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坂の上ファミリークリニックが来尼

2014年12月18日(木)

昨日は、浜松の坂の上ファミリークリニックのみなさんが見学に来てくれた。→こちら
小野先生は今年の日本在宅医学会の大会長を務められたニューリーダーである。
当院の外来診療と在宅医療、そして尼崎の下町をとくと見学して頂いた。
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小野先生は、真面目、実直な先生。
心臓外科医出身の在宅医。

訪問看護師、栄養士さんとともに始発電車に乗って
尼崎まで見学に来られた。

昼には、歓迎昼食会があり、当院のスタッフ達と
楽しく交流させていただいた。

坂の上ファミリークリニックは、在宅専門クリニックではない。
外来診療と在宅医療の両方を行っている。

規模的には、当法人より2~3倍大きい。
おそらくミックス型診療所としては、日本最大規模ではないか。

私としては、そんな法人の理事長と本音で意見交換できて有意義だった。
小野先生たちに勇気、元気を頂いた。
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12月18日(木) 室内に居たほうが得
 
特に北海道や北陸地方のみなさまは異例の寒波で
たいへんな想いで毎日を過されていると思います。
心からお見舞い申し上げます。
 
昨日は尼崎でも初雪が観測されました。
外来診療では、血圧が普段より20以上高い人が
続出していました。
 
これだけの血圧変動は、たいへん危険です。
不整脈や脳卒中の引き金になりかねません。
不要不急の外出を控えることを本気でお勧めしました。
 
昨日は今年の日本在宅医学会の大会長を務められた
浜松の坂の上ファミリークリニックの小野先生たちが
見学に来られていたので、一緒に尼崎の街を回りました。
 
気温2度でも身体が震えます。
屋内に入ってもすぐにオーバーが脱げませんので、北国の人は
どうやって過ごしているのだろうか、と思っていました。
 
一方、在宅患者さんの部屋は暖房が効いていて実に快適です。
室内にいると、外の寒さがウソのようです。
こういう日は外出を控えたほうが絶対に得だと思いました。
 
こんな気候のもとでは、病気より、事故対策です。
転倒をはじめ、トイレや入浴中の事故が急増しています。
前述のように急激な気温の変化に血圧調節が対応できないのです。
 
こんな時は、通院を控えたほうが得策かもしれません。
無理をして転倒するより、往診を依頼したほうがお得です。
1割負担の人なら往診料は1000円弱です。
 
実際、昨夜も遅くまで往診や看とりに対応していました。
行く先々で訪問看護師も深夜まで一緒に対応してくれました。
寒いけど、お互い心は温まります。
 
今日は、大阪府立成人病センターで平穏死の講演をします。
がんセンターのお医者さんに町医者が講演するなんて
一昔前では考えられないことで、大変光栄なことだと思います。

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この記事へのコメント

 "医療法人社団 心" ホームページを拝見しました。
羨ましくて、ため息が出ちゃいます。知りたい内容が全て網羅されたHP、実際に診療から介護、看取りまでの、全てかゆい処に手が届く充実ぶりに「参りました!」と申し上げたいです。老健も開業予定でおられる御様子もあり、まさに理想郷。長尾先生が、常々仰っている『医師が多職種連携を主導する役割』の実現とも...。(遠く離れた関東からの書き込みなので、悠長に畏れ多くも評価まがいなコメント、失礼を御容赦下さいませ。)
 市民の立場で、これまで見てきた我が地元の変遷ですが、2000年前後に突如、急速に出現した老人介護関係施設は、"まずは箱物"だったような気がします。医療、福祉とは全く無関係な異業種の参入。資本のある処へ行政からの働き掛けでもあったのでしょうか? ずっと違和感を感じていた部分でありますし、その部分が問題の根っ子のようにも思えます。
 
 以前、”移住フェア" イベントを見学したことがありますが、熱心な各地元アピールの説明を聞き、こちらも夢が膨らむような心境になり、楽しく過ごしました。これからの時代は、介護や自分の老後を見据えて、福祉環境の充実さが、移住を決断する条件として、大きく左右する事になるのでしょうか。
 

Posted by もも at 2014年12月19日 01:04 | 返信

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