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川崎市すずの会に学ぶ

2014年08月08日(金)

昨夜は川崎市を拠点に活動している「すずの会」の代表、鈴木恵子さんの講演を拝聴。
西宮にあつ「つどい場さくらちゃん」の丸尾多重子さんの活動ととても似ている。
とれからの地域包括ケア構築において、すずの会のような市民抜きで考えられない。

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すずの会
 
川崎市宮前区を拠点に活動しているすずの会の代表、鈴木恵子さんの講演を拝聴。
つどい場さくらちゃんの丸尾多重子さんの活動ととても似ている。
 
「すず」とは鳴らせばすぐに来てくれる関係づくり。
キーワードは「ご近所」。
 
平成7年結成で20年目に入る。
これは偶然だが、当院と同じ歴史。
 
毎月「ネットワーク会議」があるからこそ
草の根運動が行政も巻き込んで根づいてきたという。

 
来年からは予防給付は、市の裁量でやってもいい、となった。
すずの会のような任意団体やNPOの役割はますます大きくなる。
 
介護保険の市町村負担は12.5%
 
35%は自前だが、
裏を返せば65%は外から費用は来る。
 
今回の介護保険法の改正は、事業内容が
国から市町村の委譲されるということ。

財源の大半は国から来るのに運営は自治体に委譲。
つまり、他人のふんどしで相撲をとっていい、取りなさい!という改革。
 
川崎市は20ある政令都市の中で地域包括ケアのトップを走っている。

日本で初めて地域包括ケア推進室を作り総務部長が兼任している。

出生率が高いが
高齢化率が低く、死亡率も低い自治体。
 
宮前区の特養待ちは400人。
 
鈴木さんの言葉で印象に残った言葉、「鈴木語録」を拾ってみる。

「虐待」と言われるが必ず裏がある。
本当に虐待なのか?
頑張った結果かもしれない、という言葉に
鈴木さんの現場感を感じた。
 
わざわざボランテイアという名前をつける必要なんてない。
近所のおじさん、おばさんでいいのではないか。
 
すずの家は、NPOでも社会福祉法人でもない。
ただの任意団体。
 
それが地域包括ケアの中心になっているのが川崎市の現実。
 この現実を直視せずして、地域包括ケアを議論してはいけないと思った。

インフォーマルと言われたものが、
フォーマルをコントロールする時代。
 
それが地域包括ケアの時代、だと感じた。

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