このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

胃ろうを付けて脱北した患者がバイキングへ

2013年04月01日(月)

胃ろうで寝たきりの入院患者さんの「脱北」を家族に指南したのは、もう3年前。
何ケ月も食べていなかったその認知症患者さんは、退院したその日からパクパク食べた。
そしてついに、ホテルのバイキング料理に行けるまでになった。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
食べられるのに食べさせないのが、現代医療に多くみられる。
人間の尊厳を奪われているケースを、頻回に見る。

はっきり言えば、狂っている。
難しい理屈など何もいらない。

食べられるひとに食べるという権利を奪って
医者が自己満足しているのが、現代医療に思えてしょうがない。

狂っていることに気が付かない医療者ばかり。
患者や家族は、悩むばかり。

この1ケ月間に病院から脱北して家に帰り、経鼻栄養を中止した人が3人いる。
全員元気になり、口から食事をして、笑顔が出ている。

今日、訪問した患者さんは3年前に脱北した方。
以来、食べているし、元気になっている。

1年前から家族で外食に出るまでになった。

もし、あの時、脱北していなければ、とっくに死んでいた。
家族はみんなそう言っているし、私もそう思う。

脱北⇒食べる⇒元気になる

個室での食事から、相い席での食事になり、ついにバイキング料理に行けた!
素晴らしい食の回復過程。
これもあの時、私が脱北の指南をしたから、と自画自賛。

「じゃあ、あの何ケ月の胃ろうは何だったの?」には、
「悪い夢を見ただけなのですよ」としか言えない。

現在の姿を見て、病院の主治医たちはなんてコメントするのだろう?

当たり前の視点が病院医療者には欠けている。
患者の尊厳を奪っておいて、自分はいいことをしたと思っているからタチが悪い。

医療者は、人畜有害になってはいけない。
医者が居ない世の中の方がいい世の中になるのなら、やはり居ない方がいい。

脱北者のその後の生活を映像を記録してある。
いつか同意を得て公開し、病院医療者を含めてみんなで考えたい。


2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

>医者が居ない世の中の方が、いい世の中になると思えてくる。

言い過ぎです!
それほど「今の医療は傾いている」と言うことだと思いますが、苦痛にあえぐ患者にとって医師はやはり救世主です。
過剰医療、見当外れの医療は慎んでもらいたいですが、ゾッとした一言でした。

Posted by 桜 at 2013年04月02日 06:46 | 返信

先生が来るのを心待ちにしている患者さん、先生が医師でなくなったらショックではないかと思います。
長尾クリニックを求めてくる患者さん、行くところがなくなったら絶望されるのではないかと思います。
この世に医療がなくなったら・・。
そう反射的に思い、思ったまま書きましたが言葉が過ぎました。
お詫びいたします m(_ _)m

Posted by 桜 at 2013年04月02日 08:37 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