間なのに、会場は満員。
130人(150人?)も来ていただいた。
楽しく、しかし絶対に聞いたことがない話を心がけた。
懇親会は、行政、ボランテイア、ブループホーム、急性期病院の看護師、
小規模多機能、メデイア、など実に多職種が集まり、熱い議論が続いた。
この懇親会こそが、地域包括ケアだと思った。
奈良県のがんの在宅看取り率は、全国1位。
みなさんが知らないのが意外だった。
「え?奈良が1位?」みたいな感じだった。
とにかく楽しかった!
奈良と尼崎は、1本の電車で繋がった。
たった30分で行ける奈良。
京都もいいが、奈良もいい。
どちらにも簡単に行ける阪神間の我々は幸せ。
大阪も神戸も30分以内。
懇親会で話をしていたら、
「やはり医療や介護は受け身にならざるを得ない」という結論になった。
偶然、コメント欄を見ると、komachiさんと梨木さんから投稿を頂いていた。
お二人ともどんな方か知らない。
年齢も性別も知らないが、タイムリーなコメントを頂戴した。
相馬市の立谷市長からは先週、お電話を頂き、
教育長さんからは、さっき、メールを頂いたばかり。
福島の子供たちが、日本を立て直すと信じて、寄付を続けている。
胃ろうの本の印税も、1円残らず、相馬市の子供たちに寄付している。
komachiさんの書き込みは、実はそのとうりなのだ。
しかし私が言いたいのは、その壁を乗り越える発信をしてほしい。
一緒になって変えていくアクションをおこして欲しい、そこなのだ。
重複になるが、お二人のコメントを、以下、再掲させていただく。
130人(150人?)も来ていただいた。
楽しく、しかし絶対に聞いたことがない話を心がけた。
懇親会は、行政、ボランテイア、ブループホーム、急性期病院の看護師、
小規模多機能、メデイア、など実に多職種が集まり、熱い議論が続いた。
この懇親会こそが、地域包括ケアだと思った。
奈良県のがんの在宅看取り率は、全国1位。
みなさんが知らないのが意外だった。
「え?奈良が1位?」みたいな感じだった。
とにかく楽しかった!
奈良と尼崎は、1本の電車で繋がった。
たった30分で行ける奈良。
京都もいいが、奈良もいい。
どちらにも簡単に行ける阪神間の我々は幸せ。
大阪も神戸も30分以内。
懇親会で話をしていたら、
「やはり医療や介護は受け身にならざるを得ない」という結論になった。
偶然、コメント欄を見ると、komachiさんと梨木さんから投稿を頂いていた。
お二人ともどんな方か知らない。
年齢も性別も知らないが、タイムリーなコメントを頂戴した。
相馬市の立谷市長からは先週、お電話を頂き、
教育長さんからは、さっき、メールを頂いたばかり。
福島の子供たちが、日本を立て直すと信じて、寄付を続けている。
胃ろうの本の印税も、1円残らず、相馬市の子供たちに寄付している。
komachiさんの書き込みは、実はそのとうりなのだ。
しかし私が言いたいのは、その壁を乗り越える発信をしてほしい。
一緒になって変えていくアクションをおこして欲しい、そこなのだ。
重複になるが、お二人のコメントを、以下、再掲させていただく。
アピタル掲載の長尾先生お知り合い患者さんの「完璧な死に支度」ってどういうものなのか、明日のブログが待ちきれないです。 土曜日に、脳転移で3カ月ごとにガンマナイフで既に119個取った方の体験談をお聞きする機会がありました。ところがものすごくパワフルで明るくお話上手で、お仕事もバリバリなさっている!メディアの「可哀そうドラマ」とは違った人生もあるのです。肝臓転移もあって、秤にかけながらご自分の人生プランに添った治療法(薬剤)を選んでおられて、やっぱり自己決定のための情報・価値観形成が大事だなぁと実感。勿論病名・係累・経済その他の条件で変わってくるとは思いますが、アピタルUP早く読みたいです。 自己決定と言えば、昨日相馬市長 立谷氏からの書状(勿論印刷物)が届いて「震災孤児維持義捐金」は3月31日で基金閉鎖にすると。その理由は51人の遺児達に5億1千万円を目標としたが 24年12月末で4億9千万円に達し、「戴きすぎても申し訳がない」からだそうです。これを読んで吃驚し、思い浮かんだのは「高潔」と言う2文字! 「お金はなるだけいっぱい貰いたい、困っている人より自分達の方に回した」等という話ばかり目にして、もやもやが溜まっていましたが、こういう志の高い方も現実におられるんだなあと。それにしてもこの大変な時期に4億9千万円がすでに寄せられているということ、長尾先生も熱心にサポートしておられましたが、やはり一般人はバカじゃない志ある人を見分ける力を持っていると感じました。久しぶりに有り得ないような文章を目にして、冬晴れの高い青空みたいな気分です。また協力したいと思ったのは私だけではないでしょうね。 | ||||||
編集 | 返信 | 梨木 | グループホームか特養か? | 1 時間前 | |||
「胃瘻にせず親を餓死させるのか」と迫る「医療従事者」は、職業人として発言しているのであって、個人としては「自分や自分の家族は胃瘻にさせたくない」と思っている人が、アンケートを取ると、かなりたくさん居ることがわかった、という記事を、何度か読みました。また、親が生活している特養の看護師さん連中もよく言います。「あなたの気持ちはとてもよくわかる。でも私たちは仕事だから、あなたの気持ちに同調できない。」と。これって、何なのでしょうか。個人としては拒否することを「仕事だから」他人に強要する、言い換えれば、(自分や家族以外の)人間の命をもてあそぶことも仕事の内、そういった人達が医師であり看護師である日本という国。ず~っと前からこうだったのかしら? | ||||||
