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医療者への胃ろうの講演
2013年05月26日(日)
「特別講演」となっているが、講演時間は、実質35分くらいだった。
この時間で医療者に、胃ろうや終末期医療について語るとなると、やる前からギブアップ。
もちろん、一生懸命、与えられた役割を果たした。
しかし一番、理解できない職種であるから、
とても30分で納得させることは不可能だ。
「ああ、ヘンなオッサンがほざいてる」くらいの印象だろう。
6月の老年医学会や緩和医療学会での、シンポジストとしての発言時間は5~10分。
2月の金沢での、静脈経腸学会でのシンポジストとしてのプレゼン時間も5分だった。
とにかく、医学会という会合で胃ろうの話をする時間は、極端に短いのだ。
これまで、講演時間が最高に長かったのは、日本在宅医学会での
ランチョンセミナーでの実質45分間。
これもランチョンだから、実現した時間だった。
さて、終末期医療について、医療者に伝えるのが一番難しい。
市民に伝える労力の、2~3倍の時間が必要なのだ。
医療者に伝えるためには、半日欲しい。
先日、藤田保険衛生の看護師さんには、次回は4時間でとお願いしたばかり。
同じ日に、市民に120分、
医療者に、35分の胃ろうの講義。
市民は、ウンウン。
医療者は、ウーン、ないし、ポカーン。
だから、医療者のほうが時間がかかるのだ。
本当は、両者を一緒に聞いてくれれば助かる。
これから、全国各地の市民フォーラムに呼ばれている。
本当は、これが正しいのだ。
一番、困るのは、医学部教授や病院長のみを対象にした講演会。
偉い人たちに、一番、落とした話をしないと理解されないというジレンマ。
偉い先生方のプライドを傷つけないように話さなければならない。
天動説から地動説への転換をするのだから、
これくらいは当たり前だろう。
以下、今日の朝日新聞アピタルへの原稿。
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その後は、これまた大阪で肝臓病の医療従事者を対象とした
医療連携の講演を行いました。
地域包括ケアシステムの中での病院と診療所の連携について。
肝炎検診、インターフェロン治療、肝臓がんや肝硬変の
治療においては、病院と開業医の連携が不可欠です。
最後に肝臓病でも平穏死できるという話をしました。
医師、栄養士さんたちに、熱心に聞いていただきました。
がん哲学外来や死生観に関する話題も自然に出てきました。
栄養士さんがどうすれば地域に出れるかという話もしました。
いろんな所でいろんな方を対象にお話をする機会が
続いていますが、内容は全部、ちょとずつ違います。
その時々の話題を入れながらいろんな工夫をします。
しかしやってもやってもなかなか、上手になりません。
ゴルフやカラオケと同じ。
しかし、やり続けることが大切であると思っています。
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