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「抗がん剤を止めると苦しむ」と脅す医師たち
2014年04月08日(火)
がん対策基本法を作った、故・山本孝史さんも天国で泣いているだろう。
こんな医者が大量生産されるのは、「やめどき」を教えない教官の責任でもある。
「命と向き合って」
今、私の脚は浮腫で一人で歩く事が出来ない。この上ない不自由である。
振り返れば、平成21年12月に初期の子宮頚癌を発見し、再発をしない様に子宮筋腫2個と卵巣、子宮の2つ全摘手術を行い、昇進の時期で有った為、僅か1ケ月の入院で会社に復帰した。
実は、それが悪かった。昇進した私に山の様な仕事が溢れ、心身共に過労が続く中、平成23年11月に、大腸癌3期で30センチ切除と3つのポリープが見つかり、即入院、手術が待っていた。入院時には、病理組織を摘出したものの、結果は言わない主治医だった為、余り良い展開では無いと感じていた。
結局、退院後、リンパ節に浸潤しているため、化学療法、オキサリプラチンを使用した抗がん剤を体験したが、1度の点滴と3日の飲み薬だけで、吐き気、めまい、体温より冷たいものを持つだけで酷い痛みになる、膀胱炎、飲料水も飲みたくない、食べるのも、飲むのも、全てイヤで生きていたく無い、と感じ、抗がん剤を止めた。
次の診察時の抗がん剤を止めると主治医に言うと、やはり「抗がん剤を止めると死ぬ時に凄く苦しむ」と脅してきた。こちらも30冊以上の本を読破して勉強している。そして、この主治医とも訣別した。
平成24年5月に撮ったCTスキャンから、肝臓と肺に癌が転移している事が判っている。
この時から、今まで以上に大好きな仕事と旅を続けて、次に痛くなったら、医師の所に行くと決めた。時間はそう長くは無かった。
1年7ケ月の間に、土日も返上して旅をしてレポートを行う。代休が取られなくても旅に出る。身体は辛くても心は楽しい、素晴らしい出会いも沢山あった。
平成25年9月下旬、遂に転げ回るほどの傷みに耐えられず、尊敬する医師を目指した。決して悔いは無い、緩和ケアの現在は。
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こんな方には、拙書、「抗がん剤10のやめどき」を読んで下さい、とお返事する。
http://www.amazon.co.jp/%E6%8A%97%E3%81%8C%E3%82%93%E5%89%A4-10%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A9%E3%81%8D%E3%80%8D~%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%80%81%E5%BB%B6%E5%91%BD%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B-%E7%B8%AE%E5%91%BD%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%80%81%E5%BB%B6%E5%91%BD%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B/dp/4893088076/ref=pd_sim_b_3/376-3562788-0940256?ie=UTF8&refRID=0RYRV9NEZVDRJ8C4BDWC
答えは全部、本の中に書いた。
精魂込めて書いた。
どうかセカンドオピニオンを求めてこられる迷える患者さんには、
私の本をちゃんと読んでほしい。
正直、全部に対応していたら死んでしまう。
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