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安倍総理のアメリカ議会での演説

2015年05月01日(金)

安倍総理のアメリカ議会での演説をどこか複雑な想いで聞いていた。
「日米同盟強化」と胸を張っているが、植民地化が進むだけではないのか。
郵政、農業は既に終わり、そして医療まで持っていかれそうな気がするのだが・・・
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安倍総理はリーダーの演説としては上手な演説をしたと思う。
米国議会にとって都合のいい話をして、拍手喝さいを浴びた。

映像は過去のどの総理よりも、立派だった。
多くの人は、いいリーダーを持ったと胸を張ったことだろう。

しかし今回の演説は日本国民にとって得だったのか?損だったのか?
従来からのポチ外交を進化させただけ、に感じたのは私だけか。

民主党は「国会で議論していないものを外国で勝手に約束するのは
ケシカラン!」と強く反発しているが、普段のテイタラクで心に響かない。

安倍総理の演説を聞きながら、
・辺野古移設
・原発推進
・医療分野のTPP、などの重要案件は、もう後戻りできないな、と感じた。

いや、米国で演説してもしなくても何も変わらないのかもしれない。
すなわち占領政策は、米国の意思で粛々と進められているだけなのだろう。

過去は過去として認めあい、今後の良好な関係を築くとしても
なにか釈然としないものが、残る。

例えば以下に示す西村真悟氏のブログのようにベタ誉めする気にはなれない。
私は、日本古来の大切なものが奪われていくような気がしてならない。

安倍総理や西村真悟氏は、保守の愛国政治家として位置づけられている。
しかし本当にそうなのだろうか?という疑問が離れない。

世界戦争に巻き込まれないのかな?
海外で人を殺すことに加担しないのか、と心配でならない小心者なのだ。

私(昭和33年生まれ)は、日本の歴史の中で最も幸せな時代を生きてきた。
・戦争を知らない
・極貧は無く、そこそこ豊か
・バブルも味わった

だから、ゲバ棒を振らなくても、楽しく生きてこられた世代だ。

しかし、今日、18歳の大学生たちに「終末期医療」の講義をしながら、
「この子たちは可哀そう」だと感じた。

2週間前に「超高齢社会」について講義した時も同じことだった。
すべてのツケを、彼やに負わせようとしている私たちの世代の自己矛盾を感じた。

私のような50歳台が、もっとはじけないといけないのでは?
はじけなかったから、どんどん悪いほうに行く??

はじけるとは=本当のことを言うこと。
今の日本は、嘘だらけに感じるのは私だけか。

みんなウソで生きている。
ウソでないと、生きられない現代!?

ウソのバブルが弾けるのも時間の問題?
心配しても変わらないのに、心配ばかりしている。


まあ、平和なGWを精一杯、楽しもう!
といっても、日夜を問わず、仕事なのだが・・・

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西村眞悟の時事通信
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安倍総理、よく健闘されたなあ   平成27年4月30日(木)
 
本日未明から安倍総理のアメリカ上下両院合同会議での演説を聴いた。
その感想は、「よく健闘された」である。
 
マスコミは、中韓にご注進して、想定通りの返答を引き出し、いろいろ彼らの不満を載せるであろうし、
評論家や「学識経験者」の小姑のような感想を伝えるであろう。
従って、それらのマスコミに触れないうちに、以下、書いておきたい。
 
テレビカメラは、安倍総理の入場前のアメリカ議会の議場の様子を、かなり長い間、映しだしていた。
そして、安倍総理のスピーチの最中に、度々立ち上がって拍手する議員達の状況も映された。
それを見て、思い出したことがあった。
それは、下院議員選挙に落選して選挙区のテネシーからテキサスのサンアントニにあるアラモの砦に
行って戦死したデービー・クリケットと幕末に日米修好通商条約批准書交換の際に、
咸臨丸で太平洋を渡ってアメリカを訪問し、議会を見学した勝海舟や福沢諭吉、
そして通訳のジョン万次郎らの徳川の訪米使節団のことだ。
 
デービー・クリケットが死んだのは一八三六年で、訪米使節団は一八六〇年にアメリカに行った。
デイービー・クリケットの時代のアメリカ議会の議場には、アライグマの毛皮の帽子をかぶり、
猟犬を連れて議場に入る議員や銃を持って入る議員がうようよいた。

その三十年後の咸臨丸の連中は、同じ議場を観て、次の感想を伝えている。
 「筑地の魚市場のようだ」と。
 「筒袖を着た男達が、筑地の魚市場のように、立ち上がって手を振り回して何かわめいている」
 
本日未明、安倍総理が演説している同じアメリカ議場を見て、これら昔の情景を思い出しながら、
これはやはり、オペラ観劇のノリ、だなあと思った。
西洋の観劇では、ご承知のように、山場が来ると立ち上がって拍手する。
 
そして、安倍総理は、彼らのこの観劇のノリに上手く合わせていた。
ちなみに、我が国の議場は、オペラ的ではなく、やはり歌舞伎的もしくは文楽的で委員会室は能楽的だ。
皆、立ち上がることはなく、議場では時々「高島屋ー!」的な呼び声が上がる。
 
本題に入って、
安倍総理の演説は、議員諸侯が立ち上がる場面を仕組んでいた。
その最も適切な点は、日米同盟の意義と重要性を位置付けるにあたり、
お互いに敵味方となって戦ったことを明確にして、
その上で、
その戦いのなかで戦没したアメリカ軍将兵に対する尊敬と慰霊の思いを述べたことである。
これは彼らに、日本との熾烈な戦争と日本軍兵士の死を恐れない敢闘を思い起こさせ、その上で、
ナポレオンが言った言葉を思い起こさせたであろう。
「余は、優柔不断の味方よりも、果敢な敵を愛する」
 
