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どうして戦争に参加するのか
2015年05月24日(日)
今夜、NHKスペシャルで、集団的自衛権の行使容認についての
討論番組をやっていたので、つい真剣に見てしまった。
政治家と有識者が、冷静な議論をしていたことに好感を持った。
討論番組をやっていたので、つい真剣に見てしまった。
政治家と有識者が、冷静な議論をしていたことに好感を持った。
歴代内閣が否定していた、集団的自衛権の行使容認。
しかし昨年7月に閣議決定された。
そして今夜は、特措法か恒久法かが議論されていた。
すべてが、行使容認を前提とした議論だったので驚いた。
私がもっともっと驚いたのは、画面下に流れる視聴者のツイッターの内容。
なんと8000通以上の意見が寄せられたというのだが、
流れていた意見の3分の2位が、行使容認に賛成していたことだ。
本当かな?
このままだと憲法を改正して戦争が出来る国になるりそうな勢いだった。
間違いなく、戦争に巻き込まれる。
悪夢が現実になるさまを黙ってみていていいのかな、と身を乗り出した。
行使容認や恒久法に賛成している人がこんなにも多いことにショックを受けた。
「国際社会」という言葉の意味をちゃんと知っているのかな?
湾岸戦争での失敗(結局、大量破壊兵器が無かったこと)にどうケジメをつける?
桑田さんも歌で再三にわたり警告してくれているのだが、
どうして、過去の苦い経験を振り返ったり、行使容認の意味を深く問おうとしないのか。
尊厳死やがんや認知症なんかやっている自分が、なんだか無駄なことをやっている気がした。
近い将来、宗教戦争に巻き込まれたら、間違いなく沢山の人が死ぬ。
医療が国民の命を守るためにあるのであれば、共産党に期待する以外に道はないのか?
そんな絶望的な気持ちになった。
橋下氏が辞意を表明してヤレヤレと思っていた矢先だが、国政レベルでは
そんな次元ではないことを思い出させてくれたNHKスペシャルに感謝。
集団的自衛権についてはもっともっと議論すべきだと思う。
このままで行くと、間違いなく取り返しがつかない事態になる。
野党は「護憲」か否かで、2分して
与野党で徹底的議論をすべきである。
こんなことを書くと、必ず「医者が政治に口出しするな」と言われる。
しかし、平和が無ければ医療は無い、平和を護ることが医療だと信じている。
これだけはどんな非難を浴びても、譲ることができない。
自衛隊は、自衛のためにある。
しかし昨年7月に閣議決定された。
そして今夜は、特措法か恒久法かが議論されていた。
すべてが、行使容認を前提とした議論だったので驚いた。
私がもっともっと驚いたのは、画面下に流れる視聴者のツイッターの内容。
なんと8000通以上の意見が寄せられたというのだが、
流れていた意見の3分の2位が、行使容認に賛成していたことだ。
本当かな?
このままだと憲法を改正して戦争が出来る国になるりそうな勢いだった。
間違いなく、戦争に巻き込まれる。
悪夢が現実になるさまを黙ってみていていいのかな、と身を乗り出した。
行使容認や恒久法に賛成している人がこんなにも多いことにショックを受けた。
「国際社会」という言葉の意味をちゃんと知っているのかな?
湾岸戦争での失敗(結局、大量破壊兵器が無かったこと)にどうケジメをつける?
桑田さんも歌で再三にわたり警告してくれているのだが、
どうして、過去の苦い経験を振り返ったり、行使容認の意味を深く問おうとしないのか。
尊厳死やがんや認知症なんかやっている自分が、なんだか無駄なことをやっている気がした。
近い将来、宗教戦争に巻き込まれたら、間違いなく沢山の人が死ぬ。
医療が国民の命を守るためにあるのであれば、共産党に期待する以外に道はないのか?
