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内部被曝通信
2013年05月01日(水)
知っているようで知らない放射能の情報を、そして福島の生データを公表しておられる。
是非、坪倉医師の「内部被爆通信」を読んでいただきたい。
私自身も東大の上教授の導きで、震災後間も無い福島県相馬市に立ち寄った。
5月2日の晩に、10人程度の医師が集って、一杯飲んだ。
まだ遺体の確認作業など、医師同志が、生生しい話をしていた。
そこで初めてお会いした記憶がある。
翌、5月3日、相馬市役所近くにある東大の上研究室でも坪倉先生と会った。
もちろん、立谷秀清・相馬市長(内科医)もおられた。
そこで初めてお出会いしたのが、
相馬市とのご縁の始まりだ。
私は、翌5月4日の朝、坪倉先生のこのようにお願いした記憶がある。
「これから大変なことが起こるだろう。坪倉先生は現場にへばりついて、
そこで得た情報を、リアルタイムでクライドに乗せて世界中に公開してほしい」と。
坪倉先生は、まだ20代の若い素晴らしい可能性をもった医師だ。
がらの悪い親父のような医師(=私)の要望を、うっとうしそうに聞いておられた。
しかし、坪倉先生は、その後、現在まで福島を拠点として活動を続けておられる。
咋年も、そして一昨年も、相馬野馬追いでお会いしたが元気そうだった。
気が付いたら、何の因果か、同じ朝日新聞アピタルに連載する仲間にもなっていた。
東大と聞くと反射的に、「御用学者」というレッテルを貼りたがる人もいる。
私は東大ではないが、何の利害もないのに、そうしたレッテルを貼られている。
しかし、坪倉先生も私も、ただの現場の医師である。
その坪倉先生の、最近のアピタルの記事をMRICからご紹介したい。
我々は基礎的なことから学ばなければいけない。
ちなみに文中に登場する相馬高校の嘉村先生とは何度か御一緒した。
昨年夏に西宮市鳴尾図書館で講演した時には
高村先生がかけつけてくれた。
そして別の日に、当院の会議室で講演して頂いた。
講演後、尼崎のがんこ寿司に行って2人で飲み、
その後、久々にデイープ尼崎を堪能していただいた。
高村先生は、真面目な高校の教師だ。
「内部被曝通信」をみなさんに知って欲しい。
福島を知り、想って欲しい。
http://apital.asahi.com/article/fukushima/
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内部被曝通信 福島・浜通りから~まず大人が放射線の基礎的理解を
この原稿は朝日新聞の医療サイト「アピタル」より転載です。
http://apital.asahi.com/article/fukushima/index.html
南相馬市立総合病院
非常勤内科医 坪倉 正治
2013年5月1日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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新地高校で高校2年生を対象に放射線の講義を行ってきました。新地高校の物理教師、高村先生からのご紹介です。
この3月、相馬高校は東京大学へ12年ぶりの現役合格者を輩出しました。先日プロメテウスの罠でも紹介された相馬高校(現、福島高校)の松村先生と高村先生は、その立役者たちです。2011年の4月頃に相馬で初めてお会いしてから、私も幾度となく情報交換などさせて頂きました。
「相馬高校に東大現役合格をもたらした日本の絆」( http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37552 )もご参考にしてください。
放射線とは何か、日常生活のどのような場所で使われてきたのか。
そもそも震災前から我々はどの程度、被曝していたのか。内部被曝と外部被曝の違いについて。そして、浜通りや中通りで行われている内部被曝検査、甲状腺検査やガラスバッジの結果について。どのような行動がハイリスクか、それに対する防護法、対処法などについて約1時間話をしました。先日、福島高校でお話しした内容と同様です。(第45回「内部被曝の検査を受けないわけ」参照 http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013011500002.html )
個人的には、この1時間の間、生徒の興味を引きつけておくのに難儀しました。もちろん真剣に聞いてくれる生徒も多いのですが、集中力が切れてしまっている生徒もいます。意図的に話をふったり、指名したりと、大学生のころに4年ほどやっていたバイトの塾教師の拙い経験を思い出しながら、あれやこれやと試行錯誤しました。
その講義をしてから数日後、理解度を見るための簡単な筆記テストが行われました。
セシウム137の半減期はxx年ですか?
レントゲン検査、ガラスバッジ検査、ホールボディーカウンター検査で、外部被曝に関係するものはどれですか?内部被曝に関するものはどれですか?
ベクレルとシーベルト、放射性物質の量を表す単位はどちらですか?