日米同盟とは、かつて敵味方となって戦った者同士の、強固な同盟だ。
これを彼らは確認して、立ち上がって拍手した。
安倍総理は、彼らを立ち上がらせたわけだ。
 
オバマ大統領のアメリカは、年々軍事予算を削減せざるを得ず、
反対に中共は、年々経済成長を続けて軍事予算を二けたの割合で増額してきている。
そして、アメリカにとって換わって、
アジアからアメリカの影響力を排除しようとする野望を露骨にしてきた。
この状況を前提にして、安倍総理は、アメリカの心細さを理解したうえで、
「日米軍事同盟」の強化に言及し、
経済においても、日米を合わせれば、追随できない世界最大の規模ではないかと訴えた。
これは、日米を取り巻く国際状況の中で、適切な指摘である。
 
そこで、大東亜戦争について、如何に考えているか、つまり、「歴史認識」についてであるが、
 
安倍総理は、前記のように、
ともに敵味方として戦った日米の歴史に触れて、アメリカ戦没将兵を慰霊するとともに、
傍聴席を指さして、そこに、アメリカ軍もその勇戦敢闘を讃えた硫黄島守備隊の栗林忠道中将の
孫である新藤義孝衆議院議員と、その硫黄島を猛攻したアメリカ海兵隊の将軍の二人が
仲良く並んでいるかつての敵味方の姿を示した。 
つまり、かつて戦った二人が手を組んで並んでいる現在の日米両国の姿を象徴的具体的かつに示した。
 
これは、ええ。これで、ええんだ。
お互いに戦った者同士こそ、ナポレオンが言うように、真の友情が生まれる。
安倍総理の硫黄島の戦いへの言及は、
この「友情」の世界のなかに、日米両国があることを、
アメリカ議員諸侯に傍聴席を指さして示したのだといえる。
 
ここで、マックス・ウェーバーが、
戦後の心構えとして言ったことも書いておこう(「職業としての政治」)。
「男らしく峻厳な態度をとる者なら、戦後になって「責任者」を追及するなどという愚痴っぽいことはせず、
敵に向かってこう言うであろう。
『われわれは戦いに敗れ、君たちは勝った。さあ、決着はついた。』
 ・・・これ以外の表現は総て品位を欠き、禍根を残す。」
 
つまり、安倍総理は、七十年前の戦争に関して、未だに謝罪せよとか金をよこせとかいう中韓の姿は、
男らしくない、品位を欠き、禍根を残す、ということをアメリカ人に暗に示したといえる。
そのうえで、「痛切な反省」は表明した。
これで、ええ。
 
 ・・・少々、不満は残るが、
「反省」は使わずに「痛切な思いで振り返る」にしておいたらどうか。
その証拠に、
日本のマスコミは、この「反省」に飛びついている。
日本のマスコミが、ここに飛びついたということは、
「中韓さん、ここに飛びついてください」というサインであり、
「では、そこに飛びつきましょう」ということではないか。
例の、「反省しておるんなら、誠意を具体的に示せ」という論法である。
うるさいあいつらに、エサを与えるようなサービスはもう必要ないんだ。
終戦直後、小林秀雄が言ったように、反省もへっちゃくれもあるか。
 
以上、大まかであるが、感想を書き込んだ次第。
安倍晋三内閣総理大臣の、アメリカ議会での演説は、上出来であった。気迫もあった。
再度このことを強調しておきたい。
 
それにしても、
アメリカ議会の前で一群の韓国人がプラカードを持って立っている映像を見た。
そのプラカードには「Remember Pearl Harbor」とあった。
憐れな奴らだなー、
無視する以外に手の施しようがない。

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この記事へのコメント

色んな闇の噂もネット上では広まっていますが、シナリオ通りに動きをしている様に思います。
若い世代の未来も明るく想像を描く事ができず、半ば気の毒にも思えるのは長尾先生だけではないと思います。
本当におかしくなってしまいましたよね。

Posted by ハク at 2015年05月01日 07:40 | 返信

小学校6年生が60年安保闘争の年で、クラスの女の子と「安保賛成か、反対か」で討論をしていました。私の両親とも神戸高校出身で、樺美智子さんの先輩になるので「樺さんがかわいそうだから、安保反対」と言っていたので、私も反対でした。
大学が、母が市民会館で受けた講座で気に入った教授がいて、勧めてくれた大学が、私の学力で入れるので、入学したら、自治会執行部も、教授会も社会党だったので、70年安保も「大学治安立法反対、安保反対」でした。それから何十年か、経つと何が何だかさっぱり分からなくなりました。
日本国民のにとってが敵で、誰が味方なのか分からない。
中国も、怖いし、アメリカもお友達には思えない。ロシアは、もっと怖いし。
東西の大国に挟まれて、なんとか生きて行くしかないでしょうけど。
大きな国ばかりではなく小さな国とも貿易して、ウインウインで生きていきたいものです。
西村先生のお話は、例によって難しいけど、ブラザースフォオの「遥かなるアラモ」は良い曲ですね。
あれはテキサスをめぐるアメリカと、メキシコの戦争でアラモ砦でアメリカ兵が、全滅した話でしたっけ。神風特攻隊と言うところでしょうか。
部分的に全滅しても、全体で勝てば救われますけど、戦後の日本で神風特攻隊になる人はいないんじゃないでしょうか?「特攻隊は偉い!」という掛け声はありますけど。
先の戦争では命令したエライ人達は生き残って、赤紙で召集されて、命令された人達は、大勢死んでますからね。母の義兄も、ハバロフスクで死んだと抑留死亡者名簿に載っていました。義理の兄でしたけど母をかわいがってくれた優しい兄だったそうです。

Posted by にゃんにゃん at 2015年05月04日 01:42 | 返信

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