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精神病院の現実

2015年05月15日(金)

先週、NPO法人大阪精神医療人権センターの30周年記念シンポジウム
「精神科病院への訪問活動を考える」が開催され、参加した。
腰が抜けそうになるような酷い現実が赤裸々に語られていた。


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シンポジウムの感想を一言で言うなら

・精神病院では現在も身体抑制は当たり前
・虐待が日常的
・はっきりいって牢屋以下


会場は満席だった。
動画を撮影したが公開してはいけないと言われた。

資料の一部を見て欲しい。→こちら

日本の精神病院は、40年前と何も変わっていない。
措置入院させられた当事者たちが被害状況を克明に語っていた。

統合失調症が地域に帰されて、余った病床を認知症で埋めている。
第二、第三の被害者が増え続けると思うとなんとも言えない気持ちになった。

多剤投薬や認知症医療以前に、人権問題が山積している現実を知った。
「認知症になっても精神病院に入れないで」も立派なリビングウイル。


NPO法人大阪大阪精神医療人権センター」の活動を応援したい。


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「腰が抜けそうになるような酷い現実」って、いまさら何をおっしゃっておられるのでしょう。
精神病院は病院ではありません。
処方薬中毒患者の製造工場です。
措置入院制度は、正常な親族を精神病者や重症認知症患者に作り上げて財産を奪い取る犯罪に利用されています。
離婚訴訟を有利に進めるためにも利用されています。
2013年7月には
--「妄想がある」と女性を強制入院させたのは違法 離婚訴訟で係争中 元夫に賠償命令 大阪地裁--
http://www.sankei.com/west/news/130705/wst1307050013-n1.html
という記事もあります。
元夫は、離婚による財産分与を有利にする目的で、搬送業者を使って元妻を拉致して精神病院へ入れたが、元妻は離婚係争中が幸いして弁護士が付いていたので即日退院できた。しかしもともと訴訟係争中は強制入院の保護者にはなれないのに、なぜこの精神病院が入院させたのか? 精神病院は誰でも入院させるのです、搬送業者が運んでくれば。

奥様の皆様、ご主人にお気をつけあそばせ。(ご主人だけじゃないけれど。)
ある日突然、精神病院へぶち込まれて羽交い絞めにされて注射を打たれて失神、気が付くとベッドの上で手足を縛られオムツをされて導尿管を突っ込まれている自分を発見しますよ。
文句を言えば言うほど、泣けば泣くほど騒げば騒ぐほど「病状が重い」と「診断」されて多剤大量投与、拒否なんかできませんよ。口をこじ開けて「ごっくん」。舌の裏側まで薬が残ってないか、念入りに調べるそうですよ。かくしてあなたも「ヤクチュウ」の人生を歩むことになる。
皆様、長尾ブログだけでなく、
精神医療被害の現実を知るために、
「かこさん(こと嶋田和子さん)のブログ」を、少しはお読みになってはいかがでしょうか?
http://ameblo.jp/momo-kako/entry-11571183612.html

精神医療なんて関係ない、と思っておられる方々、向精神薬は一般内科や歯科でさえ処方されているのです。知らないうちに副作用に合っているのかも・・・「その症状、もしかして・・・」

それに、精神医療は「認知症」というだれにでも当てはまりそうな分野へ魔手を伸ばしています。
しっかり学習して呑み込まれないように用心した方が御身のためですよ。

Posted by komachi at 2015年05月15日 03:02 | 返信

日本政府は、障害者権利条約に批准(2014年1月)したからには、
①精神病院の地域移行、
②成年後見制度廃止と、支援付意志決定制度の構築
この2つは、どうしてもせねばならない2大問題です。
世界の潮流からは25年は遅れてます。
分離教育も根深い問題だと思う。
日本社会は隔離が好きのようで、これが村八分ってことですかね。
精神病棟の地域移行は、病院敷地内に施設を作ったり、
病棟を少し改装してマンションとする看板付替えによって、
ごまかそうとしてるらしい。
病棟をマンションと呼んで、地域移行しました(キリッ)とか、
禁治産を成年後見と呼んで、権利擁護としました(必死)とか、
もういい加減にせよ!
多様な人々が地域に包容され、全ての人が主体的に生きられる社会を望む。
そのためのインフラ整備を望む。
保護の名のもとに管理支配するんじゃないですよ! 
特に医師、弁護士、裁判官など、パワーを持った人が人権意識が低いのが、罪深い。
Dr長尾が、医師として世論を喚起してくださることを感謝し、心から応援します!!!

Posted by ありが at 2015年05月16日 12:23 | 返信

 福祉関連の研修会、学びの場で知った現実です。精神障碍者グループホームに纏わる現状と問題点の実例の中で、NPOが管理するグループホームを新設しようと、入居の話が具体的に進むうちに、図らずもグループホーム設立を反対する運動が勃発。反対運動の代表者、扇動者はその町内在住の、有名病院に勤務する現役医師だったそうです。研修会の会場は、呆れたため息と苦笑に包まれました。包容力を仕事の武器とする面々が集まる会場内では、そんな事例には慣れているのか、特に怒りの声は上がりませんでした。家主さんの理解が得られているという貴重な物件ですが、入居以前に呆れた反対運動が起こるような地域での生活など、後に苦労するのは生活する本人たちだから、と好物件を横目に入居を断念したのだそうです。言葉がありません。

Posted by もも at 2015年05月16日 07:29 | 返信

処方薬中毒患者の製造工場…入院して私もそれが事実だと恐ろしくなりました。
2週間の薬漬けで廃人のようになっていました。

Posted by 匿名 at 2015年07月17日 06:28 | 返信

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