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メデイアの圧力に屈す

2013年05月27日(月)

報道ステーションから、2度、圧力がかかった。
ついにテレビ朝日として、法的措置を検討するとの脅迫文を頂いたので
不本意ながら、特養で虐待を受けている方の映像を削除することにした。
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私は、報道ステーションが好きだ。

しかし、間違った報道は間違っている、とちゃんと指摘したい。
それは、虐待されている患者さんのため。

テレビ局は、自分たちの利益のために報道しているが、
私は患者さんの利益のために、メデイアの報道を記録しているだけ。
しかし、目的が違うので、そのような軋轢が起こる。

プライバシーに配慮せよとの、脅迫メールをいただいた。

テレビに映ることはすべてプライバシーに配慮されていて、
私がそれを画像を携帯で写して、ブログに貼りつけたら
それは、プライバシー侵害になるとのことだ。

どのような理論で、
どのような法律に抵触するのか、聞いている。

私は逆じゃないかと思う。
テレビ朝日さんから、回答があれば、またご報告したい。

それにしても、テレビで虐待された人の顔を晒すのは善で、
それを間違っているという人が写真に撮ってアップすると悪という理論。
いくら考えてもよく分からない。

どんな法律に違反するのだろう?
テレビ画面を、マイブログにアップしたら、罪になることを知らなかった。

私は、あまりに多くの患者さんが誤解しているので、
誤報道を、訂正しているだけなのだが。


この日本には、言論の自由は無い。

メデイアに支配されていることを、日々、身を持って感じる。
どんな法律で、市民の感想を弾圧できるのかをいま聞いている。


正直、無力感でいっぱい。

こんな個人ブログでさえ、大手メデイアから脅迫される。
結局、正しいことを発信できないのが、現在の日本だ。


天動説と地動説。

16世紀、地動説を唱えたガリレオガリレイは投獄された。

正しいことは、常に弾圧されてきた、ということは歴史が証明している。

平穏死(尊厳死)もそう。

医学界も法曹界も宗教界も、そしてメデイアなど、すべてのムラから弾圧されている。
ものすごい、圧力だ。

地動説が認められるのは、私が死んでからになるのだろう。

このブログが途切れたら、拘束されたか消された、と思ってください。

今、日本は、そんな状態なのですよ。

怖いと思います。











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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

教育界とマスコミがこの国の闇ですね。少しずつ一般庶民も気づいてきています。

「マスコミ墜落 星に願いを 日本再生」で検索して見て下さい。「日本が好きなだけなんだよ」というブログの興味深い記事を最近見かけました。
 
youtubeなんかも削除されまくりですが、国会答弁の投稿まで削除されるんですから酷すぎです。
 
多くの人の目がいきますから、今日のような記事を書かれたのは正解です。

Posted by 通りすがりの匿名 at 2013年05月28日 08:24 | 返信

おすすめのサイト
匿名 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/匿名‎
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年6月). 匿名(とくめい)とは、何らかの行動をとった人物が誰であるのかがわからない状態を指す。自分の実名・正体を明かさないことを目的とする。 目次. 1 概説; 2 匿名性のレベル. 2.1 Unlinkability ...
Category:匿名性 - 匿名掲示板 - 匿名の臆病者

Posted by 坂下恒明 at 2013年05月28日 09:29 | 返信

先生の安全をお祈りいたします。
しかし、マスコミは新聞社、TVともに赤字経営に
陥っていて新聞の営業マンもしつこくやってきます
原因はネット普及で購読者が減少、TVも低劣な番組で
CMばかりで視聴者もあきあき。
いつまでも赤字ではもたないので、状況も変わると思います。

Posted by 匿名 at 2013年05月28日 09:40 | 返信

先生、お疲れさまでした。
考えようによっては、それだけ大手のメディアが、先生を注目しているということだと思います。

影像・画像には著作権や肖像権など様々な壁があります。新聞記事であっても、その部分をコピーして配っていいのかどうか、など、いつも規制を気にして仕事をする時期がありました。

