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40~60歳代の4割が腰痛に悩む

2013年03月24日(日)

「2800万人が腰痛で悩んでいる」これが、朝日新聞の今朝の一面記事。
その記事に、勝谷誠彦氏が、柔道整復師の問題に絡めて言及している。
彼の有料メールマガジンから、一部を無断で、転載させていただく。
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勝谷氏の有料メルマガを毎朝、愛読している。
本物を時々、見かける。
なにせ彼は尼崎の方なのだ。

この問題は、そろそろ、公に議論されるべきであろう。

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東京では朝日新聞の今朝の一面はこれだった。

 <腰痛、推定2800万人 4060代の4割、悩む>

 http://www.asahi.com/tech_science/update/0323/TKY201303230226.html

 <腰痛の人は全国に推定で2800万人いることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。4060代の約4割が悩んでいた。関係学会は、一般的な治療法ごとにお勧め度をまとめた。原因不明の腰痛では、安静よりも運動が効果的で、1カ月以上続く痛みにはマッサージの効果ははっきりしなかった。ストレスなど心理的な影響も腰痛の引き金になると認定した。>

 このサイトにも出ているが、読者をナメたイラストは本紙にもあった。これは朝日がコトの本質をわかっていないことを示しているのかも知れない。

 この記事の中でもっとも大切なのは、実はこの部分なのだ。

 <1カ月以上続く痛みにはマッサージの効果ははっきりしなかった。>

 デジタルに誘導したい中で誤った戦略をとっている朝日は後半をブチ切っているので私がもっと詳しくこのあたりを書いている本紙から引用する。

 <マッサージや腰の牽引の効果ははっきりした根拠がなかった。いずれも、指針作りの参考にした複数の論文で結論が異なっていた。>

 <複数の論文>を検討した研究班の努力を多としたい。この記事は、実はきわめて科学的なものなのである。結論から言えば「街場のマッサージ屋にカネが払っても意味がない。意味があったとしても、それは偶然であって医学的な根拠はない」をようやく、役所に認定させたということできわめて「政治的」であり「画期的」である。

 私の古い読者ならば「はは~ん」と膝を打ってくれるだろう。最近読み始めていただいた方々のために解説すると、私たちはかつて大阪の朝日放送の『ムーブ!』という卓越した番組で、まことに優秀なディレクターK君のスクープとして「柔道整復師問題」というものを提議した。街場の「整骨院」などですね。ここが本来ならば「救急の場合」などに限られている施術の保険適用を不正に行っているという醜聞である。

 整形外科医の先生たちは困っていた。たかだかそうした連中が利権を奪っていくということごけではない。素人にいじられて病状が悪化してから、病院に来てもらっても困惑するしかないということだ。彼ら彼女らと情報を交換しながら、私はこの不正の是正に微力を尽くしてきた。その間に、あまたの恐喝その他があったことは事実だ。『ムーブ!』もなくなったしなあ。私が自分が正しいと思うことを貫いてクビになるのはむしろ愉快だが、スタッフまで巻き込んでしまったのは今でも申し訳ないと思っている。まあ「柔整問題」だけじゃなかったでしょうけどね。

 その「柔整問題」がやっと公式の場で論議されたのである。結論は「あんなところ、行っても別にいいけど、どうなのかなあ。少なくとも虚偽の書類を作っての保険適用はやめてね」だ。

  朝日の記者はおそらく気付かずに書いているこの数行に、私は関係者が「ようやくやったな」と思っていると感じる。

 <痛み止め、温熱、マッサージ、腰の牽引…。様々な腰痛の治療法。どれが本当に効くのか。日本整形外科学会と日本腰痛学会は、一般的な治療法の信頼度を診療指針にまとめた。>

 やっと、である。つまり「民間療法の素人はこれに反論できますか」だ。あとは個々人のご判断である。「キモチいい」なら揉んでもらえばいい。ちなみに、そうした施術者には身体に障害を持っておられて、その生活の糧としている人々もいる。この方々の仕事を奪うことはいけない。問題は保険の悪用も含めて、この「グレーゾーン」をカネにしている連中なのだ。そうした基礎知識を持って、今後のこういう報道を見守って欲しい。

  

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この記事へのコメント

今日は整形外科に行くのを止めました。わたしの腰痛(加齢現象で背骨の間が詰まっているというレントゲン)を薬と湿布と牽引とウォターベッドで直すということでした。気持ちがいいし、信じていました。ショックです。効果のある必要な医療行為だと思っていました。待合室を埋める70パーセントが私と同じだと思います。なんだか詐欺に遭ったような気持ちです。

Posted by uffikuh at 2013年03月24日 11:56 | 返信

私は腰痛になっても整形外科には行きません。近所にいい医者がいないからです。
臨床推論能力のない整形外科医にできることは、レントゲンを見て問題ありませんと言って、治療効果があるはずのない湿布と痛み止めを出すことだけです。レントゲンで異常が出るまで分からんのか!! と言ってやりたくなります。
これなら家で寝ていた方がよっぽどマシです。
腰痛がひどいときは保険を使わないで開業している評判の良い治療院に行きます。そうしたところは一発で治ることすらあります。もちろん荒療治などしません。1回の治療にかける真剣さがあればこそ、腕もいいのだと思いますが、方法の良し悪しよりも、腕の良し悪しの方がよっぽど重要です。
保険を使えるところは、治らない方がずっと通ってもらえるので商売になると思っている気がします。そういった甘さがある点で、柔整も整形もたいして変わらない印象を持っています。プロならプロの仕事をしろよ!! と言ってやりたくなります。

Posted by Taku at 2013年03月25日 10:38 | 返信

わたしも
Taku at 2013年03月25日 10:38
の意見に賛成です。

柔整も整形もたいして変わらない印象です。
腰痛治してください。。。

この記事には抗不安薬や抗うつ薬の使用も勧めていますね。
牽引なんて場所や手間とるのはやめて、薬出しとけっていう製薬会社と医者が儲かりそうな記事ですね。

Posted by Taro at 2013年08月25日 11:16 | 返信

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