確率の議論やリスクの比較などの、主観的な判断が入るような内容は省き、半減期などの揺るぎない事実や単位に関する質問が内容の大半です。
採点の結果を見て、少し驚いたと同時に妙に納得した自分がいました。外来や、地元での放射線の説明会にて、聞かれる質問の内容から受ける印象に何となく近かったからです。
例えば、セシウムの137の半減期についての問は4択でした。
1) 3日 2) 3カ月 3) 3年 4) 30年
となっていたのですが、正解を選んだのは約6割弱でした。生物学的半減期については、同様の形式で4割弱です。
放射性物質の量を表す単位について、
1) ベクレル 2) シーベルト 3) グラム 4) メートル
この中から正解を選んだのは4人に1人、残りの3人はほぼ全員シーベルトを選択していました。また、放射性カリウムが、自然界に存在する放射性物質ではなく、今回の事故後に放出された物質だと答えた生徒は3割程度でした。
もちろん、この数値や割合が現状の県内全体の状況を代表しているわけでは無いと思います。僕の伝え方が悪かっただけかもしれません。
ただ、2年たった今だからこそ、放射線に関する基礎知識がもう一度しっかり、継続的に伝えられる必要があるように感じています。教育の現場での子供達だけではありません。お母さん方や農家の方も含めてです。
福島県外では、放射能についての報道は非常に減りました。そんな今でも散見するのは、隠蔽、発覚、不信、不安、不作為、秘密、無責任、賠償、失敗、未だにxxx無い、といったような否定的な意味を持つような単語か、問題無し、変化無し、同レベル、ゼロ、低いといった言葉が多いような気がします。大丈夫or危険、どちらかの結論がないと伝わらないし、結論が必要なことも分かります。
ただ、今回のテストの結果を見て、もう少し落ち着いて大人が学び,子供達に教えたり伝えたりしなければならないことがあるように感じました。きつい言い方かもしれませんが、半減期すら知らない状況で、やれ安全だ、危険だといっても意味がありません。継続的な検査を行う意味も半減してしまいます。
物理や化学の素養や、将来、基礎的な知識は強靭な鎧となって、子供たちを様々な刺激や攻撃から守ってくれるはずです。一朝一夕の話ではありません。放射線教育(というよりむしろ教育)は今後、最も重要な課題の一つであることを再認識しました。
写真:授業中です
↓
http://apital.asahi.com/article/fukushima/2013042600018.html
坪倉正治の「内部被曝通信 福島・浜通りから」のバックナンバーがそろっています。
http://apital.asahi.com/article/fukushima/index.html
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この記事へのコメント
長尾先生も早く、お若い方と、ご結婚なさって下さいね。
その方が、尊厳死協会の運動や、いろいろな運動が、うまく行くと思います。
長尾先生の信用もつきますよ。
Posted by 大谷佳子 at 2013年05月02日 04:09 | 返信
すみません。
コメントを書くブログ欄を間違えました。
Posted by 大谷佳子 at 2013年05月02日 01:13 | 返信
また、あなたですか、おかしなことを言っているのは・・・。
恥ずかしくありませんか?
結婚しているかとか家族構成がどうとかいうのは、ものすごく個人的なことで、他人がとやかく言うことではありません。
若い人と結婚しろですって?その方が信用がつくですって?
はぁ?何を言っているのでしょうね。
人にはそれぞれ、その人にしかわからない事情があります。
あなたの言うように「結婚していない人は信用できない」・・・これを、たとえば、非常につらい思いをしてパートナーと死別したような人が見たり聞いたりしたら、どんな気持ちになるでしょうね?
病気や突然の事故や事件でパートナーや身近な家族を亡くした人の気持ちを、64歳にもなって、想像できないんですかねー?
Posted by 匿名 at 2013年05月02日 06:26 | 返信
私は、人に「大谷さんと、長尾先生は、どういう関係?」と言われたので、長尾先生に「何方かと、結婚して下さい」とお願いしただけです。
私が、「結婚してない人は信用できない」等と、ひとことも、言ってません。
貴方が、病気で御家族を亡くされた事と、私は何の関係もありません。
Posted by 大谷佳子 at 2013年05月03日 03:06 | 返信
>私は、人に「大谷さんと、長尾先生は、どういう関係?」と言われたので、長尾先生に「何方かと、結婚して下さい」とお願いした
またくだらない言い訳ですか。
自分が過去に嫌なことを言われたから、他人に結婚しろと?・・・これはコントですか、それとも真面目に読めばいいんですか?
ただ、いつもなれなれしい言葉遣いでストーカーのようにコメント連投しているのだから、なにか勘ぐる人がいても不思議ではないと思いますけど?
あと、わたしは家族を亡くしたなんて言ってません(家族を亡くした経験がないという意味ではないですよ)。まぁでも、あなたならきっと、「貴方が、病気で御家族を亡くされた云々・・・」とかなんとか決めつけてくるんだろうなーと思っていたら予想通り!笑っちゃいました。
それに「貴方が、病気で御家族を亡くされた事と、私は何の関係もありません」とも書いておられますが、当然です、わたしやわたしの家族が、あなたなんかと関係あるわけないですよ。
よくお読みになってくださいよね。わたしのコメントの中の「病気や突然の事故や事件でパートナーや身近な家族を亡くした人」、これがわたし自身だとはどこにも書いてません。ただ、そのような人の気持ちを想像できませんか?と言っているのです。理解できますか?(できないでしょうね)
あなたが、特に悪気がなく軽い気持ちで書いたコメントも、人によっては、こちらが想像もしないような受け取り方をする可能性もあります。世の中には、いろんなバックグラウンドを持った人がいるのですから当然のことです。もし、あなたの軽率なコメントで嫌な思いをしたり傷ついたりした人がいても、「そんなつもりはなかった」とか「○○しただけです」とか言い訳ばかり・・・。
過去にも何度も似たようなことがありましたよね。あなたは、人の意見にきちんと耳を傾けたり、人の気持ちを考える・想像するということがどうしてもできない人のようですね。いつもピントのずれた言い訳ばかり。そんな人とまともに話などできるはずありませんから、このコメントに返信は不要です(どうせ読まないし)。
Posted by 匿名 at 2013年05月04日 12:14 | 返信
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