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「アリセプト」と「抗がん剤」を止めるために生きている?
2015年05月09日(土)
GW明けは外来も在宅も超忙しい。
天国から地獄、といえば大袈裟か。
といってもGW中もずっと仕事だったし。
天国から地獄、といえば大袈裟か。
といってもGW中もずっと仕事だったし。
朝から晩まで。
・アリセプトをやめなさい(怒って暴れている人の相談に)
・抗がん剤をやめなさい(もう死にかけの人の相談に)
の2つを言って回っている自分に気がついた。
ただ、やめなさい、と言っても納得する人は一人もいない。
「アリセプトをやめたら、認知症が進むのでは?」
「抗がん剤をやめたら、がんが治らないのでは?」
という疑問に時間をかけて丁寧に答えていく。
もちろんそのために一生懸命に本を書いているのだが、
そんな本の存在すら知らない人がほとんど。(悲)
たまに買ってくれている人がいるが
「まだ読んでいない。難しそうだから」と聞いて、ガッカリ。
医者はもちろんもちろんだが、患者さんも強烈に洗脳されている。
・アリセプト=認知症が進まない
・抗がん剤=がんが進行しない、と盲信している国民が多い。
こんな基本的なことくらいは、中学と高校の「健康」の授業で教えたい。
ついでに「医療」という科目で医者のかかり方も徹底的に教え込むべきだ。
というのも診察終了後に、何人もの駆け込み受診がこられる。
みなさん朝から調子が悪いのだが、ギリギリまで遊んでから来られるのだ。
紅白歌合戦ではないが、終わりに近ずくほど「大物」患者が登場する。
トリは、たいてい超大物なので、クリニックを閉めるに閉められない。
アリセプトと抗がん剤のやめどきを朝から晩まで説明している自分を
情けなくなる時がある。
なんと、非生産的な仕事をしているのだろう・・・
しかし、考えてみると、そんな医療界なので自分の仕事があるとも言える。
いずれにせよ、常識が常識で無いのが、医療の世界なのだろう。
かといって、極論を振りかざすつもりは毛頭無い。
現場に根差した発信を続けたい。
今日は、4チャンネルで17時半~の「報道特集」で
つどい場さくらちゃんが放映されるので、楽しみだ。
PS)
1 東京医大新聞が届いた。
読んでいたら自分のの文章が出てきて、ビックリ。→こちら
東京医大は100周年を迎える。
私は東京医大に拾われ、育ててもらった。
2 日本医師会新聞が届いた。
ダナイラマさんが、日本の医療界へのメッセージが載っていた。→こちら
心して刻みたい。
・アリセプトをやめなさい(怒って暴れている人の相談に)
・抗がん剤をやめなさい(もう死にかけの人の相談に)
の2つを言って回っている自分に気がついた。
ただ、やめなさい、と言っても納得する人は一人もいない。
「アリセプトをやめたら、認知症が進むのでは?」
「抗がん剤をやめたら、がんが治らないのでは?」
という疑問に時間をかけて丁寧に答えていく。
もちろんそのために一生懸命に本を書いているのだが、
そんな本の存在すら知らない人がほとんど。(悲)
たまに買ってくれている人がいるが
「まだ読んでいない。難しそうだから」と聞いて、ガッカリ。
医者はもちろんもちろんだが、患者さんも強烈に洗脳されている。
・アリセプト=認知症が進まない
・抗がん剤=がんが進行しない、と盲信している国民が多い。
こんな基本的なことくらいは、中学と高校の「健康」の授業で教えたい。
ついでに「医療」という科目で医者のかかり方も徹底的に教え込むべきだ。
というのも診察終了後に、何人もの駆け込み受診がこられる。
みなさん朝から調子が悪いのだが、ギリギリまで遊んでから来られるのだ。
紅白歌合戦ではないが、終わりに近ずくほど「大物」患者が登場する。
トリは、たいてい超大物なので、クリニックを閉めるに閉められない。
アリセプトと抗がん剤のやめどきを朝から晩まで説明している自分を
情けなくなる時がある。
なんと、非生産的な仕事をしているのだろう・・・
しかし、考えてみると、そんな医療界なので自分の仕事があるとも言える。
いずれにせよ、常識が常識で無いのが、医療の世界なのだろう。
かといって、極論を振りかざすつもりは毛頭無い。
現場に根差した発信を続けたい。
今日は、4チャンネルで17時半~の「報道特集」で
つどい場さくらちゃんが放映されるので、楽しみだ。
PS)
1 東京医大新聞が届いた。
読んでいたら自分のの文章が出てきて、ビックリ。→こちら
東京医大は100周年を迎える。
私は東京医大に拾われ、育ててもらった。
2 日本医師会新聞が届いた。
ダナイラマさんが、日本の医療界へのメッセージが載っていた。→こちら
心して刻みたい。
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この記事へのコメント
TBS報道特集拝見しました。
私たち岩手県八幡平市安比高原での取り組みに勇気をもらいました。
99歳が移住して一人暮らしはじめました。
八幡平ヘルスケアビジネス創生協議会(ハチケアネット)で
一人の住民としてお互いに支えあっています。
無医村僻地発「医療も介護も無縁の暮らし」LW協会の新春懇話会IN安比 今年で3回目です。
長尾先生の活動に触発されています。
Posted by kayabuki110 at 2015年05月09日 07:37 | 返信
TBS放送拝見しました。
長尾先生が沖縄へ飛び、変装して歌う姿が微笑ましかったです。温かみある人柄が本当にじみ出ておりました。『本当に長尾先生はいい先生だなぁ』と言いながら家族でTVを観てました。
つどい場さくらちゃんの場所が必要とされている現状がよく伝わっておりましたし、まるちゃんにも頑張って頂きたいなと思いました。
久々に涙もこぼれTVを拝見していた次第です。
Posted by ハク at 2015年05月09日 07:45 | 返信
すっかり忘れていたのですけど、運良く拝聴させて頂きました。
有岡富子さんが、かわいい方なので、お亡くなりになって、悲しかったです。
うちの母はこんなかわいいばあ様では無いのですけど、もしものことがあれば、私は精神的にも一人ぼっちになってしまいます。
介護保険の枠外で、こんなボランティアで、家族介護ができるなんて不思議です。
デイサービスや施設介護しか頭に無かったので、コペルニクス的展開です。
でも丸岡さんがリーダーでいらっしゃるから長年続いていらっしゃるのでしょうけど、例えば宝塚で、このような宅老所を試みても、続かないのではと思ってしまいます。
長尾先生が「有岡さんは99歳まで元気で長生きした」とか「おむつは一回しかしなかった」と仰るとそれが介護している家族としては、少しだけプレッシャーになります。
お年寄りにしてみれば、家族と一緒に「宅老所」に行けるので心丈夫でしょうけど、介護している家族同士の人間関係が濃密になるのではと、億劫に思えるのです。
長尾先生も、お母様のおむつを替えるようになれば、お分かりになりますよ。
昔、芦屋に住んでいます時に、クリスチャンで進歩的知識人と思われる女性がリーダーになって教育問題に取り組んでいるグループに、母が入ったのですけど、母が娘である私のプライバシーを喋ってたら、それが全部、町内会に聞こえてしまったことがあって、そのリーダーの女性が母と私に良い感情を持っていなかったらしいことが何年も経ってから思い当りました。
ですので女性だけのグループと聞くと何故か恐怖心が出てしまいます。
ごめんなさい。つまらない事を申し上げてしまいました。
Posted by にゃんにゃん at 2015年05月10日 04:13 | 返信
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