このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

いろんなお便り

2013年12月30日(月)

毎日、毎日、がんもどき教信者さんからの嫌がらせと、賛同の声が同時に届く。
見知らぬ人からの手紙を開封する時、一体どちらなんだろうか?とビクビクする。
カルト宗教(古典も?)にモノ申すということは、命がけの作業であると感じる。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

今年は、本当のこと(真実)を伝える本を書いた結果、
相当な返り血を浴びた年でもあった。

しかしこれで救われた患者さんも沢山いるので、自分としてはいいことをしたと思う。
3万円のセカンドオピニオン外来の被害者たちの相談にもだいぶ乗らせて頂いた。

世の中には、いろんな医者や市民がいて、いろんな価値観がある。
法に触れない限り、あるいは法に触れるまでは何をやっても構わない国。

しかし医療には、倫理がある。
医師は高い倫理性を心得て、患者さんを妄言で騙してはいけない。

いまこそ臨床倫理が問われていると強く感じる。

来年は、そうした問題にさらにじっくり取り組みたい。

今日、社会医学研究所というところから会報のような印刷物が届いた。
所長の岡田怜一郎先生が私の著作について触れて頂いていたので驚いた。
http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/syakai131215.pdf
とても歯切れのいい文章なので、参考にして頂きたい。

なんと、うるさい、黙れ!で文章が終わっている。

ブックマン社からも読者ハガキが届いた。
http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/card131221.pdf
これも直球だ。

そうそう、鳥取県の細田庸夫先生という方からもエッセイが届いた。
「医療否定本とその否定本」という題。
http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/tottori_ishikaiho131209.pdf


最後に、一番気になってしかたがないのがこの投書。
文藝春秋社はこんな投書は絶対に載せないので、ここで再度、紹介する。
http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/tousyo131202.pdf
信者さんの夢を壊して申し訳ないが、これが現実だ。

この手紙の中に、
近藤氏は、「自分の売名行為のために極論を書いた」
ことが書かれている。

なお、週刊文春さんは煽るだけ煽って、私の往復書簡の提案を断わったのので
誤解無きよう。

仕方がないので、朝日新聞アピタルに年明けからボチボチ書いて行こうかと思う。

幸いなことに、マインドコントロールから解かれている人が出てきている。
がんとの付き合い方は多種多様なので、極論のみに単純化できない。

今、医療界と市民が一緒に考えるべきことは「近藤誠現象」の検証だ。
これも医療誌にじっくり書いてから市民に分かり易い言葉で伝えたい。

私の著書の批評に「近藤医師への反論になていない」という文章が並んでいた。
実は、そのとうり。当たっている。
私は、100%の反論なんてしていない。

私は反論しているのではなく、間違っている所は間違っていると警鐘を鳴らすだけ。
患者さんの悔しい気持ちをどう前向きに活かすかを書いたし、今後も提言していく。

後悔のないがん医療を、患者さんと医療者が一緒になって造っていこう!






 

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今、まさに実母の終末期の真っ只中にいます。
9月に上行結腸癌の末期、腹膜腺播、10月に抗がん剤治療を始めましたが、急変して大腸の一部に穴が空き、開腹手術するも手がつけられないほどの癌細胞で、患部を塞いでストマを開腹手術したキズ口につけました。それからだいぶ回復して、食事も口から取れるようになりましたが、母のストマにフィットする装具がなかなか見つからず、やっとストマの漏れを気にすることなく、在宅ホスピスのために娘の私のアパートに退院するという目標を立てて、昨年末に退院予定でしたが、退院前日に発熱、呼吸困難になり、絶食になり…ついに今日主治医から「本人の希望でもあるので、これから眠るようにして予後を過ごす時間を増やしますから、書類がありますので、至急来院お願いします」とのことでした。これからは日にち単位、週単位で急変することもあり得ますから、いつも連絡取れるように…そして使い始めたのがドミニカムです。意識レベルはだいぶ落ちますが、まだ多少なリとも会話が出来ます。他にフェニンタール、サンドスタチンを投与しています。母はかなり冷静に死を受け止めています。先ほども「あと2週間くらいかなぁ」と死期を語っていました。
私は母と9年間疎遠になっていました。気の強い母がとても嫌で、絶縁を母に言われて実家を出ました。それから9年間疎遠…10月始めに叔母からの電話で母の病状を知り、自分のためにも母のためにも今までの2人の間の溝を埋めたいし、このままじゃだめだと母の看病をしていました。ストマの替え方も看護師よりうまくなったと思います。点滴の作り方もシッカリ覚えました。

Posted by つばさひかる at 2014年01月01日 02:18 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