言葉はよくないですが、面倒な部分です。

先生の腹正しさは当然だと思います。だからこそ、正面からは行かないほうがいいと思います。
限られた時間がもったいないです。

今後、先生が活動をより一層広げられる場合は、こうした方面で手伝ってくれる人がいるといいかもしれませんね。ブログを楽しみにしています。がんばってください。

Posted by よしみ at 2013年05月28日 10:57 | 返信

おかしいのか、怖いのか分からない、ヘンな、はなしですね。
あとあと、ゴネられないように、弁護士に相談して置いた方が良いのでは。
報道ステーションが、勝手に、ヒステリックに事故爆発してるみたいです。
へえー!報道ステーションってそんなん?

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月28日 11:53 | 返信

初めまして・・・。
いつもブログを拝見しています。
私も報道ステーション「平穏死」特集を見ました・・・。

長尾先生のお気持ちもわかりますが、
少し言葉を選んで頂きたいと思います。
「虐待」だなんて、軽はずみに言うべきでは
ないと思います・・・。

お母様を介護されていたご家族の為に、
お医者さんとして、言葉をもう少し選んで
欲しいと思いました・・・。
このブログを家族の方が読めば、
おそらく心が張り裂けるおもいでしょう・・・。

私は、Dr.長尾が好きだ。
しかし、間違った言葉は間違っていると、ちゃんと指摘したい。
それは、介護されているご家族のために・・・。

Posted by ブレンディー at 2013年05月28日 01:17 | 返信

阿修羅掲示板(http://www.asyura2.com/)をご覧になれば、
マスコミの実体がよくわかります。

Posted by 名無しの権兵衛 at 2013年05月28日 03:29 | 返信

知人からいただいた『五行歌』という月刊誌で
第22回全国大会の歌会一席(得点358点)の歌を読みました。

マウスを
握りながら
「転移ですね」と
医師は
画面に 告げた

長尾先生は絶対にこんな医師ではないとわかっています。
申し上げたいのは、
言っていることは正しいけど、言い方がね~と言う場合もあるのでは、ということ。
個人ブログなので、何をどう書く自由もあるのでしょうが
このタイトルは、第三者からは、喧嘩を売っているように読めて少し残念でした。

Posted by 梨木 at 2013年05月28日 06:09 | 返信

石飛幸三先生は、この番組を、自信を持って、「平穏死だ」と思っていらっしゃるのでしょうか?
お伺いしたいです。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月28日 09:07 | 返信

APITALの「腓骨神経麻痺」は、直ぐ分かりました。
臨床鍼灸懇話会関西支部で、鍋島可騰と言う、鍼灸師が症例報告してくれました。
もう14~5年まえに、若くして、死にましたけど。
鍼灸業界にこき使われて、過労死しました。
米山義先生の弟みたいな存在でした。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月28日 09:18 | 返信

あれは平穏死ではない、虐待である。
そう堂々と主張して何が悪いのでしょう。
今も昔も日本では、言葉を柔らかく言い換えることの弊害が大きすぎるような気がします。
率直にモノを言い、冷静に議論できる社会にしていきたいと心から願います。
本筋から逃げて、プライバシーに配慮せよ、というテレ朝は卑怯です。驚きました。

Posted by KS at 2013年05月28日 09:54 | 返信

朝日TVは、長尾先生の「平穏死」の特集を、山本監督がしてくれたのですから、朝日TV自体は、「平穏死」を理解してくれるんじゃないですか?
報道ステーションが「平穏死」を分かってないだけ、なのでは?
でも、「平穏死」の言葉を作ったのは、石飛幸三先生なのですから、「平穏死」とは「経鼻経管栄養を中止する事」になっちゃうんでしょうかね?
「平穏死」の定義が、厳密では無かったという状況になってきたのですね。
それが、医療、医学の進歩なのでしょう。
誰が悪いのでも無いと思います。
一が、別れて、二になるというのは、弁証法の法則なんだそうです。
マルクスは「唯物論」と決めつけたので、間違いましたけど、ヘーゲルの弁証法は正しいのじゃないかと思います。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月29日 02:24 | 返信

長尾先生の「平穏死」の講演を聞いた人から「よかった」の声が多い。実にいい反応である。
当然また呼んで欲しいとの声。北海道認知症グループホーム協会日胆ブロックでは絶対呼ぼうで盛り上がる。マスコミがどう反応しようと、正しい事に前進。何かを待つのではなく、行動する者が地域を変える。長尾先生・・・一緒にがんがん行こうぜ!

