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「ばあちゃん...」品切れ店続出

2014年03月18日(火)

「ばあちゃん・・・」の増刷が追いつかないらしい。
アマゾンも大きな書店も全部売り切れで私自身も買えない状態が続いている。
「発売1ケ月で4刷り、3万部突破!」と聞いて、丸ちゃんともども驚いている。
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アマゾンのレビューに、星ひとつをつけたひとがいたので読んでみた。
介護の現場の職員が怒って書いているようだが、笑ってしまった。
墓穴を掘るというか、本書の内容をより支持することに役立つ。



7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 介護へ無理解、偏見を植え付ける本, 2014/3/15
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レビュー対象商品: ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで! (単行本(ソフトカバー))
参考になるところもあるのだが、やはり福祉関係者から見ても出鱈目や許せない要素が多すぎるためこの点数にした。そもそも2人の対話を、何のチェックも無く本にするブックマン社の姿勢も疑問である。少なくとも他の福祉関係者に見せて、内容に偏見が無いかどうかぐらいはチェックするべきではないのか。内容は口語がほとんどを占める。エッセーならこれでいいが、まじめな介護の本がこれでいいのだろうか?ここまで客観性に欠ける独善的な本を出版していいのだろうか?

安直な問題行動を抑えるために投薬などをする施設が多いのは、確かに事実ではある。しかし、それを安直に施設を批判するのはいかがなものか?施設で見ている人は1人や2人ではない。どうしても安全面のために、仕方なくそうせざるを得ない施設職員の葛藤はこの2人には頭にないのだろうか?薬漬けにすることがいいことなど誰も思わない。しかし、転倒や無断外出による事故を防ぐ方法が今の施設の状況ではないからこそ、このような手段に出るしかないのだ。徘徊にしてもそう。愛知の鉄道事故についても、あれは何度もJR東海は遺族に事故の賠償について、何度も話し合いを求めたが、応じないための仕方なく訴えた。あの事故でJR東海や裁判所を批判しているが、ではあの事故の被害損額を利用客やJR東海に払わせるのはフェアなのだろうか?ましてや著者が言うような認知症事故保険は間違いなく介護保険料のアップを意味している。また裁判の中で指摘されていたが、本人が徘徊する可能性があるのに、事務所の玄関のブザーの電源を切っていた。その点を踏まえて、遺族側に瑕疵を認めている。
全般的に介護施設や在宅介護専門職への偏見や無理解が多すぎる。これが仮にも福祉に携わる人間の書くことかとプロ意識を疑う。在宅での介護保険負担限度額と施設の介護保険報酬(ホテルコスト、食費も含む)を混同している。これははっきり言って重大なミスだ。ケア会議(サービス担当者会議)に医療従事者を呼ばないことを批判しているが、医師などは呼んでも来ないことが多い実態はどう説明するのか?どうして施設のことをきちんと解っている人に監修してもらわないのだろうか?

介護施設に入ること自体が認知症になると、まるで介護施設に入れること自体が悪いことのように言うが、家族にとっては介護施設に入るしか解決法が無い場合もある。介護殺人と言う言葉が珍しくない今日この頃、家族にとっては特養こそ救いしかない場合もある。その場合も、この人たちはこんな無責任なことを言うのだろうか?ケアマネージャーが先々のために、本人が元気でも申し込みを勧めるのは当然だ。在宅生活ができていても、突然認知症が進行したり、一気に寝たきりになることは珍しくない。
ケアマネージャーが営利企業に雇われているからって、自分がしている介護事業に利益誘導をしたがるとか、医療系法人のケアマネの方がいいとか、一概にどこに属しているからいいケアマネとかそういうことは言えない。センター方式をほめそやしていたが、はっきり言ってセンター方式で認知症の問題行動が解決した例は、現場にいる限りまったく聞かない。そして医師の近藤誠氏を根拠もなく批判しているのもいただけない。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

著者の一人として以下、ひとつひとつお答えしてみましょう。
こんなことはあまりしないが、本書の内容が全く理解できないようなので解説する。

アマゾン上にはこんなことは書かない。
これは私の日記なので、書いてるだけ。

 
参考になるところもあるのだが、やはり福祉関係者から見ても出鱈目や
許せない要素が多すぎるためこの点数にした。
⇒許せないという理由だけで、星ひとつにしたのかい。
 図星だからと星ひとつをつけて満足する匿名さん。
 あなたが参考になるところとは、どこ?
 そもそも私も福祉に関係している者なのですが・・・


そもそも2人の対話を、何のチェックも無く本にするブックマン社の姿勢も疑問である。
⇒ブックマン社は、出版界の中でも特に社会的正義を重んじる会社だと思います。
 原稿は出版会社の責任においてちゃんと何重にもチェックされています。