編集 | 返信 | komachi |
アピタル掲載の長尾先生お知り合い患者さんの「完璧な死に支度」ってどういうものなのか、明日のブログが待ちきれないです。 土曜日に、脳転移で3カ月ごとにガンマナイフで既に119個取った方の体験談をお聞きする機会がありました。ところがものすごくパワフルで明るくお話上手で、お仕事もバリバリなさっている!メディアの「可哀そうドラマ」とは違った人生もあるのです。肝臓転移もあって、秤にかけながらご自分の人生プランに添った治療法(薬剤)を選んでおられて、やっぱり自己決定のための情報・価値観形成が大事だなぁと実感。勿論病名・係累・経済その他の条件で変わってくるとは思いますが、アピタルUP早く読みたいです。 自己決定と言えば、昨日相馬市長 立谷氏からの書状(勿論印刷物)が届いて「震災孤児維持義捐金」は3月31日で基金閉鎖にすると。その理由は51人の遺児達に5億1千万円を目標としたが 24年12月末で4億9千万円に達し、「戴きすぎても申し訳がない」からだそうです。これを読んで吃驚し、思い浮かんだのは「高潔」と言う2文字! 「お金はなるだけいっぱい貰いたい、困っている人より自分達の方に回した」等という話ばかり目にして、もやもやが溜まっていましたが、こういう志の高い方も現実におられるんだなあと。それにしてもこの大変な時期に4億9千万円がすでに寄せられているということ、長尾先生も熱心にサポートしておられましたが、やはり一般人はバカじゃない志ある人を見分ける力を持っていると感じました。久しぶりに有り得ないような文章を目にして、冬晴れの高い青空みたいな気分です。また協力したいと思ったのは私だけではないでしょうね。 | ||||||
編集 | 返信 | 梨木 | グループホームか特養か? | 1 時間前 | |||
「胃瘻にせず親を餓死させるのか」と迫る「医療従事者」は、職業人として発言しているのであって、個人としては「自分や自分の家族は胃瘻にさせたくない」と思っている人が、アンケートを取ると、かなりたくさん居ることがわかった、という記事を、何度か読みました。また、親が生活している特養の看護師さん連中もよく言います。「あなたの気持ちはとてもよくわかる。でも私たちは仕事だから、あなたの気持ちに同調できない。」と。これって、何なのでしょうか。個人としては拒否することを「仕事だから」他人に強要する、言い換えれば、(自分や家族以外の)人間の命をもてあそぶことも仕事の内、そういった人達が医師であり看護師である日本という国。ず~っと前からこうだったのかしら? | ||||||
編集 | 返信 | komachi |
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この記事へのコメント
ガンだった母を自宅で看取り、とても幸せな経験をしました。そのことを「心に残る医療体験記」コンクールに出したところ、日本医師会賞をいただくことになりました。明日(2月2日)の読売新聞に拙文が掲載予定です。字数の制限もあり書ききれないこともたくさんありましたが、目につきましたら、およみいただけるとうれしいです。在宅での最期は家族にとって幸せでしたし物理的にも楽でした。そんな経験を多くの人に伝えていきたいという思いがあります。私は医療の専門家ではありません。だからこそ、死について思うことはたくさんあります。死生観の問題です。豊かな死を迎えられる世の中にしていきましょう。
Posted by ootake at 2013年02月01日 10:21 | 返信
1月23日に初めて長尾先生のサイトに投稿してから、なんかズルズルと引っ張り込まれて毎晩読んでいます。アピタルもかなり読みました。
投稿するとだれかが、少なくとも長尾先生は私の文章を読んでくださるわけで。
そう思うと何か、わかってくれる人がいるみたいで一人ではないような気がして。
自分でもわかっているのですが、投稿を含めて発言するということは、それに責任が生じます。
投稿した後、単に愚痴ってる自分がなんか後ろめたい感じがある。
長尾先生、長い目で見てやっていただきたく。
今、親が生活している特養との話し合いに向けて、ウチが希望する今後の医療との関わり方をどのように説明すればよいのか悩んでいます。「延命」だけでなく「身体に異物を挿入する処置」を拒否する、と書けばはっきりするのか。気管挿管や経鼻栄養や胃瘻や膀胱瘻などすべて「身体に異物を挿入する処置」です。気管挿管や経鼻栄養は手術を必要としないから医師でなくてもできてしまう。
「延命」だけでなく「身体に異物を挿入する処置」を拒否する本人と家族の意思を尊重して、最期までお世話いただけるのかどうか、わかりません。しかし、はっきりさせようと思ってます。あと、入院もさせてはダメですね。
Posted by komachi at 2013年02月02日 05:23 | 返信
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