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つどい場さくらちゃん沖縄ツアー

2014年10月30日(木)

今年のつどい場さくらちゃんの旅行先は沖縄だった。
2日目の夜に、30分間の余興をさせて頂いた。
一夜限りの残波岬の想い出と写真です。
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一夜限りの残波岬

 
一昨日は、NPO法人つどい場さくらちゃん主催の
沖縄ツアーに一晩だけ飛び入り参加しました。
認知症の人と家族、介護者ら総勢約40名が空を飛んだ。
 
例年、同様に北海道に旅行しておられますが、今回は
2泊3日の沖縄の旅でした。
私が診ている患者さんや介護者も何人か参加されました。
 
要介護5で歩けない方も参加しています。
たとえ歩けなくても車椅子に座れれば飛行機に乗れます。
今の飛行機は寝たきりや障害者の人でも乗せてくれます。
 
要介護者の旅行ですから、ゆったりしてます。
今回の宿泊は、2泊とも残波岬ロイヤルホテルでした。
私は、サプライズ余興のため、2日目の夜にお邪魔したのです。
 
大阪から那覇まで2時間、そしてレンタカーで1時間半。
午前中の診療と午後の往診を終えて、分刻みで移動して予定どうり無事到着。
20分間で着替えとリハーサルをして、予定の19時半ジャストに宴会場に。
 
カツラと帽子とサングラスで変装して30分間昭和歌謡を10曲歌いました。
約半数の人が地元の売れない下手なお笑い芸人だと思っていて大成功でした。
2年前の伊勢神宮への旅行の時は宴会だけで、なにか物足りなかったのです。
 
そこで今回、思い切って飛びました。
 
昼すぎに帰阪して、何く食わぬ顔で産業医業務、往診、そして夜の診療でした。
診療後も、往診、そして行政の方との会議などで全てが終わったのは午前2時。
結局、残波岬の海を眺められたのは、朝食時の30分だけでした。
 
30分の余興と30分のホテルの朝食会場からの絶景の計1時間の旅。、
たったこれだけの事に沖縄まで往復している自分は”アホ“でしょう。
2年前の元旦に黒田裕子さんに呼ばれての気仙沼の被災者訪問も同じ。
 
今回、有岡富子さんという99歳の要介護5のばあちゃんがいるからです。
富ちゃんが在宅主治医の私を認識しているのかどうかはよく分かりません。
富ちゃんはだんだん弱っているので、沖縄に行くのは最後かもしえません。
 
もちろん、富ちゃんより私のほうが先に逝くかもしれません。
一昨日の夜に、富ちゃんと沖縄に一緒に居ること自体が“奇跡”に思えました。
そんな実感を得るために、一夜限りの沖縄行きを決めました。
 
人生は、こうしたサプライズのためにあるのでしょう。


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もっと見たいといいう方には、2日目の午後の写真をごらん下さい。
たくさん撮ってくれた国見カメラマンに感謝。

2日目後半 →こちら
 
さらに見たいというリクエスとがあれば、もっとご紹介します。

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この記事へのコメント

ホントに素敵なドクターですね(^^♪10曲もの歌をぜひとも聞きたかったものです♪2日目の写真の数々も素敵に撮れていて楽しかったです♪

Posted by あい at 2014年10月30日 04:18 | 返信

10曲のリストが気になります~
衣装のイメージからすると、ジュリーも歌われたのかな?

Posted by バンブー at 2014年10月30日 11:27 | 返信

本日、10/30日付けの長尾先生のツイートが ”超”熱い!!
私はツイートをやっていないので、フォローできなくて、歯がゆい思いです。
頑張れ!! 長尾先生!!

Posted by もも at 2014年10月31日 10:04 | 返信

凄いエンターテイメンターですね。
『アピタル』でも、機中、障害者にさりげなく、声かけされているご様子が、うかがえます。
先週見た、岡山大病院大藤剛宏医師の、肺の左右反転移植手術。
縫合を終えた医師が、患者の新しい右肺を、やさしくさすっておられました。
この様子を、近所の開業医に話したら、「ぼくも、若いころ、乳がん切除したら、肺などに播種が見られたので、手術後掌でさすり、真剣に祈ったものです。その後、なぜか播種が消えました。宇宙の不思議です。以来、手術後は、祈りながら、患部をさすっています。」とのことでした。
まさに、摩訶不思議ですね。
長尾先生は、よく≪偶然の一致≫(共時性)のことを感謝されています。そのたびに「偶然とは、必然と必然の交差点である」というロシアの歴史家の言葉が想起させられます。

また、先生は、≪動物は徘徊するものだ≫と強調されています。
ぼくも、日々、幼いこどものひとり歩きに遭遇します。
建物の陰でママ友がおしゃべりされているときは、こどもに声かけすると、不審者とみなされるので、とりあえず、車の通過に気を配ります。
車いす「障害者」も、ひとりで徘徊します。ひとりで、行き慣れた公立図書館にも行きます。
ある日、館員がその高齢者を、別室に閉じ込めて施錠し、トイレ要求も無視し閉館時間まで「監禁」しました。
その人は、110番して、やっと解放されました。
ぼくにも本人からTELがあり、あわてて迎えに行きました。
館員は、最後まで、罵声を上げていました。事情が分からないぼくも、叱られました。
その人は、何十年も通っていた、その図書館に、もう1年以上も、行けていません。
渡る世間の、ひとり徘徊も、どこに、落とし穴が待っているか、分かりません。

Posted by 鍵山いさお at 2014年11月01日 01:51 | 返信

鍵山いさお様
何故公立図書館の館員はその障害のある高齢者を閉じ込めたのですか?