そんな絶望的な気持ちになった。
橋下氏が辞意を表明してヤレヤレと思っていた矢先だが、国政レベルでは
そんな次元ではないことを思い出させてくれたNHKスペシャルに感謝。
集団的自衛権についてはもっともっと議論すべきだと思う。
このままで行くと、間違いなく取り返しがつかない事態になる。
野党は「護憲」か否かで、2分して
与野党で徹底的議論をすべきである。
こんなことを書くと、必ず「医者が政治に口出しするな」と言われる。
しかし、平和が無ければ医療は無い、平和を護ることが医療だと信じている。
これだけはどんな非難を浴びても、譲ることができない。
自衛隊は、自衛のためにある。
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この記事へのコメント
TVや新聞も鵜呑みにせず半々に眺めるに留め、溢れた情報から確かだと思うものを選別し自らの決断が必要と考えています。何も疑問視せず何も考えないで呑気に暮らしている時代ではなくなりました。気付いた時には時既に遅し...とならぬ様に(もう遅いのかも知れませんが)。
歴史は暗記するものではなく考えるものである...と仰っていた人物もいますがその通りだと思います。
国内外の動向と照らし合わせると色々見えて来ますし、もっと敏感になり意識し目を覚ましていく必要がありますね。
Posted by ハク at 2015年05月25日 06:18 | 返信
私は、ホントに全く分かりません。
戦争って、皆が「平和がいい!戦争はんたい!」と言っていても、起こりますね。
戦争が起きることで、儲かる人達がいる。
株式でも、国内でも外国株でも、ちょっとずつ上がって行くのが良いのでしょうけど、とんでもなくバブルになったり、ある日突然暴落することで、大儲けする人が居るのと同じでしょう。
TTPでもアメリカの上院だったか下院だったか反対しているし、TTPは共和党が推進しているとも聞きました。それならオバマ大統領は、一般の民主党員より共和党に譲歩しているのでしょうか?
中国も周恩来と毛沢東の時代ではなく、かつてのソビエト連邦のような官僚主義というか侵略主義になっているようですし。かつて1972年ごろだったか、鄧小平は国連で「第三世界論」を展開して、「中国は、絶対に大国の道は歩まず、あくまで第三世界の低開発国の味方になってあゆむし、絶対に他国に侵略しない社会主義国である」と宣言したものですけど、真っ赤なウソとはこのことです。
父が死んでから「世界大恐慌が決して戦争に向かわず、平和裏に解決し、全ての国が自立し、夫々の文化活動、社会福祉、教育活動に専念できますようにお導き下さい」と祈るのですけど、キリスト教の神に祈っているのか、神道の神に祈っているのか、私の父に祈っているのか判然としないのです(笑)。
そんなことしかできません。
Posted by 匿名 at 2015年05月26日 12:10 | 返信
自衛隊員が海外派遣されるとき、これまで、どの部隊も、
必ず員数分の組立式棺桶を搬送してきた。今でも。
「全滅」作戦は、旧日本軍以来の伝統である。
自衛隊員のみなさん。
ロッカーに入れさせられている「家族への手紙」。いまどこに。
かつて、特攻隊員に強制させられた「遺書」と、どこが違うのか。
途中まで書きかけて退職した中堅幹部が、カメラの前で、語っていた。
「日本をめぐる安全保障環境の変化」。
この言葉のまえで、誰かに、何かを決めてほしい症候群者が、多い。
この長尾先生のブログ読者も。まさか?
自ら、徴兵に応じる覚悟もなく、
自ら、義勇軍を作る覚悟もない。
ならば、アベに最高指揮権を与え、自衛隊公務員にタマになってもらおう。
英語では「兵站」。美しい日本語訳では「後方作戦」。
「大阪都狂奏曲」も、自らは、何のアイデアもなく、
かつて、ノックを熱狂的に支持したように、ハイモトに何かを託した大阪人。
自ら考えることはせず、なんでも誰かに丸投げ。
とにかく、責任は取りたくないのだ。
攘夷から開国へ、現人神から象徴へ。
カイロもポツダマも、「つまびらかには知らない」よ。
だって、じいちゃん、A級戦犯で刑務所に入れられたって、怒ってたもん。
Posted by 匿名でごめん at 2015年05月27日 06:35 | 返信
モーニングバードの木曜に「そもそも総研」で取り上げてましたが
六人に一人が貧困層という現実があるのに、
どうしてわざわざ安保法制をいま、一生懸命議論しなくちゃいけないのか、
自民党、安倍首相の優先順位ってどうなってるの?
国民の生命、暮らしが一番大事なら貧困問題のほうが大事だと思うんですけど!!
