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ドタバタの年度替わり
2014年04月01日(火)
診療が全部終わったのは、日付けが変わってから。(年度が変わっていた)
夜中のラーメン屋で、パソコンメールを見ながら書いている。
駆け込み需要ではないだろうが、駆け込み在宅依頼が相次いだ。
自宅に帰ってわずか3時間で家族が驚くほど元気になった人もいた。
普段は医師30人分の仕事をしているつもり。
しかし今日は、医師100人分の仕事をした。
たぶん、世界で一番働いている医師だと思う。
講演や執筆は、あくまで余暇の話で医師の仕事ではない。
外来も在宅も往診も事務も理事長業務も院長業務も・・・
やってもやっても仕事が来る、恐ろしい1日だった。
これだけの仕事量はちょっと異常だ。
その上に、様々な外部からの雑用が入る。
講演依頼だけでも今日だけでもいくつも断った。
断っても断っても、依頼が来るが、断っている。
もう、嫌われてもいい。
できないものはできない。
執筆依頼も断ってばかり。
受けた原稿の催促も毎日あるのに、新たなものは無理。
食事もゴルフも食事会も失礼ばかり。
ほんとうに良くない人生を送っている。
在宅医依頼も増える一方。
難しい症例が多い。
断っても断っても、別の依頼が来る。
断ることに慣れてきた自分が怖い。
楽しいが時間がかかる。
しかし遣り甲斐はある。
患者さんは喜ぶ。
亡くなっても、家族はお礼に来られる。
しかし自分の時間が無くなる。
よくライフワークバランスというが、私の場合は、ライフが無くワークだけ。
来客対応だけでも毎日大変。
会わないと暴れるわがままなお客さんもいるので、たとえ1分でも会う。
たとえ1人1分でも30人会えば、30分になる。
人間の時間は有限で、どんな人でも1日24時間しか使えない。
1日3時間の自分の時間は、100%自分のために使えない。
1週間のうち自分のために使うのは、わずか数時間くらいか。
だから1秒でも惜しい。
しかしその1秒が、想うように使えないもどかしさ。
本当は、理事長職、院長職に専念しなければ、法人が可哀そう。
しかし院内の仕事をする時間がほとんど無いので様々な問題が山積。
時間外や緊急の患者さんも多い。
それぞれがそれぞれも物語を持ちこんでくるが、もう限界を超えている。
というわけで、しばらくトーンダウンします。
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この記事へのコメント
祖父の13回忌、祖母の1年の法事が実家の赤穂でありました。
先ほど帰ってきて、子どもたちにご飯を食べさせて慌ててパソコンを開きました。
心配でした。
祖父、義父を病院で悲惨な死なせ方をしてしまいました。
祖母・伯父は母が在宅で看取り、近所のおばちゃんを私が在宅で看取り、素晴らしいお別れができたと思っています。
祖父、義父の苦しく淋しい姿が忘れられず、いまだに涙があふれます。
死に方、について私はずっと考えてきました。
両親も最後まで人間らしく、父母であり、おじいちゃんおばあちゃんでいてほしい。
大津秀一先生の本から先生を知りました。
随分勉強をさせていただきました。
先生、ありがとうございます。
体と心を休めてください。
といっても山のようにやることはあるかと思います。
祈っています。
Posted by 岡村典子 at 2014年04月03日 08:52 | 返信
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