Posted by 大谷佳子 at 2014年11月02日 02:27 | 返信

大谷佳子様
お尋ね、ありがとうございます。
館長や生涯教育担当課長からの文書回答が未だないそうです。メモ類も没収されたまま、返却なし。
逮捕監禁罪の時効まで、完黙するつもりなのでしょうか。
トラブルには、双方の言い分があるでしょう。
出迎えに行ったとき、ぼくを叱った館員は、「声をあげ他人に迷惑をかけた」と叫んでいましたから、図書館の神聖な静穏を破ったと、言いたいのでしょう。
その人は、十数年、いや数十年、その図書館に通っていますし、お蔭で出版できた本が2冊も、その図書館の蔵書になっています。
その数か月まえ、寄贈した新刊本は、「誤って、ゴミ箱に入れてしまった」そうで、抗議しても、平気の平左。
トラブルには、かならず、伏線というものがあります。
この図書館にも、≪ようこそ、図書館へ≫という看板がかかっていますが、この看板には、偽りありです。

五木寛之さんは、「私は子供のときから両親の学校の図書館の本などを読んでいたが、本を読むというのが孤独からの最大の逃避である」とのべています(『孤独の力』)。
いまや図書館は、夏も冬も、年寄りで、いっぱいです。五大紙は、取り合いです。
ぼくもそうですが、年寄りは、耳が遠くなり、つい発声が大きくなりがちます。
館員は、正規公務員もおれば、非正規みなし公務員もいます。たぶん後者の方が多いでしょう。
正規であれ、非正規であれ、公務サービス業を、なんたるものか、分かっていない館員もいます。
規則で縛りをかけ、来客者を統制して、権力のうまみを、感得したい者もいます。
声を上げたり、水でも飲む客が居れば、出番到来、嬉々として、お出ましになります。
つい最近、年金事務所で、窓口の非正規職員と来客者(ともにご同輩)が、同時に切れてしまい、大変な事態に。
けっして、仲裁に入ってはいけません。
ながながとグチッぽい話になり、もうしわけありません。
でも、いくらなんでも、逮捕監禁はいけないでしょう。
ぼくなら、閉館時間まで我慢できず、やむおえず尿漏れをおこし、器物損壊罪で警察に引き渡されたことでしょう。

鍵山いさおから大谷佳子への返信 at 2014年11月02日 12:19 | 返信

お返事有難うございます。
良く分かりませんが、何にしろ公務員が感情的になって、裁判官になって判決を下して、個室に軟禁する等と言うことは、してはいけない事ですね。
時がたてば、他の人達からも、苦情が出るのじゃないでしょうか。
鍵山様は、ソーシャルワーカーをなさっているのですか?

Posted by 大谷佳子 at 2014年11月02日 02:19 | 返信

最近、視力障害者の女子高生の後ろに回って、足を蹴った男性が逮捕されたと聞きました。
世の中イライラしている人がより弱い立場の障害者の当り散らす世の中なのかもしれません。
お互いに気を付けて、あんまりイライラしないようにしたいですね。

Posted by 大谷佳子 at 2014年11月03日 12:20 | 返信

ご関心いただき、ありがとうございます。
ぼくは、ソーシャルワーカーではありません。零細企業主の方々の便利屋さんみたいな仕事をしています。
年金がしれているので、日銭をいただき、生涯現役をめざしています。

監禁された当人は、その後1年半近くになりますが、1日も外出(徘徊)できず、事実上寝たきり状態です。取材の網を張ることも、アートの筆をとることもありません。電話の電源も切ったままです。
事件の本質はまったく違いますが、かの中村元が、出版社に預けた佛教大辭典の原稿が亡失するというほどの、衝撃があったにちがいありません。
HbA1cも、5から11になりました。赤血球数が上限を大幅に上回っているから、これはこれで、身体宇宙の神秘、「代償作用」だと、科学的に?、とっているようです。

さて、長尾先生ブログなのに、このコメント欄は、先生の背中を押しているのか、先生の足を引っ張っているのか。
気がかりながら、追記投稿します。

鍵山いさおから大谷佳子への返信 at 2014年11月03日 03:44 | 返信

鍵山様、その方は、私が思っているよりひどく傷つかれたのですね。
単に、障碍者というだけで、そのようにひどい扱いを受けたのならどこかに報告したいものですね。
何が起きたのか、証拠もありませんけど。
最近、世の中には、驚くようなひどい話があります。
周囲がサーっと証拠を隠してしまうので、どうしようもありません。
そんな事を私も目にすることがあります。
介護保険が出来てから、弱い立場の人が簡単に「アルツハイマー」と診断されて施設に入れられてしまいます。私の叔父もそうでした。
私は、気持ちとしては長尾先生を応援するつもりで、コメントを書いているのですけど、結果としては長尾先生の足を引っ張っていることが多いみたいです
だから何も書かない方が良いのかも知れませんけど、依存症なのかついついコメントしています(笑)。

Posted by 大谷佳子 at 2014年11月05日 03:19 | 返信

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