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雨のヨコハマで聞く「水色の雨」
2013年06月22日(土)
日本緩和医療学会での講演と座長のため、横浜に来ている。なんとなく懐かしい街。
「水色の雨」と言っても若い人は知らないだろうな。昔、一世風靡した八神純子さん。
昨夜の懇親会は、スペシャルゲストで盛り上がった。今日も癒しでいっぱいの医学会。
雨のヨコハマで聞く「水色の雨」
第18回日本緩和医療学会のため横浜に来ています。
全国から7600人もの参加者がある、大きな学会。
10以上の会場で盛りだくさんの議論が展開されています。
今大会のスローガンは「いきいきと生き、安らかに逝く」。
これは、(社)日本尊厳死協会が全国で行っている
出前講座の演題と同じだったので少し驚きました。
いきいきと生き切るためには緩和医療が必要ということ。
緩和医療の世界の重鎮が全員集合されていました。
緩和医療の時代だ、と肌で感じました。
懇親会では、八神純子さんが何曲か歌ってくれました。
雨のヨコハマで聞く「水色の雨」は格別でした。
彼女の歌声は昔と全く変わっていませんでした。
中島みゆきさんの「時代」も歌われました。
そのあと、被災地を支援する歌も歌われました。
懇親会場全体も、彼女のパワーに癒されました。
さて、私は今日、「胃ろうを巡る諸問題」という
ワークショップの基調講演と座長を任されています。
今、とてもホットな領域で、熱く議論をしてきます。
再び口から食べるため、楽しむための胃ろう。
緩和医療としての、胃ろう。
地域包括ケアの中での、胃ろう。
さらには、リビングウイルと胃ろう。
すべての病気に緩和ケアの思想を。
施設ホスピスと在宅ホスピスの文化交流。
そのようなことを話したいと思います。
全国の演者の先生の発表も楽しみです。
ヨコハマを楽しみたいと思います。
朝、起きたら、晴れてきました。
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この記事へのコメント
「いきいきと生き、安らかに逝く」と「いきいきと生き、幸せに逝く」と2種類ありますが、意味が違うのでしょうか?大した問題ではありませんが、よく読んでいて気がつきました。
ところで、この「緩和医療」ですが、すでに充分に行われているのが現状なのではないでしょうか?末期がんを題材にしたテレビドラマにて、モルヒネなどの「麻薬の使用」を議論するシーンがあり、一般的に良く知られています。50歳になったばかりの私が小学生の頃のテレビドラマで見たことですから相当以前からのことであるのは明白です。
問題なのは、「では緩和医療を受ければ、亡くなる直前まで「いきいき」と生きられるか」というと、残念ながらそういうわけには行かないのが現状なのです。認知症がなかった私の父の場合、亡くなる前のしばらくは、「何かしたくてもバテてしまい何もできない」という感じでした。癌を告知していなかったので、本人にしてみれば何が何だかわからない状況だったのでしょう。
緩和医療を受ければ、亡くなる直前まで、いきいきとした生活ができるか?と言えば、それは、無理なことのようです。多くの方に申し上げたのですが、「誤解しないでいただきたい点」ですね。
Posted by 東條英機 at 2013年06月23日 08:43 | 返信
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