Posted by 下川孝志 at 2013年05月29日 09:48 | 返信

日本は法治国家でないために何でもできると考えたほうが良いと思います。もし長尾先生が何かの組織の幹部であったなら、そしてその組織が大衆の支持を得ているとテレ朝が思ったらテレ朝の方から先生に全面的に擦り寄ってきますよ。そうでないのは、つまり先生は苛め易い人間であり、また同時にテレ朝内の誰かは先生を苛めていることを明確に誰かに示して自分の得点にできるのだと思いますよ。つまり、脅迫状は先生に見せるために作ったものではなく他の誰か自分を高く評価してくれるだろう人に見せるためのものでしょうし、削除させることに成功すればさらに得点できるというわけです。でも、先生はその手の輩を相手にする時間などはないのです。そんな連中を相手にするよりもっともっと大事な仕事をしておられるのですから。(無力感など持たないでください。戦い方はあるのですし、どう戦えば良いかは先生ならお解りのことでしょう。この攻撃を叩き潰せます。しかし時間がかかりますのでする値打ちが有りません。これも先生にはお解りなのだと思います。)

Posted by 異端者 at 2013年05月29日 11:55 | 返信


いろいろあるんですね

平穏死が 誤解される?

怒りは 「ガリレオまで さかのぼって」

ついで ソクラテスまで ギリシャ哲学にも 老子の思想に

およんで ひもとき 広く 議論を その小石を投げ込んだ池の{さざなみ}
の波紋に 似た さわさわと うんと 広く 深く 広げるチャンスだろうと

その当時のことを知らないおぎようこは
ななめから みているかもしれません

それは そうと 市長の繰り返される弁明に 懲りて みんな高齢者の熱が 下がりません

なでしこじゃっぱンに 心躍らせ

いま 高齢者 しょうがい者 たちは「86歳も 怒りが 話題に
★「
墨あそび詩あそび土あそび「
おぎようこ おこらんど
2013年5月30日

Posted by CHAKI at 2013年05月30日 09:27 | 返信

私は、他人と、言い争いはしたくないのですが、長尾先生の弁護をさせて頂きます。
介護保険は「利用者本位」の政策として存在します。
ですから、もし、施設での介護、蘆花ホームでの介護方法をめぐる評価が「虐待」と判断されるなら、長尾先生は「これは虐待に近いのではありませんか」と世に訴える義務があります。
その時は、あくまで「利用者が、どういう扱いを受けたのか?」だけが問題になります。
ですから、ご家族が「あれで、良かった」とおもわれるか、「私は実の母をむごい状態にしてしまった」と嘆くかどうかは、申し訳ありませんが、二の次のなります。

私は石飛先生と蘆花ホームの責任者の方達のお話(弁解)を聞いてみたいと思います・
長尾先生のブログの報道ステーションの利用者さんのお写真をコピーしてありますので、何度も拝見していますが、やはり苦痛の表情を浮かべていらっしゃいます。もう、声も出ない状態のように見えます。
石飛先生のお話を聞けない現在は、「虐待」の疑いはあると思います。

長尾先生も、医師会に入っていらっしゃる医師で、人と争うのは嫌いな方です。
でも、利用者の立場に立った発言をなさる先生だと、私は思います。

これまで、石飛先生が「平穏死」の問題提起をなさった御著作を次々に発表なさったので、期待も大きく、それだけに、あまりにも、驚いてしまったというのが、実情です。
決して、事あれかしと、騒いでいるわけではありません。

Posted by 大谷佳子 at 2013年05月31日 04:44 | 返信

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