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医療否定本を読みながら医者にかかる

2013年04月11日(木)

いくつかの医療否定本が、ものすごく売れている。
誤解の無いように書いておきたいのは、私は医療否定論者ではない。
平穏死を説く中でも、繰り返し「緩和医療」の大切さを説いている。

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医療否定本は患者さんを迷わせるだけ。
マトモに信じたら、患者さんは幸せになれない。

私は、現在の医療の歪みを治したいと思い、毎日発信している。
そのために、医療のいいとこと取りを提案している。

「平穏死という親孝行」もそう。

「胃ろうという選択、しない選択」もそう。

朝日新聞アピタル野「抗がん剤の止めどき」もそう。

平穏死は医療否定ではない!!
これだけは、誤解している人もいるようなのでハッキリ書いておきたい。
photo169.JPG
否定本をまともに信じたばかりに、エライことになってから
「先生、助けてください!」と駆け込む「被害者」が増えている。

私は地味ではあるが、正しい啓発を行っていきたい。





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この記事へのコメント

以前子供の学校の教頭先生と保護者との雑談で、今の子供たちが味わっている辛さについての話題になり現職の教頭先生が「学校など無い方がいいんですよ」と言いました。
学校がなくなったら子供の知識教育と言う面で親は路頭に迷います。
何より親の知識だけの教育では限界があります。
思わず「いや、学校はやっぱり必要です」と言いましたが、今回の先生の発言はこれに似ていると思います。
何の為に学校が出来たのか、その原点を考えた時その運営上で起こる弊害は乗り越えるべきで、弊害が大きいから、所期の目的を無くしてしまえと言うのは本末転倒だと思いました。

医療も病や怪我に苦しむ人の為に起きた筈です。
その医療が患者を苦しめているのなら、その弊害こそ取り除くべきで、世の中が良くなるなら医者はいらないと言う考えはいささか軽率かつ乱暴ではないでしょうか。
何より医師がいなくなったら、それで世の中が良くなるとは思えません。

先の教頭先生の発言も、先日の長尾先生の発言も、その道に徹している方だからこそ思うことだと思いますが、問題を乗り越える力を持っていただきたいと思いました。

Posted by 桜 at 2013年04月11日 05:02 | 返信

先日「長尾先生も、広義の意味で、医療否定者の中に入るんじゃないですか?」等と安易に、申し上げて済みません。
よく考えると、「医療否定者」の定義がよく分かりません。
レッテル貼りはよくありませんね。
私は「患者は、癌と闘うな」をお書きになった近藤誠先生が好きです。
と申しましても、私自身の癌は未だ見つかっていない段階ですけど。
父は「息切れがする」と言って循環器科を受診して、上行結腸癌と診断されて、市民病院で、手術をして良好でした。その後、タバコをやめなかったので、その年の暮に、耳下腺腫瘍と診断されて、関西労災病院で、手術の後、放射線治療を受けて、癌に関しては一切、再発はありませんでした。ですから、抗がん剤を飲んだ人は身近にいませんでしたので、あんまり我が事として、切実には考えたことはありませんでした。
「癌」の関しては、近藤先生の理論も一理あるように思います。
ところで、私は50歳前後で、顔や、瞼が浮腫む気がして、内科で調べて貰ったのですが、腎臓は正常で、コレステロールが250くらいあって、女性ホルモンが減少していると言われ「更年期障害」と言う事で、スタチン系のメバロチンを飲んでいます。それだけでは、鍼灸師会の政治的な問題や人間関係でイライラして、血圧計で計ると、160/90くらいあったので、カルシュウム拮抗剤を貰っています。今現在、すべて、正常です。
近藤先生の本を読んでも、全て自分の生活に取り入れるかどうかは患者さんの自由だし、患者さんの責任だと思います。何でもかんでも医師に責任を転嫁する生活や人生は自分をダメにすると思います。スタチン系に、発がん性があるというのも事実ですし、自分で、コレステロールをコントロールできる人は、スタチン系を飲まなくてもよいでしょう。
コントロールできない人はスタチン系を、飲まなくてはいけません。
以上のように考えています。
そして、現代の日本の医療の中で、一部改善した方がよい所があれば、それは、公の場で、どうどうと、客観的に、討論すべきだと思います。
論議することまで、抑えつけるべきではないと思いますが、どうでしょうか?
私は長尾先生は良い意味で「医療の遅れている所を指摘しているだけ」だと思います。
「医療の全面否定」をなさっているわけではないと思います。
全ては患者の為ですし、患者自身が決める事だと思います。
今はそのように考えていますが、どうぞご教授下さい。

Posted by 大谷佳子 at 2013年04月12日 11:51 | 返信

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