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医原病、介原病のほうが多いのではないか?

2014年08月23日(土)

広島の土砂災害の報道に心を痛めている。犠牲者にはご冥福をお祈り申し上げます。
これからは、雨に心を奪われないように気を引き締める必要がある。
毎日、いろんなことで忙しく、台湾での日々が遠い昔のように感じる。
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帰国した途端に、緊急往診が多い。
1日数件~10件位のことも。

午前4時に寝ようとすると在宅患者さんから元気に電話が鳴る。
彼らは、午前4時に起床するのだ。

それから数件の電話の対応をしているともう眠れない。
まあ、どこかで寝だめをするからいいのだが。


朝日新聞アピタルに、柄にも無く気張って書いているせいもある。

妄想その1) 要介護「松・竹・梅」 →こちら

妄想その2) マルメ介護とマルメ医療  →こちら

妄想その3) オリンピックと認知症と徘徊町づくり →こちら


・・・これは今日も現在進行形であるが、1週間ていどでやめる予定。
こんなことしているから、時間が無くなるのだ。

感想を頂ければ幸いだ。
面白くなければ、すぐに止めて、従来の真面目路線の戻る。

さて、そんな中だが、毎日、認知症診療ばかりだ。
外来で3時間、在宅で数時間。

大暴れした、帰宅願望、暴言、事件などの対応策を聞かれる。
そこで最近つよく思うことが、2つある。

1)みんな前医から抗認知症薬が入っていて、周辺症状が酷い人は全員、中止を指示する。
 すると大人しくなるのだ。
 人によっては、2週間以上かかることがある。
 困るのは、みんな認知症を専門に掲げる医師から処方を受けていること。
 国の認知症対策は、そうした団体が指導することになっているが、空恐ろしい。
 是非、早急に、国の認知症対策委員会に河野和彦医師を入れることを提案したい。

2)介護者が、、認知症についてあまりにも無知。
 家族もヘルパーも、認知症の知識ゼロで認知症と対峙している。
 無知ほど怖いものはない、と毎日思おう。
 最大の悩みは、当人に「あなたは無知である」ことを伝えられないこと。
 そんな人に限って、絶対に本を読もうとしない。
 自分の考えに凝り固まって、なにか意地になっている。
 すなわち、無知介護がああ認知症を作っている側面がある。

1)は、医原病
2)は、介原病、といえる。

世の中の認知症問題は、実は、医原病と介原病の方が多いのではないか
という気持ちになる。

あまり悪口をいえば、自分に帰ってくる。
おそらく自分自身がこえまでやってきた認知症医療も多くの被害を与えてきたのだろう。

少なくとも、今後は、最低人畜無害、できれば有益な医療を提供したい。
そのためには、もっと勉強が必要だ。

実は、朝日新聞アピタルの「2020年の認知症ケア」には
そんな未来予想図も書いてみたいのだが、その前に、これまでの反応が気になる。


今夜は、長尾クリニックのプレ成人式がある。
そこでサックスとデユエットすることになっている。

有名人では東大の安富教授も来られる。
私も負けずに、ズラをかぶって対抗する。

明日は、午前中は、某有名人と某週刊誌の対談。
午後は、第1回日本看取りを考える会で講演する。→こちら


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

自治会活動をしていますと、「自助.共助.公助」と言われます。
野良猫問題でも、「野良猫問題は市民の責任だ」と言われて、少数の市民が猫の避妊手術をして、餌をやっていますが、その人達にも、石が投げられます。
「避妊手術をするはよいが、餌はやるな!餌やるなら、自分の家の中で飼え!餌をやるなら、家猫と言える」これは動物愛護センターの職員の、言葉です。
公助が無いのです。
介護問題も、「家族が、介護するのが当たり前!女の家族がいてはんねんから、ヘルパーは利用せんといて」と言われます。別居してたらヘルパー利用はできます。ここでも公助が無いのです。
我が町の市長さん自身は「びっくり」と言う、ご著作の中で「姑の面倒は、仲間にみてもらいました」と書いて有ります。
女性の家族が居ても、一週間に、一回くらいはヘルパーに来てもらってもよいはずと思っていましたけど。
一生懸命家族介護して、相続税を取られて、その税金は、大企業に貢がれるのですかね。