Posted by しゅとう at 2015年05月28日 10:48 | 返信
私達の様に、日本人でしかない存在は、あんまり責任は取らないのです。
「匿名でごめん様」のように(何国人か不明な方)は、何を言ってもよいからお気楽ですね。
私の知り合いにもいましたよ。都合の良い時には中国人で、都合の悪い時は日本人のハーフ。
二重国籍で、日本人の悪口だけ言っていればいいですからね。
右翼であろうと、左翼であろうと、日本人にしかわからないことがあるのです。
日本人もアメリカに住んで、差別ばかりされていたら、「匿名でごめん様」のようにアメリカの悪口を言って、我ほど賢い人間は居ないって得意になっているでしょうね。
Posted by にゃんにゃん at 2015年05月28日 03:43 | 返信
集団的自衛権行使容認には反対!! が心情です。何故なら『いつか来た道』へと引き戻そうとする
意図が感じられる政治だからです。そして、自衛隊の任務に就く生身の人々の顔と人柄を知っていて
その方々も普段は我々一般人とは何も変わらない、同じような生活を営む日本人だからです。彼ら彼女らにも家族が居ます。そして自衛隊を受け入れている自治体も『日本』なのです。
国際的な事情、政治的背景での『武力』『抑止力』なる理屈は判っていても、"戦争"という人殺しの
行為はいけないでしょう。人殺しはダメです!!と声を挙げなければいけません。
政治や国内事情にお詳しい、"匿名でごめん"様のコメントには感服致します。若輩者には書き得ない
御経験と事情通がなせる内容のコメントでいらっしゃるからです。
政治批判ができない社会は、民主主義を捨てた抜け殻でしかありません。
Posted by もも at 2015年05月29日 06:55 | 返信
とにかく責任はとりたくない、誰かコワ高い人に決めてほしい。
精神分析学者・斎藤環は言う。
「誰が動かしているかわからないけれども、いつのまにか意思が決定されてしまう、コックリさん的な状況が起こっていく。」「中空構造を持つ日本的組織の特徴として、知性と合理的判断と計画性の欠如、失敗から学ばないこと」
ここで言われる「中空構造」とは、河合隼雄の『中空構造日本の深層』から、とられている。
作家・赤坂真理も言う。
「天皇」は「責任があって、責任がない立場」。「ブラックボックス」。かくして、「日本人は戦後、戦争のことについて口をつぐむことになりました。そして語られないひずみも、現在進行形でたまる一方です。」「思想的な危機の時代は、今も続いています。」
引用ばかりで恐縮ですが、辺見庸の意見も、取り上げよう。
「昭和天皇は戦後、退位すべきだったとぼくは思う。ところが戦後のこの国は、原爆投下を仕方がなかった、と言った昭和天皇を許してしまい、マッカーサーをほとんど神話的人物のように崇める。ここに戦後民主主義の決定的な弱さがある。」
10年ひとむかし。戦後も70年。戦争経験者もそのうち失せていく。ポツダム宣言も東京裁判もなかったことに。
かの司馬遼太郎でさえ取材を封印したという、凄惨なノモンハン戦争。後年、半藤一利によって、史実が克明に。
日本軍の組織論的研究は、六人の研究者によって『失敗の本質』としてまとめられているとか。
福島原発の責任も、いずこかへ。
原発ゴミは10万年後の日本人が決めてくれる。
安倍いわく、「50年、100年、1000年後」にも耐えうる「平和安全法制」だ。
早く質問しろ。「6.26」は目前だ。
Posted by 匿名でごめん at 2015年06月03日 05:41 | 返信
昨夜、BS1で、『中国10億人が見た高倉健』を観た。
たぶん、再放送があると思う。よろしければ。
匿名でごめんからにゃんにゃんへの返信 at 2015年06月14日 01:13 | 返信
ご指名下さってありがとう。
でも私、健さんより若山富三郎のファーンなんです。
中国の人々も、習近平氏と違って、ナイーヴなんですね。
Posted by にゃんにゃん at 2015年06月15日 01:57 | 返信
(個人的なことですが今年四月に火災に遭い自宅が全焼し、年内には元の生活に戻れそうですが今も居候の身でパソコンの使用もままならない状況で思うようにコメントできずジリジリしています。)
安保法制について私自身としては、現在日本では銃の使用が規制されていますがこれが生活環境が一変したため、アメリカのように自分の身を守るために正当防衛の為に規制を解こうといっているようなものと解釈しています。
勿論正当防衛だけでは安心は望めず社会環境を改善する努力が必要であり、国の平和を守るためには戦争を起こさない話し合いが必要だと思います。
公明党の山口代表も安保法制の整備とともに、近年途絶えていた日中韓3か国の首脳会談を開くことを実現する努力をするべきと語っていますが、集団的自衛権という日本を守るための正当防衛が必要な国際情勢を、話し合いで改善する努力が必要なのだと思います。
安保法制の整備についても反対だけで対案を出さない民主党はともかく、維新の党が出した対案と領域警備法案について協議を進めており、日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党三党がまとめた同関連法案の修整案についても協議を進めているそうです。
あくまでも参議院の煮詰めを待つ方針で、衆議院だけで押し切る形にならない方針で行くとのことなので、与党の努力を信じ見守りたいと思います。
Posted by 桜 at 2015年09月04日 11:46 | 返信
ご自宅全焼されたとのこと、心からお見舞い申しあげます。
アメリカ近海を航行中だった中国艦船5隻が、昨日、オバマ滞在中のアラスカ州沖のアメリカ領海に入った。
米国防総省は、「国連海洋法条約にのっとった合法的通過」として、中国海軍の国際法上の無害通航権を認めた。
もし、場所が尖閣周辺の日本領海内であったなら、あなたは、どうされますか?
