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なぜ欧米に寝たきり老人がいないのか?
2015年06月19日(金)
宮本顕二先生と礼子先生が、詳しく教えてくれる。
なぜ欧米に寝たきり老人がいないのか?
高齢者の終末期医療を真剣に考える時が来た。
なぜ欧米に寝たきり老人がいないのか?
高齢者の終末期医療を真剣に考える時が来た。
『今こそ考えよう 高齢者の終末期医療』
ともに医師として高齢者医療にかかわる宮本顕二さん、礼子さん夫妻のブログ。高齢者の終末期について考えていきます。
2015.06.11
終末期医療のタブー!? なぜ欧米にはいない「寝たきり老人」が、日本は200万人もいるのか?
『欧米に寝たきり老人はいない――自分で決める人生最後の医療』(中央公論新社)
宮本顕二・礼子 プロフィール
<宮本顕二>
1976年、北海道大学医学部医学科卒業。現在は北海道大学大学院保健科学研究院機能回復学分野教授。
呼吸不全、酸素療法、呼吸リハビリテーションについて教育、研究、診療を行ってきましたが、5年ほど前から高齢者終末期医療についても関心を持つようになりました。そのきっかけは、5年前、家内につれられてストックホルム近郊の認知症施設を見学したとき、その担当医から、スウェーデンでは高齢で終末期に食べられなくなっても胃ろうや点滴などの人工栄養は行わず、自然経過に任せていると聞かされたことです。
他の国ではどうだろうかと思い、毎年、国際学会のたびに現地の高齢者介護施設を見てまわっています。
<宮本礼子>
1979年旭川医科大学卒業。北海道大学医学部第二内科同門。現在は桜台江仁会病院(札幌市)認知症総合支援センター長・内科部長として、物忘れ外来、内科外来、認知症治療病棟を担当。日本内科学会認定内科医、認知症サポート医、日本老年精神医学会専門医、高齢者終末期医療研究会代表。
内科医として高齢者医療に携わっている中で、認知症医療の重要性を認識し、2006年に物忘れ外来を開設しました。高齢者を身体と精神の両面から診療することを実践しています。
また、日々の診療の中で、我が国の高齢者終末期医療のあり方に多くの疑問を感じています。そのため、呼吸器内科を専門とする夫と共に、諸外国の高齢者終末期医療の実情を視察し、高齢者が望む終末期医療のあり方を研究しています。
ともに医師として高齢者医療にかかわる宮本顕二さん、礼子さん夫妻のブログ。高齢者の終末期について考えていきます。
2015.06.11
終末期医療のタブー!? なぜ欧米にはいない「寝たきり老人」が、日本は200万人もいるのか?
『欧米に寝たきり老人はいない――自分で決める人生最後の医療』(中央公論新社)
宮本顕二・礼子 プロフィール
<宮本顕二>
1976年、北海道大学医学部医学科卒業。現在は北海道大学大学院保健科学研究院機能回復学分野教授。
呼吸不全、酸素療法、呼吸リハビリテーションについて教育、研究、診療を行ってきましたが、5年ほど前から高齢者終末期医療についても関心を持つようになりました。そのきっかけは、5年前、家内につれられてストックホルム近郊の認知症施設を見学したとき、その担当医から、スウェーデンでは高齢で終末期に食べられなくなっても胃ろうや点滴などの人工栄養は行わず、自然経過に任せていると聞かされたことです。
他の国ではどうだろうかと思い、毎年、国際学会のたびに現地の高齢者介護施設を見てまわっています。
<宮本礼子>
1979年旭川医科大学卒業。北海道大学医学部第二内科同門。現在は桜台江仁会病院(札幌市)認知症総合支援センター長・内科部長として、物忘れ外来、内科外来、認知症治療病棟を担当。日本内科学会認定内科医、認知症サポート医、日本老年精神医学会専門医、高齢者終末期医療研究会代表。
内科医として高齢者医療に携わっている中で、認知症医療の重要性を認識し、2006年に物忘れ外来を開設しました。高齢者を身体と精神の両面から診療することを実践しています。
また、日々の診療の中で、我が国の高齢者終末期医療のあり方に多くの疑問を感じています。そのため、呼吸器内科を専門とする夫と共に、諸外国の高齢者終末期医療の実情を視察し、高齢者が望む終末期医療のあり方を研究しています。
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この記事へのコメント
先日 某病院の脳外科病棟に行ってきました
患者さまは 全員 ベッド上 寝たきり状態です
意識が 混濁しているようです
脳疾患でしょうか…
ズド〜ンと心が落ち込んでいきました(≧∇≦)
ちょうど 夕飯時です
看護師さんは 両手いっぱいに 経管栄養ボトルを抱え 点滴台に引っ掛け 次から次へと移動しています
経鼻カテーテルを 抜かれちゃ困るんでしょうね…手には ミトンがつけられています
声かけしろよーっと言ってやりたい
大部屋なんですが …
異様に静かなんです
夕飯時なのに ご家族が来ていないんですよね
たまたま 来ていなかったと思うんですが…
生きているといえるのか? やっぱり 生きている…
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年06月19日 08:53 | 返信
寝たきり老人に関して、欧米の事情は存じませんが、日本は”画一的”が好きだから、事なかれ主義には一貫していて、組織に属するとなると型にはめ込むのが当たり前な世の中。医療や介護だけでなく、多くの組織、社会全体がそのような国だと思います。
老人の扱いには、なんでもリスク、リスクと言って、一体誰にとってのリスクなのか疑問なの
ですが、御丁寧に病院や介護福祉施設が ”寝たきり老人”を順序立てて作ってくれます。
見た事のある、その悪しき手順を只今書き込むのは控えさせて頂きますが、逆にそれを免れた好事例
もありました。
三度目の脳出血により寿命を全うした亡き母ですが、半身麻痺でありながらも意識を失ったのは、
施設内で、毎朝の日課、早朝に車椅子で自分でトイレに行き、部屋に戻ったベッドの中でした。
麻痺がありながらも、(屋内は)自分で移動する生活を送る事ができたのは、本人の根性と努力に加えて、
二度目の脳出血による入院の折に、最初に病院の主治医にお願いしたこと、話した事は
出血の病状を尋ねるよりも先に、「自力走行、移動」ができるようにと、早期リハビリを強くお願い
したことです。若い先生だったと思いますが、こちらの申し出のとうり、早くに起こして下さり、リハビリ
も組んで頂きました。医師と、向き合う本人と、家族の三位一体が、息さえ合えば上手くいく事があると
思います。
ただ、かれこれ一昔前の時代の話となってしまったので、最近は事情が、融通が困難でしょうか...。
Posted by もも at 2015年06月20日 02:11 | 返信
日本で寝たきりが多いのは、レビー小体病が多いのも、大きな要因でしょう。
九州の久山町の剖検結果を検討していくと、認知症の原因としてレビーが多いと言えます。レビーの中に、急速に進行しパーキンソニズムの為、簡単に寝たきりなるケースが少なくありません。
介護療養型病床で仕事をしていた時は、そんなケースが大半でした。
Posted by Hokehoke at 2015年06月20日 12:54 | 返信
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