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初めての新聞書評

2014年05月24日(土)

一般新聞に初めて拙書の書評が掲載された。
20数冊も本が出ているが、はじめてのことだ。
はじめて世間で評価されたような気がした。
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リブロ池袋本店のカリスマ店員さんが書いている
5月17日の朝日新聞のBeの書評に載ったそうだ。←こちら

表題は、「満足死の準備、淡々と」、そして「看取りの時」となっている。
矢部潤子さんというカリスマ店員さんが書いている。

生まれて初めての一般紙での書評は、知り合いが教えてくれた。
「平穏死・10の条件」は、こうして評価されるまで2年もかかった。

素人が本を書くのは簡単だが、プロに評価されるのは結構大変
なのだなあ、とあらためて思う。

本を書いても、誉めてくれる人は極めて少ない。


暇なんだ。
儲かったのだからおごれよ。
まじめに仕事やれよ。
そんなに、儲けてどうする・・・

そんなことを言われるだけ。

本当のことを書けば書くほど、いろんな矢が飛んでくる。
貶されることは多いが、誉められることはほとんどない。

だから淡々と本を書いていくだけ。
それが自分の役割なのかな、とは思う。

ただ、遠くの見知らぬ読者からのお便りだけは格別だ。
手紙を読むだけで元気になり、明日への活力が湧いてくる。


先日、札幌で講演した後に懇親会への道すがら、ある偉い先生が
「長尾先生、平穏死できる人、できない人、っていう本は、実にいい本だね。
 あんないい本は私は見たことがないよ!」と言って頂いた。

それがお世辞や社交辞令では無いことは、そのあとも何度も繰り返してそう連呼され、
懇親会のあいさつでも同じことを強調されたことで、ビシビシと伝わってきた。

正直、とても嬉しかった。
尊厳死協会の人に書籍を誉められたのは、実はその人が初めてだったからだ。

リブロの潤子さん、ありがとうございました!
札幌の重鎮の先生、ありがとうございました!

と書いても届かないだろうが、心の中で深く感謝しています。









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この記事へのコメント

私も毎週朝日新聞Beの書評を見ているので、「あっ、長尾先生の本」と思いました。
いっしょに紹介されていた「ぶたばあちゃん」という絵本も、図書館で借りました。

Posted by 森のララさん at 2014年05月25日 09:53 | 返信

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