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介護の時代

2013年05月22日(水)

今夜は、「2025年野介護を考える集い」に参加し、いろんな方と情報交換した。
医療者は医療のことで頭が一杯だが、マクロ的に見ると、介護の時代に入っている。
以下、朝日新聞アピタルに書いた感想文。

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今夜は「2025年の介護を考える集い」というイベント

にお招きいただき、様々な情報交換をしてきました。

そして、いろんなことを考えさされました。

 

医学はエビデンス、すなわち科学的根拠に基ずいて

提供されています。

介護も、根拠に基づいた「科学的介護」が模索されています。

 

具体的には、認知症ケア、看取り、おむつゼロ、などの

ケアの在り方が様々な角度から、研究されています。

高機能介護へ進化しなければ、という危機感もあります。

 

団塊の世代の旅立ちのピークとなるのが、2025年です。

その時に要介護・要支援者は、755万人になるそうです。

現在の糖尿病患者数とほぼ同じ数です。

 

その時、介護従事者は、249万人も必要だそうです。

しかしその需給計画は、いまだ充分に描かれていません。

一方、制度の無駄や非効率を見直す作業も必要です。

 

私は日々、医療に従事していますが、その患者さんに必要な

ものとして、介護のウエイトが徐々に高くなっていきます。

やがて必要とされる医療は、緩和医療がメインになります。

 

2025年の医療ばかり考えていますが、真剣に考えるべきは

2025年の介護のほうです。

もしかしたら、外国人やロボットのお助けも必要かもしれません。

 

というより、現実に東南アジアの介護職が現場で働いています。

看護師も同じ方向です。

もはや、外国人看護師や介護者が、助っ人になってきています。

 

就職難と言われますが、介護の世界には大きな需要があります。

夜間高校での授業でも、介護職のことを紹介しています。

しかし、介護というものが案外知られていないことに驚きます。

 

私は在宅療養を勧めていますが、現実には、在宅が無理な方も

大勢おられます。家のような雰囲気の施設も必ず必要です。

あるいは、施設や老人病院のほうが好きだという人もいます。

 

これからの介護は「地域包括ケア」を意識しなくてはなりません。

そこでは、在宅、施設、病院が地域地域でよく連携することです。

最近、そのような実例を見る機会が増えました。

 

先日、千葉県鴨川の亀田総合病院を見学した時には、

「成長産業としての医療」という言葉を実感しました。

そして昨日は、「成長産業としての介護」を感じました。

 

今週は、講演続き。

23日は、大阪と名古屋、
24は北海道内2ケ所、

25日は、大阪2ケ所と、行ったり来たりです。

 

よく「医療と介護の連携」という講演テーマが与えられますが、

考えれば考えるほど、難しい課題であることに気がつきます。

しかし顔も情報も見える連携を地域で造らないといけません。

 

昨日は、数百人の参加者のうち、医師はおそらく私一人

だけだったようでした。

私は、今後は、看護、介護の時代であると思っています。

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この記事へのコメント

ひとつ上の記事、なぜかトラックバックのみでコメントが書き込みできませんのでお知らせさせていただきます。
やはり反響が大きかったようですね。最近のマスコミは油断も隙も無いのを多くの方が気づき始めたのはとても良いことです。
放置はいけません。間違った既成事実を作られないようにしたいものです。

Posted by 業務連絡 at 2013年05月23日 05:30 | 返信

おすすめのサイト
看護が変わる 医療が変わる - 財団法人ライフ・プランニング・センター ...
www.lpc.or.jp/health_edu/seminer/kango-fukuoka.htm‎
看護が変わる 医療が変わる. 私たちが語る、健やかな生とこれからの医療のかたち in 福岡. 人生と臨床のそれぞれにおいて豊かな経験をもつ「看護の時代」(日本看護協会出版会)の著書らがこれからの日本の医療,看護,介護を語ります。

Posted by 坂下恒明 at 2013年05月24日 11:06 | 返信

★ できれば もう少し ゴシック文字 で 文字反映可能に システム変更可能なように お願いします。
◆ おこらんど おぎようこ 墨あそび詩あそび土あそび HP管理スタッフ
▲ どこかに 長文のメッセージ記載しました
★ 行方不明です
よくあえいます いったい どこえ いったのでしょうか?

おこらんど HP管理スタッフ
2013年5月26日  

 おこらんど HPまた検索 第4集 白いとんねる 森田ゆりさんと連絡とれなくて依頼の件対応可能なように

Posted by CHIAKI at 2013年05月26日 04:20 | 返信


趙多忙は 大変 結構だと思います。

どこで どんなことして こころとからだを やすらいで
おられますか?

やはり いぱいい て こと ですか?

こちらは 全員 おこらんどの 人達は ノンアルこール 化粧品も いっさい使用しません 美容院も使用しません

何かの 宗教 団体では ありません

何かの アレルーギの

Posted by CHIAKI at 2013年05月26日 04:37 | 返信

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