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秋下雅弘先生の講演を拝聴

2013年08月08日(木)

夕方は、日本慢性期医療協会で、東大の老年科の教授に就任されたばかりの
秋下雅弘教授の講演を拝聴した。先月、教授に昇進されたばかりの大先生だ。
でも東大病院も尼崎の下町も同じなんだだなー、なんて思いながら聞いていた。
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高齢者医療のポイント BY 秋下雅弘先生

 

高齢者医療が崩壊したら日本の医療は崩壊する。

 

65歳人口が7%を超えたら高齢社会
14%を超えたら、高齢化社会
21%を超えたら、超高齢社会

 74歳までの前期高齢者は、これからは増えない

 75歳以上の後期高齢者(現・団塊の世代)が増えるのだ。

 都市部では、これからが本番なのだ。

 

認知症と転倒骨折が2大課題となる

 

Fail=虚弱(身体的、精神的、社会的)に包含される。

自立と要介護の中間が課題。

 

老年症候群とCGA(生活機能)が重要。

これは今後の医療のキーワード

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天下の東大教授が、自分より年下なんて、自分もずいぶん歳をとったものだ、と思った。
知らない間に気がついいたらそうなっていた。

講演内容はとももかく、そんな感慨にふけりながら、聴いていた。
秋下先生は、私のようなものがいうのもなんだが、話が通じるとってもいい東大の先生。

今日、思ったこといは、高齢者にも”医療”という道具は必ず役に立つ、ということ。
現に、あの東大老年科のトップが、高齢者医療改革に乗り出している。


医療否定は、日本人に幸福をもたらさない。
医療否定を煽る医者は、個人的趣味にとどめてほしい。

慢性期には、良質な慢性期医療を。
終末期には、適切な緩和医療を。

そして最期の最期には、余計な医療は要らない。
緩和ケア以外は、害のほうが大きいからだ。

これは医療否定ではない。
医療の”いいとこ取り”を私は推奨している。

太古の昔から古今東西、人は医療を求めてきた。
現在の高齢者医療の大半は間違っていると思うが、修復可能であると考える。

それさえも否定する医者は医者を辞めないと、理屈が合わない。
患者の求めに応じて最高のパフォーマンスを追求することが、医療であると考える。


今日の秋下先生の講演を拝聴しながら、
あるべき高齢者医療についてもちゃんとした一般書を書こう!と決意した。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今日も1日、お疲れ様です。
私は勉強不足です。
医療否定は幸福をもたらせない、個人的趣味にとどめてほしいの意味がわかりません。

母を自宅で看取ると決めて、休み(年休)を取るようになった。風当たりは若干あり。

母は退院して元気になった。
余命3カ月と言われたが、幸い来月にその兆しは今のところない。
よって母の通院日以外は出勤しようと考えていた。

そろそろ9月のシフト表の作成に取りかかる時期となった。
母の通院日を予定して作成しようとしたところ、、、、、
“来たり来なかったりが迷惑”だと諭された。わからないわけではない。
私の希望する休みを優先に作成するシフト表は、それ以外のスタッフの希望を叶えないことになる。

在宅死を選択した私に対し、自己満足であると言われた。
私の自己満足と言われれば、否定はしない。
今更、療養型病院に入院する気持ちはない。
かつて療養型病院や施設を何日もかけて面接に行った労力はすでに私にはない。
私と母、家族の中では看取りへのシナリオがほぼできている。
葬儀屋、戒名と決めつつある。
でも、、、、ゆっくりと終末期を過ごすことは、できない社会なのですね。
中間管理職もどきの私が、介護休業や年次休暇を取ることに風当たりはやや厳しいです。
今の想いは心悔しいです。
母と家族とで決めた在宅死が、そんなに悪いことなのでしょうか?
一生ではないのです、半年足らず期間の私のわがままは、いけないことなのでしょうか?
医療否定をしているつもりはありませんが、私の選択肢は個人的趣味なのでしょうか?

Posted by らら at 2013年08月08日 11:33 | 返信

ららさんは、長尾先生の「医療否定をあおる“医者”は、個人的趣味にとどめてほしい」の本意を勘違いされています。ららさんを責めてはおられませんよ。安心してお母様の自宅介護を続けてください。

会社での立場は苦しいようでお気の毒に思いますが、他の社員の言い分もわかります。難しいところです…。

Posted by 匿名 at 2013年08月09日 08:01 | 返信

>「慢性期には、良質な慢性期医療を。
終末期には、適切な緩和医療を。

そして最期の最期には、余計な医療は要らない。
緩和ケア以外は、害のほうが大きいからだ。

これは医療否定ではない。
医療の”いいとこ取り”を私は推奨している」

匿名様のコメントを感謝しながら読みました。
上記長尾先生のメッセージを、そのまま実行しているのが
ららさん と思います。
コメント書き込みしなくても、応援している方は
沢山いらっしゃるはず。
お体大切に、思い出多い毎日をお過ごしくださいね。

就労サポートも、患者本人様だとありますが
家族となると・・・どなたかうまく解決された方が
コメントして下さると良いですね。

Posted by 梨木 at 2013年08月09日 10:47 | 返信

これは、ケアマネジャーとしてでは無くて、単なる、オバさんとして申し上げるのですけど、お仕事を持っていらっしゃるのなら、それを優先して、お母様のことは、へるぱーさんに、朝一回入って貰って、また昼から夕方までに、一回入って貰う.その間、歯科訪問診療と、お風呂サービスも利用して、ご家族はお仕事をなさった方が良いように、私は思います。
私は、資格だけ持っていて、仕事が無かったので、家で在宅介護をしましたが、母も言いたい放題、お風呂は入らないし、歯も磨かないし、下着や、紙おむつも換えないし、したい放題の我がままで、いい加減、嫌になっています。
お母様はおうちにいらっしゃるだけで、お幸せなんですから、ご家族は外でお仕事を持って気分転換した方が良いと思います。
ただ、ヘルパーさんや、ケアマネジャーとは、ケータイで、常に、連絡を取った方が良いと思います。
私はケアマネジャーとしては3ヶ月しか働いていないので、よく分かりません。
担当のケアマネジャーと話合って、いろいろな方法を、選択できると思います。
済みません、こんな事しか申し上げられません。

Posted by 大谷佳子 at 2013年08月10日 11:40 | 返信

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