内容は口語がほとんどを占める。エッセーならこれでいいが、
まじめな介護の本がこれでいいのだろうか?
⇒口語の本はいけないの? じゃあ詩集や小説もダメ??
 それに、これはまじめな介護の本ではありません。
 介護の在り方を命がけで論じている、告発本です。

安直な問題行動を抑えるために投薬などをする施設が多いのは、確かに事実ではある。
⇒おお!そんなに簡単に認めているが、いいのかい?
  ならば、冒頭の「出鱈目」という指摘こそが出鱈目だと言っているんじゃないの?
  すでに自己矛盾しているが。

しかし、それを安直に施設を批判するのはいかがなものか?
⇒安直ではなく、命を賭けて批判しています。
  あなたのように匿名で、公の席で好き勝手に非難するような人間とは違う。

施設で見ている人は1人や2人ではない。
どうしても安全面のために、仕方なくそうせざるを得ない施設職員の葛藤は
この2人には頭にないのだろうか?
⇒また、あっさり認めているけど、そちらこそ大丈夫?
 ということはやはりこの本に書かれていることはやっぱり真実だとのお墨付きだね。
 それを出鱈目と書く方が、出鱈目に思えるが・・・
 そもそも入所者の人権とあなた方の葛藤とどちらが大切なの???
 私は入所者さんの尊厳のほうが大切だと思うので、本を書いたわけでして。

薬漬けにすることがいいことなど誰も思わない。
しかし、転倒や無断外出による事故を防ぐ方法が
今の施設の状況ではないからこそ、このような手段に出るしかないのだ。
⇒ああ、また認めている。
 ちゃんとやってんじゃん。
 でも反省は無いの?
 少しはおかしいと思わないの?
 あなたも加害者に甘んじているけど、それはいいの?
 それはおかしいよ!というために本を書いたんだけど。


徘徊にしてもそう。
その点を踏まえて、遺族側に瑕疵を認めている。
⇒私はその判決が間違っていると言いたくて本を書いているのですが。
  あなたは、裁判所が正しいと思うなら、それでいいじゃないか。
  理不尽な牢屋の番人であればいいのでは。
  しかし私は間違えている!と言っているのがこの本なのですが。


全般的に介護施設や在宅介護専門職への偏見や無理解が多すぎる。
これが仮にも福祉に携わる人間の書くことかとプロ意識を疑う。
⇒介護職員の無理解が多いので本を書いているのですが。
 利用者や家族が犠牲にならないために書いているのであって
 介護職員のために書いているわけではありません。
 しかし介護職員の中には、本書を介護の教科書にすると言ってくれる施設も
 すでにいくつかあって、とっても頼もしく思っているところだ。
 でも君の施設では、何年待っても無理そうだね?


ケア会議(サービス担当者会議)に医療従事者を呼ばないことを批判しているが、
医師などは呼んでも来ないことが多い実態はどう説明するのか?
⇒やっぱり、医師を呼んでいないことをあなた自身も認めている。
 でも恥ずかしくないのかな?そんなケア会議。
 そもそも呼んでも来ない医者はその医者が悪いのは、もちろんだが。

どうして施設のことをきちんと解っている人に監修してもらわないのだろうか?
⇒きちんと分かっている人がいないので、書いているのですが。
 あなたが言う、「きちんと分かっている人」がいるならその人の名前を是非教えてください。


介護施設に入ること自体が認知症になると、まるで介護施設に入れること自体が
悪いことのように言うが、家族にとっては介護施設に入るしか解決法が無い場合もある。
⇒もちろん。
 しかしだからと言って、何をやってもいいというわけではありません。


介護殺人と言う言葉が珍しくない今日この頃、
家族にとっては特養こそ救いしかない場合もある。
⇒なるほど、殺人よりましか。
  でもよくもぬけぬけとそんなことを書けるな。
  私は殺人より酷いケースも見てきたけどね。


その場合も、この人たちはこんな無責任なことを言うのだろうか?
⇒意味がよく分かりません。
  あなたは単なる無責任。
  私は全責任を負って書いています。
  殺されるかもしれないと思わないと、こんな本当のこと書けません。
  

ケアマネージャーが先々のために、本人が元気でも申し込みを勧めるのは当然だ。
⇒そんなんもん当然ではない!と考えるので、こうした本を書くわけでして・・・


在宅生活ができていても、突然認知症が進行したり、一気に寝たきりになることは珍しくない。
⇒あなたが勤めるような悪い施設に入ればね。
  そもそも、突然進行したり、一気に寝たきりにならないのが認知症という病気だけどな。
  あなたは介護のプロを自認しているみたいだけど、まさかそんなことも知らないの?