Posted by にゃんにゃん at 2014年08月23日 03:24 | 返信

2)介護者が、、認知症についてあまりにも無知。
 家族もヘルパーも、認知症の知識ゼロで認知症と対峙している。
 無知ほど怖いものはない、と毎日思おう。
 最大の悩みは、当人に「あなたは無知である」ことを伝えられないこと。
 そんな人に限って、絶対に本を読もうとしない。
 自分の考えに凝り固まって、なにか意地になっている。
 すなわち、無知介護がああ認知症を作っている側面がある。


上記はまったくご指摘の通りです。
ほぼ一言一句違わず事実です。これまで勤めてきた施設で
ご一者したスタッフ・職員100人くらいに共通して言えます。

介護者・介護現場が、認知症並びに認知症治療について
もっと正しい知識を持っていれば、介護現場は今よりずっと
楽になっているはずですし、本来なら避けられる不当な負担を
避けられます。

Posted by YOSHIKI at 2014年08月23日 11:03 | 返信

是非、早急に、国の認知症対策委員会に河野和彦医師を入れることを提案したい。
 
長尾先生、是非ともお願い致します。
 
マスコミ報道、認知症や介護関係の各施策団体が出す提案や情報に「コウノメソッド」
というキーワード、河野医師というキーパーソンが欠如しているが故に、現実的
戦略が提示できない状況が続いていると思います。

Posted by YOSHIKI at 2014年08月23日 11:12 | 返信

最低人畜無害 なるほど、

お身体お大事に
これから25周年目指して

Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2014年08月24日 10:03 | 返信

朝日新聞アピタル掲載の先生の『妄想』の感想ですが、現在進行形で読むのをすごく楽しみにしております。小説化しても良いのでは?と思えるくらい『その1』からグっと興味を惹きました。2014年(現在)を過去に捉えた内容は非常に面白く、そして実在するリアルな物事を織り交ぜる事によって『未来はこうなるかも?』と想像に難しくない現実味あるお話だと思いました。又、先生の豊かな感性は現場にも活かされてるのではないでしょうか。


私もコウノメソッド医療協力者としてこの春に登録させて頂いてる者ですが、先にコメント投稿されてるYOSHIKIさんのブログも拝読しており、この私も現場で感じてる事の多くはYOSHIKIさんの発信している事と共通する事ばかりで、実に鋭い視点をお持ちである事に日々関心しております。介護従事者として私達からも声をあげていかなければならないと強く思っています。


お話が逸れて申し訳ありません。
9/6に開催される朝日カルチャーセンター新宿での長尾先生の講演、予定が組めず結果申込みできなかったのですが、前述した『妄想』について直接先生に感想を伝えたかったです。それができず残念なのですが、どうか完結させて頂きたいです。楽しみにしております!

Posted by ハク at 2014年08月24日 08:45 | 返信

先日来、ベーカー脳腫なのか、膝窩筋炎になって、ひどい痛みで、掃除洗濯買い物調理が、痛かったのですが、やっと小康状態になりました。
私も介護保険を利用できるのですが、私だけは介護保険のお世話になりたくないと思って、保険証は棚上げしていました。
しかし、老老介護ですから、慢性の痛みや障害があれば、私も、介護保険のお世話になるしかありません。
膝窩筋炎のように、急激な痛みや、腫れがあって、直ぐ治療してしまえば、介護保険と言う訳にも行きません。兄弟姉妹が居れば、交代してもらえますけど。
介護者が元気であれば、在宅介護も、何の心配もありませんけど。

Posted by にゃんにゃん at 2014年08月25日 02:26 | 返信

右膝窩筋炎が完全に治ったら、右内側側副靭帯が痛み出しました。
やっぱり年齢なのか、体重○○kgのせいか、湿気のせいか不明ですけど、痛いところを治療してもだめだなあと言う気はします。自分のことばかり、申しあげてすみません。

Posted by にゃんにゃん at 2014年08月26日 02:31 | 返信

横紋筋融解症の初期症状も、手足の筋肉痛があると書いてあるので、ちょっと薬の飲み過ぎもあるのかしら。
最近、肩こりや腰痛も、ヘンな痛みがあるような気がします。
気のせいかもしれませんけど。

Posted by にゃんにゃん at 2014年08月27日 03:07 | 返信

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