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がんもどき、放置療法への反論サイト

2014年10月13日(月)

キンスマでがんもどき理論やがん放置療法が報道されてから再び話題になった近藤さん。
このブログや本や講演やアピタル等で何度も何度も説明してきたがまだ迷っている人が多い。
最近、近藤理論の誤りを解説したネットサイトが増えてきたので、充分に参考にして欲しい。
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エビデンスという言葉の意味が分らないような人が
「間違っているというエビデンスを示せ!」と迫って来る大変な時代。

「だから、コロッと騙されるんだよ」と心のなかで思うものの、
一旦刷り込まれた洗脳を解くのは、某宗教と同じで極めて困難だ。


近藤説への反論サイトが増えてきている。 一覧表は  →こちら

分り易い説明のサイトも。
データ捏造の詳解をしてくれている。 →こちら

数字のマジックを分り易く解説も →こちら

キンスマの報道姿勢を問題視するサイトも →こちら


やっといろんな声があがるようになり、疑心暗鬼だった人の中には
目覚める人が少しずつ増えてきたのではないか?


率直に言って、信者さんにはたいへん申し訳ないのだが、
・がんもどき理論と
・がん放置療法は、
私に言わせれば都合のいい捏造解釈をベースにした”仮説”、”極論”であり、
肝腎の教祖さん自身もそれに気がついていないので、読者が気づくしかない。


では、小保方氏のSTAP細胞騒動とどちらがタチが悪いか?

小保方さんの場合は、
・日本の真面目な研究者の名誉を傷つけ、日本の科学研究に多大な被害を出した
・笹井さんが自殺した、という犠牲を生んだ。

近藤さんの場合は
・本を鵜呑みにした、若くて助かるがんを放置した犠牲者が、今も出ている
・医療現場の良心的な医療者に、無用な負担を強いた結果、患者さんが損をする


どちらもどちらなのだが、
・小保方さんは、真理の追求をする科学者
・近藤さんは、患者の命を助ける医者、と立場がやや異なる。

STAP細胞は、捏造が色濃くなった現在、マスコミは
・小保方さんを持ちあげる報道はもはややらない、のに対して
・近藤さんを持ち上げる報道は今も続いている、という不思議。

つまり
近藤さんは、マスコミが意図的に利用しているのだ。
つまり、本が売れてTVの視聴率が上がりさえすれば、企画は大成功なのだ。

マスコミは利益優先で、報道内容の真偽などどうでもいいのだ。
報道コンプライアンスなどなど、がん医療においては無いのだ。

文藝春秋社では、英雄扱い。
キンスマでも、英雄扱い。

過剰医療の戒めは、いいことだ。
しかしその副作用で救われるべき命が奪われたらダメだ。

「近藤誠現象には医療界は反省すべき」と何度か書いてきた。
医療界には反省すべき点が沢山ある。

ただ、極論を鵜呑みにして死んだら、それはそれで罪深いこと。

それで、せっかく助かる人まで命が奪われるのだから
私は大変悪いことをやっているマスコミだと、思う。

本人は、自覚症用が無いわけだから、結局は
マスコミが捏造記事を助長してきたことになる。

すなわち、近藤説を持ちあげてきた全マスコミには
大きな反省が必要だと思う。

捏造報道がなかば常習化している朝日新聞においても、以前、近藤本が堂々と
紹介されていて腰を抜かした事を思い出すが、こんなトンデモ記事を平気で書けるのがメデイア。

追求すべきは、これだけ捏造が明らかになっているのに
誤報、偏向報道を認めない、メデイアやマスコミであると思う。

○○賞という文学賞まで与えて、でっち上げ報道を続ける出版社が
早く目覚めることを期待して、こんなにしつこく文章を書いている。

おかしいことは、おかしいと言いたい。
そして犠牲者が増えないために、書いている。

拙書、「医療費定本に殺されない48の真実」、の最後にも書いたのだが、
医者に殺されても
放置療法に殺されても、いけない、のだ。

近藤さんは、独自の極論で愚弄する有名な人。
私は、当たり前の中庸論で警鐘を鳴らす凡人。

本屋ではこうなってると。 →こちら

あるいは、こうなっていると。→こちら

PS)

台風で、家の中にいる人が多いだろうから
放置療法について、何本か書いてみた。

まだまだ言えていないことが沢山あるので、
続編を書こうかな、という気になってきた。

この4日間(10月10~13日)に
朝日新聞の医療サイトに書いた記事も、是非、ご参考に。 →こちら
 


 

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