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第1回リビングウイル研究会、盛況裏に終了

2013年06月09日(日)

第1回日本リビングウイル研究会が無事終了した。
昨日から1日半、リビングウイル関係に没頭している。
明日から第2回目を目指して、企画を練っていきたい。

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第1回日本リビングウイル研究会、盛況裏に終了。

 

今日は、東京六本木にある政策研究大学院大学で

第1回日本リビングウイル研究会が開催されました。

富山県の松尾幸郎さんが、特別講演をされました。

 

丁度一年前、スイスのチューリヒで英語で講演されて

以来ですがさらにブラッシュアップされた内容でした。

涙をすする聴衆も沢山おられる位感動的な講演でした。

 

交通事故被害者の弱い立場。

頸椎損傷で全身麻痺になり最も医療が必要であるのに、

引き受けてくれる病院が全く無い、という不条理。

 

巻子さんがまばたきで「愛しています」と言葉を紡ぐこと。

そして「まみーをころしてください」と訴え困惑すること。

「巻子の言霊」を掲げながら巻子さんの言葉を紹介された。

 

海外では当たり前のリビングウイルが日本では

まったく認めてられていないことにも言及され、

終末期医療において日本はガラパゴス化していると。

 

松尾さんの感動的な講演は、いつか動画でみなさまに

見ていただけるようにしたいと強く思いました。

講演終了後、巻子さんの介護のためトンボ帰りされました。

 

第二部は、パネルデスカッションでした。

「新・私が決める尊厳死」の著者5人による講演から開始。

不肖、私が司会を務めさせていただきました。

 

テーマは、救急医療、遷延性意識障害、人工透析、認知症、

神経性難病の5分野にわたりました。

それぞれの分野で不治かつ末期の具体的提案がなされました。

 

とはいえ、現場の医師たちも、末期の定義を巡っては

悩み揺れ動く姿が、司会者にとっても印象的でした。

医療が進めば進むほど末期の定義は難しいと再認識しました。

 

それでも、末期は必ずあります。

昨日のような「具体的提案」を基に、患者さんと家族と

我々医療者がじっくり話合うプロセスが一番大切だと思いました。

 

全国各地から沢山の方が参加され熱心な議論が交わされました。

第2回リビングウイル研究会は、11月23日(祝)の午後を

予定していますので興味のある方はどなたでもご参加ください。

 

会場は同じく、六本木の政策研究大学院大学。

隣に新東京美術館があります。

芸術鑑賞と、死生学を一緒に楽しめる1日になるよう企画します。

是非、手帳に、予定を書いておいてください。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

司会ご苦労様でした。学会の締め付けも厳しく、自由に発言できませんが,一私人としては、協力できると思います。次の会も盛況に進まれる事を祈念しています。

Posted by 渡邊有三 at 2013年06月10日 04:38 | 返信

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