はっきり言ってセンター方式で認知症の問題行動が解決した例は、現場にいる限りまったく聞かない。
⇒施設を出たら問題行動が無くなったという話は、毎日のように聞きますが。

そして医師の近藤誠氏を根拠もなく批判しているのもいただけない。
⇒近藤誠氏は、がんもどきやがん放置療法の先生であり、
  認知症ケアを書いた本書と何の関係も無いはずですが・・・
  なるほどあなたは、近藤教の信者さんだったのですか?
  本書は「真面目な介護の本」でして、がんもどきなどの妄想本とは
  まったく違う本であることを御理解いただければ幸いです。


結局、このレビューを書いた人は、こうした施設が沢山あること、そして
本書の内容が多くの現場で事実であることをを認めているわけだ。

私はあなたが誰でどんな施設に勤めているのか知らない。(知れない)
しかしあなたが怒りでこうして書けば書くほど、自分が勤務する施設が本書に
登場する「悪い介護施設です」と宣言しているようなものです。
それに気がついてくれたら、著者として嬉しい。

本書は、介護だけではなく、医療のおかしさも書いている。
別に介護界を責めているわけではないことも知ってほしい。

間違った認知症ケアが蔓延していることを問題にしている。

でも本書の正当性を証明してくれたこのレビューアーさんに感謝したい。
 
全国から「よくぞ書いてくれた」という声が沢山届いている。
そうした生の声に、この匿名さんはなんて言い訳するのかな?

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この記事へのコメント

今日の記事を読んで、介護の素人として感じた事、匿名レヴュアー氏、介護のプロだ、という上から目線的な感じの評価のような。
長尾先生の書かれているように、何だか論理の破綻がありますね。
素人が感じたままを。
丸尾さんは実際に在宅でご両親、兄上と介護、実習で介護施設での介護の問題点を怒り、儲けや自分の生活度外視で集い場を運営されている、長尾先生は身体を張って東奔西走、お二人共に介護施設、介護行政の問題点を分かりやすく過激に明らかにして下さり、介護をまず考えるには出色の本では。口語体がいかんなどと些末なことになぜこだわるのですか。私は、関西弁丸出しでの口語体文章だからこそ、お二人の覚悟を持った活動が伝わり、多くの読者の支持を得たのだと感じましたが。
介護施設は言うなれば商売、沢山詰め込み、最小限の職員で管理しやすいように、投薬、自由な移動を制限し、食事も入浴も決まった時間に流れ作業、であろうこともわかります。
しかし仕様がないで止まらず、職員さんが行動起こせないのでしょうか。何か言えばクビ!!でしょうか?研修をしっかり受けさせ、地域の人々や元気な高齢者を職員さん補助として人手を増やす、無断で外出は、地域を巻き込み、見守り隊的な活動をするとか無理ですか?行政も巻き込んで。
ケア会議に医師が来ないなら、押し掛けるなんてダメですか?
ケアマネさんが、本人が元気でも、先々のため特養申込みを勧めるのは当然だ、これはあなたは何様?ですね。他人が介護に口出しすることではないでしょう。本人も特養入所の意志があり、家族から、家庭の事情で在宅が無理になるかも、と相談を受けての助言ならまだわかりますが。
介護職の方は、安い給料で大変な仕事をされていることは良くわかります。どんどん問題点を告発して下さい、少しずつでも変化が現れるはずでは?

Posted by 小畑ふみこ at 2014年03月18日 11:37 | 返信

籠の中の鳥は鳥小屋を開けても出ようとしませんよ、出られませんよ。
そもそも外を知らないのですから。怖いのですから。

Posted by ままさん at 2014年03月19日 07:26 | 返信

「ばあちゃん介護施設を間違えたら~」読みました。母が最近特養に入所しました。
入所と同時に介護認定変更を出され、見事要介護5に。車いすで認知症で、4では対応できないと。
施設のスタッフさんたちは、いつも忙しそうで、フロアーに一人も珍しくなく、母がトイレに行きたいといっても、オムツですからとほっとかれ・・・。ブロイラーってうまい表現だなと。
箱はとてもきれいです。スタッフさんたちもまじめに対応してくださってます。
介護保険のしくみ、施設の役割・・・介護の事はわからないことだらけです。正直に施設に注文をつけたら、きっと母がやられると思ってしまいます。
どんどん特養が新設されてますが、もっと活気のある特養ってのぞめないんでしょうか。

Posted by りんちゃん at 2014年03月19日 04:43 | 返信

「ばあちゃん、もっと呆けるで!」を、一度は購入して、読んだのですが、うちは、人の出入りが多くて、そのたびに、本をかたづけるので、あっという間に、何処かの段ボール箱に入ってしまって、行方不明です。
またAmazonで、注文しなきゃいけないみたいです。
他の本はあるのですが...。

Posted by 大谷佳子 at 2014年03月21日 02:20 | 返信

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