このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

日本醫事新報 医界8つの争点

2013年12月01日(日)

毎月連載させて頂いている日本医事新報の最新号にはパネラーとしても登場。
結構内容があるので、読みごたえがある雑誌だ。
表紙の一角にも顔が載っていた。

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

日本醫亊新報の1130日号

http://www.jmedj.co.jp/weekly/index.php

 

のタイトルは、医界8つの争点、。

 

■ DISCUSSION Part 2: 超高齢社会を日本の医療は乗り越えられるか? ―終末期医療の課題を中心に ■

 

大島伸一(国立長寿医療研究センター総長)× 武田俊彦(総務省消防庁審議官)× 長尾和宏(尼崎市・長尾クリニック院長)



この医療界のトップジャーナルに毎月、連載させて頂いているが、
来週号は、結構すごいらしい。

私の「平穏死シリーズ(介護施設編)」のページのすぐあとに
近藤誠先生が、反論を述べるそうだ。

一般誌はともかく、医療系雑誌への寄稿は珍しいと思う。
いよいよ、墓穴を掘ることになるのでは。


実は、先月の私の平穏死シリーズのすぐ後のページは、
神前五郎先生の渾身の反論論文が6ページ、載っていた。

それに対する反論が、来週載るとは、すごい因縁だと思う。


もし議論するのであれば、まずは医療界の中でやるべきだ。
素人はいくらでも騙せるから。

私自身は、すでに5月号に、近藤氏への警告文を書いてある。
http://www.drnagao.com/img/media/jmedj/nihniji130504.pdf

「医療否定本に騙されない48の真実」の原型を
そこに見ることができる。

「平穏死は医療否定ではない」ことも、ちゃんと書いてある。


私の言葉尻ばかり捉えて攻撃してくる信者さんが絶えないが、
こらだけ書けば、そろそろ気がついてくれる人も出るだろう。

 

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

いつもブログを拝見しております。初めてコメントいたします。私は、長尾先生の本も、近藤誠先生の本も何冊が読んできました。今は専業主婦ですが、雑誌の記者をしていたので本はたくさん読むほうでした。私は、8年前に乳がん(ステージ3)と診断されました。上司に国立がんセンターと知り合いがいて、がんセンターに紹介状を書いてもらいました。がんセンターでは、リンパ節まで浸潤している可能性があるからと、乳房全摘手術をすすめられました。当時30歳になったばかりでした。結婚を約束している彼もいました。乳房全摘をすすめられた時、将来が真っ暗に。私の彼は当時既婚者で、離婚調停中。そんな中で私が乳房を取らねばならないと話をしたら、自分が女として見られなくなるのではと絶望しました。だから彼氏にもそのことは言えませんでした。がんが進行するよりも、彼がその奥さんと離婚をあきらめ、結婚できなくなるほうが怖かったのです。そのほうが死にたくなると思いました。結果、私は近藤誠さんの本を読んで、手術をやめました。医者は渋い顔をしました。責任持てませんと言われました。でも私は当時、それならそれで、死んでもいい、数年でも彼氏と幸せな結婚生活ができればそれでいいと思っていて、放射線治療とホルモン治療をすることで、おかげさまで、その後結婚し、今は元気に過ごしています。今年、妊娠しました。
だけど、自分がどうして今も生きているかは、誰にもわかりません。近藤誠氏の本は、長尾先生が言うように、「タラ・レバ」です。たまたま、私は生きています。たまたま結婚もできました。すでに死んでいたとしても、「タラ・レバ」。近藤誠氏の本は、がん放置療法(それを療法と呼ぶことが変ですが。)で死んでも、長生きしても、どっちに転んでもおかしくないように書かれています。近藤氏以外にも多くのがんに関連する本が、無責任です。患者のその後なんて、どうでもいいみたいに読めることがあります。医療だけでなく、原発問題だってそうですし、結婚指南の本だって同じことがいえます。選挙演説みたいなもの。その場しのぎで拍手をもらえればいいんです。
なぜそう思うかは、この夏、私の父が、がんになったからです。
しかし私は、近藤誠先生の本を父には渡す気になれませんでした。
絶対に読ませたいとは思えませんでした。むしろ、読ませたくなかったんです。知ってほしくないなーと思いました。父が、生き方を間違えてしまうと直感したのです。私が乳がんで、父が胃がんだったということもあるでしょう。近藤誠氏は、乳がんに関しては確かに、と思うところはありますが、それ以外のがんに関しては、大雑把な話で終わられている感じもありますよね。
長尾先生は、「患者よ、もっと賢くなれ」とこのブログで何度も書かれていますが、ある日突然余命宣告を伝えられ、切羽詰まったがん患者は、賢くなる余裕がないのも現状なのです。最初に出会った本が、大きく影響してしまいますから、時に、「賢くなれ」と本人に面と向かっていうことは、とても残酷なことだと思います。それは、長尾先生にも知ってほしいです。
だけど、家族は賢くなれます。私は、これなら読ませられるかもと思い「抗がん剤10のやめどき」をまず自分で読んで、とても納得したので父に先月読ませました。おととい父に会いましたら、すごく感動していました。「TSUKIKOちゃん。なんでこの本を僕に持ってきたの? なぜこの本は、こうも僕の気持ちを見透かしたように、がんの患者について書いてあるんだ? 僕の知りたかったことが全部書いてあるよ!」と驚いていました。そして私にこう言ってくれました。
「長尾先生がこの本で書いてあるように、人は、がんで死ぬんじゃないんだね。誰もがいずれ死ぬのだ。がんに殺される、抗がん剤に殺される、というのは、つまり本人が治療と人生に納得できていないからそう思うんじゃないのかな。僕は本に書いてあるように、自分がもうういい、と納得できるところまで、抗がん剤治療をやろうと思う。僕にとっては、長尾先生がやめどきとして挙げている体重が15%減少したときかなぁ。そこまでいったら自分からSTOPと医者にいうよ。それでいいね?」 
 なんと嬉しい父のことば!!!
 もし私が近藤誠先生の本を読ませていたら、こうはならなかったでしょう???
「はじめからやめなさい」ということと「やめどき」を自分で考えましょうということは???
 近藤誠本を読ませて、父が最初から治療を何もかも拒否していたのならら、きっと私は自分を責めていました。父も納得いかなかったはずです。父は今3コース目が終わりました。今後どうなるかはわかりません。そのたびに父も、娘も、「抗がん剤10のやめどき」を開いて、一緒に話し合う機会を持とうと思います。せめて、お腹の子が生まれ、おじいちゃんのことを記憶の中で覚えてくれるまで、頑張ってほしいんです。この本の出版イベント?のスキルスがん患者さんと長尾先生の対談の映像も、父と一緒に見ました。父は、お二人の会話を一字一句、聞き漏らさぬようにメモしてました。そして、「平穏死 10の条件」をそのあと父は、本屋さんに注文していたようです。
人は、そのときの生き方とともに治療のやめどきを決めていいということをもっと長尾先生に言ってほしいです。不倫略奪愛に盲目になっていた8年前の私は、「やめどき」のその1だったでしょう。だけどこれからは、母親になるので、もし私がこの後再発をしたのなら、きっと、「やめどき」その10まで頑張るでしょう。
 (だけど、あの、最後のシーンは反則です。電車の中で号泣してしまいました。あの落ちはズルイ!)
 長文乱文お許しください。これからも応援しております。 
 FROM TSUKIKO(現在39歳、妊娠8か月目です)

Posted by TSUKIKO at 2013年12月01日 01:46 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