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一見さん、3000円~1万円

2014年07月12日(土)

ボッタクリバーの話ではない。
紹介状を持たない人が大病院を受診した時の初診料のこと。
今、国会ではこうした議論が続いている。
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・平成26年7月8日付大臣会見概要
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=200881
(記者)
 昨日の社保審(社会保障審議会)の医療保険部会で、紹介状を持たない患者が
大病院を外来受診した場合に定額負担を求めるということについては委員の意
見は一致したと思われます。医療機関の機能分化を進める方向は決まったんで
すけれども、ただ、いくら負担を求めるとか、初診・再診料を全額なのか、1
万円という意見も出ていますけれども、あるいは大病院の範囲とかでも意見が
わかれていますけれども、その定額負担の制度設計にあたって、重要と考えて
おられるポイントをですね、大臣の所見をいただければと思います。
 
(大臣)
 これは7日の医療保険部会の中で、プログラム法に則って御議論をいただい
たわけでありまして、今、目的といいますか、ねらいはおっしゃられるとおり
でございます。医療機関等々、本来持っているその機能というものを患者の方々
のニーズに合わせて十分に発揮していただくということを考えれば、大きな病
院に関しましては初診外来といいますか、紹介状なしの外来に関しましては一
定の整理というものが必要であろうということで御議論をいただいたわけであ
ります。範囲がどうであるかだとか、それから負担はどうであるかだとかとい
うのはこれからの議論になってこようと思いますけれども、いずれにいたしま
しても、病床機能の分化等々も含めて、全体の中での議論でありますが、本来
持っている医療資源というものを効率的に適切に御利用いただくということか
らしてみれば、フリーアクセスというようなことが言われております。我が国
の医療保険制度の中においても、この分というのは一定程度国民の皆様方にも
御理解をいただきながら、進められるのではないかというふうに考えておりま
して、どのような形になるか、これからしっかりと委員の方々に御議論をいた
だいて、最終的な御報告をいただきたいというふうに思っております。
 
(記者)
 昨日の医療保険部会の初診・再診料についてなんですけれども、プログラム
方にある初診・再診料の患者負担というものが増えるという方向性で変更がな
いかということと、その場合、所得格差が広がるという可能性もありますが、
それについてどのように考えてらっしゃいますか。
 
(大臣)
 所得格差が広がるということ等々、いろんな御意見があるのは事実ですけれ
ども、そういうものも踏まえてしっかり御議論いただくということになると思
います。いずれにいたしましても、医療と医療保険というものをしっかりと維
持していくということを念頭に、どのようなあり方があるかと。これは初診・
再診だけではなくてあらゆるもの、例えば入院の中においての食費の問題、こ
ういうものも含めて、負担感というものとそれから持続可能性ということを含
めて、ここは幅広にいろんな御議論をいただきたいというふうに思っておりま
す。
 
(記者)
 軽い症状の患者さんには地域の医療で地域の病院に行くべきだという方向性
で一致はしていると思うんですけれども、委員の中には地域医療で受け皿がな
いところがあると。医者の育成が必要だというような声もありましたけれども、
それについてはどのように考えてらっしゃいますか。
 
(大臣)
 基本的にはそのかかりつけ医といいますか、プライマリーケアの部分に関し
ましては、大きな病院というよりかは開業医の先生方も含めて、かかりつけ医
機能というものを充実をする中においてしっかりと対応いただく。それ自体、
特に高齢者の方々に関しては御承知のとおり、主治医制度というものも診療報
酬改定の中で導入したわけでありますけれども、そもそもいろいろと持ってお
られる慢性疾患、いくつかの慢性疾患というものを十分に理解をいただきなが
ら、主治医の方々が御判断されるというのがいろんなその疾病に関して総合的
に見ていただくという意味では重要であろうというふうに思います。そういう
意味からしますと、一つはこのかかりつけ医、主治医というものの機能強化と
いうものは進めていかなければなりませんし、総合診療専門医のような形の新
しいカテゴリーというようなものも今進めているわけでありまして、そのよう
な総合的に患者の方々の病状といいますか、身体の状態を把握していただきな
がら、より適切な医療機関等々にその後つなげていただくという役割というも
のは重要だというふうに思っております。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

では、患者はどうすればいいのか?
これまで病院と縁が無かったのに、大きな病気が見つかった人はどうすればいいのか?

そうした疑問に応えるための本を書きました。
「大病院信仰 どこまで続けますか」→こちら

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