今、自衛隊が「島嶼部の防衛」のため、奪回訓練などをやっている。
1982年、フォークランド(マルビナス)諸島をめぐって、イギリスとアルゼンチンとの間で戦争があり、3か月で1000人がなくなった。
防衛省防衛研究所は、昨年『フォークランド戦争史』を刊行し、この2国間の歴史的、政治的、外交的、軍事的側面をくわしく分析している。
2015年の現在、尖閣で軍事的衝突があれば、日中戦争は、島をめぐる争奪戦に限定されるだろうか。
奪回訓練など、安倍の紙芝居以下の茶番事である。
日米の「軍軍共同訓練」の射程は、自衛隊ジブチ基地から、対中東、対アフリカ軍事行動にある。
「積極的平和主義」をいうなら、ドイツをめざす難民の0.1%でも、日本が受けいれるべきだ、とは思いませんか?
「環境の変化」に兜で固めて閉じこもるのではなく、「環境を変化」させる地球市民レベルの対話、交流に活路を見出しませんか。
地球の人類が消滅する頃、尖閣も、列島中央構造線の南も水没し、富士が尖閣のような島になっているだろうに。
Posted by 匿名でごめん at 2015年09月05日 03:29 | 返信
お見舞いありがとうございます。
おっしゃる通り平和は、「環境を変化」させる地球市民レベルの対話、交流が不可欠だと思います。
国が争っていても国民同士が同じ地球市民という意識に立って理解し合い、平和を望むなら国を動かすことができるからです。
そのためには理解し合える場と、相手の立場を思いやる心が必要なのでしょう。
>もし場所が尖閣周辺の日本領海内であったなら、あなたは、どうされますか?
→これは実際の問題に従士していない私には答えられません。
>「積極的平和主義」をいうなら、ドイツをめざす難民の0.1%でも、日本が受けいれるべきだ、とは思いませんか?
→日本の現実の事情があると思います。
ただ言えるのは、平和は争いの元となるエゴイズムを乗り越えようとする、一人一人の心の変革と努力があって初めて成し得るものではないかということです。
地球市民レベルという大きな意識と、それを成し遂げる「エゴイズムを乗り越える努力」その両方があって初めて環境を変化させる力になるのではないでしょうか。
正論と平和を叫んでも今いる現実に生きる場でその努力がない限り、真に環境を変化させる力は養えないと思います。
ある著名な平和学者の言葉に「真に平和に必要なことは”思いやり”である」とありました。
国レベルの問題もそれに取り組む人間の心の変革がない限り真の解決にはならないと思います。
正当防衛の備えを取らなくとも安心して暮らせる環境を作るために、国を動かす国民一人一人の意識の向上を目指すべきだと思います。
Posted by 桜 at 2015年09月06日 05:14 | 返信
アホばっかりだな。平時の平和交渉や対話なんてやって当たり前で、それでどうにもならなかった時に起こるのが戦争だろう。
その時に動く仕組みができてなければ一方的な虐殺を受けるだけ。だから仕組みをつくる。これだけの単純な理屈。
第一集団的自衛権を行使できるようになったとしてなぜ即戦争になるような考えに至るのか理解できない。
戦争するってどこと?今現在、集団的自衛権のもとに国家があるのか?
身も蓋もない言い方をするが、集団的自衛権だろうが個別的自衛権だろうが自衛隊は死ぬときは死ぬ。こちらがなんと言おうが国際的には軍隊だからね。
既に戦争にだって巻き込まれてると言えるだろう。
自衛隊が国外でPKO活動をしているが、敵対勢力から見て『あいつらはただの補給だから放っておこう』なんてなるわけないだろ。
まだ隊員に犠牲が出ていないのは、個別的自衛権のお陰でもなく、ましてや9条のお陰なんかじゃない。
単に戦闘地域でない広報任務だったからに過ぎない。
個別的自衛権による専守防衛はすなわち本土決戦、国民に犠牲が出ても領海外に出られたら終わり。
隊員が撃たれ犠牲になってから戦争を始めるのか、集団で相手に撃たせない体制作りをするか。
どちらがいいか一目瞭然だろう。
Posted by 匿名 at 2016年06月01日 04:37 | 返信
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