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胃がんは取り合い、痔や盲腸はたらいまわし
2013年07月03日(水)
同じ消化器の病気でも、胃がんや大腸がんは、どこの病院も取り合いだ。
しかし痔や盲腸は、どんな大病院でも門前払いを受けてたらいまわしになっている。
外科分野での専門分化のトバッチリを受けるのは、もちろん患者さん自身だ。
痔や盲腸はありふれた病気。
治して当たり前。
でも失敗したら、訴えられる。
そんなものにエネルギーを費やすより、胃がんや大腸がんの
手術数を増やした方が、外科医やその病院の実績が上がる。
専門分化の波は、外科領域にも大きくのしかかっている。
盲腸の手術をしてくれる病院を探すのに半日費やすなんてクレージー。
ドイツでは、外科と整形外科が一緒になっている。
単に「外科」なのだ。
午前中に大腸がんの手術をして、午後に骨折の手術を
するのが、ケルンの大学病院の外科医たち。
日本がどんな世の中になっても、痔や盲腸を診てくれる外科医は必要だ。
しかしこの問題は、市民の専門医崇拝にも起因していることを知って欲しい。
治して当たり前。
でも失敗したら、訴えられる。
そんなものにエネルギーを費やすより、胃がんや大腸がんの
手術数を増やした方が、外科医やその病院の実績が上がる。
専門分化の波は、外科領域にも大きくのしかかっている。
盲腸の手術をしてくれる病院を探すのに半日費やすなんてクレージー。
ドイツでは、外科と整形外科が一緒になっている。
単に「外科」なのだ。
午前中に大腸がんの手術をして、午後に骨折の手術を
するのが、ケルンの大学病院の外科医たち。
日本がどんな世の中になっても、痔や盲腸を診てくれる外科医は必要だ。
しかしこの問題は、市民の専門医崇拝にも起因していることを知って欲しい。
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