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アベノミクスは間違っている

2013年02月07日(木)

今夜は、一流の経済学者の講義を拝聴した。
「人口減少時代の大都市経済」という演題で
政策都市研究学院理事長の松谷明彦・名誉教授のお話を聞いた。
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ひとことで言うなら、
日本の将来は、経済学的にみれば悲惨であるようだ。
特に、東京、大阪、名古屋の三大都市圏の未来は暗い。

明るい話は一つも無かった。

松谷先生のお話を聞きながら、思ったこと、
いや確信したことは、
アベノミクスは間違っている、ということ。

これはあくまで、長尾の個人的見解だが・・・
半年から1年後の話になるであろう。
嵐の前のバブルだろう。

田中角栄の時代に戻った公共投資をやって、国民は拍手喝采をしている。
「夢よ、もう一度!」という、やけくそか。
冷静になれが、気がつくだろうに、誰も言わない不思議。

私から見れば、クレージーな政策。
破産寸前のオッサンに、ギャンブルに行く金を貸し付けているように見える。

お金をばらまいて、景気がよくなったり、賃金が上がるはずは無い。
そんな単純な疑問に、松谷先生の将来分析が応えてくれた夜だった。

アベノミクスは、破綻への道を加速させているように思えてならない。
もし再生できるなら、そのような「劇薬」も、いいかもしれない。
リバウンドに弾みをつける、というやり方があるのかもしれない。

ただし、日本国が破滅しなければ、の話だ。

れんほうさんの、「二番じゃダメですか?」という言葉が、思わず浮かんだ。

なにも1番じゃなくても、2番でも、3番でもいいじゃないか。
破綻さえしなければ。

金融緩和と反対の、金融引き締めではないのか。
お金が無いなら、節約して、やりくりすることを考えるのではないか。

手を入れるべきは、公務員天国と天下りではないか。
アベノミクスは、お金が天から降ってくるような錯覚をおこさせるだけの気がする。

弱気でもいいじゃないか。
しっかり守れば、楽しく暮らせるんじゃないか。
日本って、そもそもそういう国だったんじゃないかな。

このままでは、アジア諸国との競争に負けるだろう。
少子化と超高齢化がもの凄い勢いで迫っているからだ。
でも、それでもいいじゃない。

なんとかなるさ。

戦争で多くの命が奪われたことと、
団塊の世代、すなわちベビーブームが3年で終わったこと、
すなわち、優生保護法で出産制限をしたツケも大きい。

今後は、長い目でみると、これからは地方の時代だ。

医療・介護で問題があるのは、大都市圏。

暗い話ばかりで恐縮だ。

私が、ホッとするのは伊勢白山道さんのブログ。

http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou
これを読むと、心が元気になる。
心の安定剤だ。

これから大切なものは、教育。

警戒すべきは、ポピュリズム。


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この記事へのコメント

私は経済の事も、よく知らないのですが、なんでもケインズの経済学では、不況の時は、決して、緊縮経済(大増税)をしてはならず、財政出動をしなければ、ますます不況になるそうです。と言う事は、阿部氏のとった、財政出動は正しかったと言えるのでしょう。
ただし、大変な財政赤字ですから、そのお金を何処へ、回すのかが問題なんですが、依然としてゼネコン関係では、「またか!」と言う感じですね。
トンネルや、橋や、老朽化したビルや、大地震に備えての、メンテナンスは必要みたいですけど。税金も、できるだけ富裕層から出して頂くように説得するのと、貧困層や青少年からは取らないようにして頂きたいですね。
世界中どこの国も、一緒でしょうけど、地道にやって行くしかないですね。
自殺や、一家心中がこれ以上、出ないようにしたいです。

Posted by 大谷佳子 at 2013年02月08日 10:52 | 返信

あんまり良く知らないのに、知ったかぶりで、ヘンな事を言って済みません。
私は以前から、リチャード.クーという評論家の「経済不況下では、財政出動が必要だ」と言っていたので、その点は阿部氏も良かったのかなと思ったのです。
でも、言葉の定義が難しいです。「じゆうみんしゅとう」ってどう言う意味なんでしょうね?自由と言っても、「経済自由主義」なんだそうで、それも、大昔の、アダム.スミスの時代の自由ではなくて、「新自由主義」の時代に入っているそうで、なんでも福祉切り捨てなんだそうです。
民主主義と言うのも、良く分かりません。
TTPなんかも、榊原英資氏はあんまり評価してないし(アスコム出版)、浜矩子氏は「地域限定排他的貿易協定だから、WTOの(自由.無差別.互恵)精神に反する(くら~い世界)とまで言っています(NHK出版新書)。
オバマ大統領の民主主義も、ギリシャ時代の(奴隷を排除した民主主義)と一緒なのかなと思います。
何事も言葉通りに、理解できないです。
私も経済を勉強しなければいけないと思いながら、毎日、山の様な洗濯物の山と下手くそな料理と、税金申告に、追われて、さっぱり進みません。

Posted by 大谷佳子 at 2013年02月11日 11:31 | 返信

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