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医者と患者のあいだ
東名古屋医師会の勇気
2014年02月11日(火)
医療は患者のためにある。
患者と医師(医療者)で成り立っている。
医師には医師会、患者には患者会がある。
医師会は医師のためではなく、患者の利益を護るためにある。
反論する市民もおらるだろうが、そういうことになっている。
一方、患者は患者会、あるいは家族会を作って勉強している。
時には、医師に提言をする。
さて、自分自身はどちらの立場だろうか。
もちろん医師会であり、長という立場を12年、委員という立場を15年やっている。
しかし患者会や家族の会の応援もやっている。
本を書いているので全国から患者の声が沢山寄せられる。
従って、医師の立場に立ったり、時に患者の立場にたったりすることがある。
日本尊厳死協会は市民団体なので、完全に患者の立場で発言する。
ある部分では、医療の悪い点を指摘するので医者から嫌われることがある。
一方、医師会の立場で発言すると、市民からはそっぽを向かれる。
仕方なく両者の仲を取り持つと、揺れるとか、ブレる、と批難される。
それが医者のやることか!と激しく批難する医者も一部にはいる。
何をやっても何を言っても、批難する医者がいる。
しかし医者と患者の間を取り持つことは、そんなに恥ずかしいことではないはず。
いや、本当は医者が率先してやるべきことではないのか。
本当は、医者は全員、リビングウイル協会に入るべきではないか。
人さまの命を預かる身であれば、己はどんなんだ、ということを示すべきではないのか。
日本医事新報に、「医師会こそ平穏死の市民フォーラムをやるべきでは」と書いた。
すると本当に、私を招いて平穏死を考える市民フォーラムを開催する医師会があった。
今日の午後は、東名古屋医師会主催で長久手で講演させていただく。
http://www.drnagao.com/pdf/lecture/20140211nagoya.pdf
私みたいなアホを呼ぶことに、医師会内部で相当な議論があったと想像する。
しかしその英断をして頂いた、医師会の役員のみなさまに心から感謝したい。
頑張って講演してきたい。
盟友、吉田一平(長久手市長)さんと4日ぶりで飲むことも楽しみだ。
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