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退院調整、退院支援、地域連携

2015年06月27日(土)

昨夜は、退院支援、地域連携についての勉強会だった。
地域包括ケアの推進には、患者中心の地域連携が重要である。
入院時ないし入院前から、退院後のことを考えておく必要がある。
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「急性期病院の後方支援を充実させるための方策について」 
  
1 退院支援のプロセスと院内システムの構築、地域との協働 
  在宅ケア移行支援研究所  宇都宮宏子氏

2 病院における地域連携福祉連携ーMSWの役割と視点ー
   岩手県立宮古病院 MSW 湯澤克氏


宇都宮氏は、病院NSが変わることを説いた。
退院調整だえではなく
入院時、入院前から退院支援を行うことが看護師の仕事であると述べた。
急性期病院には、療養病床からの営業が来て、患者を紹介するところがあると。
在宅患者紹介ビジネスではないが、入院患者も売買されている実態を知り驚いた。
病院のスタッフが、あまりにも、在宅や生活や地域のことを知らなさすぎる。
私は、「在宅と病院の文化の差があまりにも大きすぎること」を発言した。

湯澤氏は、おそらく我が国のMSWの革命児になるのだろう。
MSWが、退院支援の主役になれることを証明している。
全国の彷徨うMSWさんは、一度は湯澤さんの話を聞いて欲しい。
私もいつか必ず、湯澤さんを尼崎にお呼びしたい。


2人の素晴らしい講演。
すべてNHKで何度も流して欲しいような内容。

ここだけにしておくのは、もったいない
と思いながら聞いていた。


医者が変わらないのであれば
看護師が変わればいい。
MSWが変わればいい。
市民が変わればいい。

そう確信できた勉強会だった。

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この記事へのコメント

最後の4行に「同感‼️」です。
気がついた人から変われば、地域は必ず変わると信じて、終活 と つどい場を 仲間と始めています。長尾先生の 声 は届いてますよ。志免町頑張ってます。

Posted by 藤原 芳恵 at 2015年06月27日 10:02 | 返信

どうも 温度差があるんです
介護の現場であっても 厳しいです
昨日のこと…
円背のあるおばあちゃまのとこに 初訪問
側臥位で寝ていることが多く
右大転子部 →発赤 表皮剥離があり
左大転子部→発赤あり
マットレスは 普通タイプで 褥創予防のマットレスではなかったんです
(そもそも 1ヶ月間 入院中に褥創を作り 退院し 指示書に褥創って書いてあるんですよね)

その場でケアマネージャーさんに TELし 褥創予防のマットレスの交換の提案をしたんです
すると
「動けるから大丈夫でしょ」と言われちゃいました


んんん〜?まったく 意味がわかりません
褥創予防のために…というよりも
すでに 褥創発生し さらに 悪化するであろうと予測されるのに ダメなんでしょうか?

いつも びっくりするような褥創処置での訪問看護の依頼があり
これを 訪問看護で治せ!って ムリでしょ!って思っちゃいます
なぜ もっと 早く 訪問看護に依頼してくださらないんでしょうかとジレンマです
ご本人も ご家族も ヘルパーさんも ケアマネージャーさんも わかんないんですよね
一番 困っちゃうのは わかったふりするお医者さまと ケアマネさまです

わたしも わたしたちも わからないから…
知らないことがいっぱいあるから勉強します

長尾先生の"町医者冥利"の本の中に
最先端の現場から 町医者になって 最先端から置いていかれないように 勉強してる…
…とありました
わたしも 最先端の病院から 在宅の現場にきて 置いてかれるかとビクビクしてました
でも 違っていました
病院をそのまま 在宅に持ってくることは できなくって
おうち おうちに よって 考え方が違い 物も違う まさに戦場です
現場ですその場で なんとかするしかないいんです 今でしょ!
ここを逃したら 週1回の訪問看護の場合 翌週の訪問になるので
この1週間の生活を支えることも考えなきゃいけないんです

はい!
在宅 …患者さん、利用者さんに 近いからこそ ほんとうに 寄り添った看護ができると思っています

いつも 謙虚であれ〜♪

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年06月28日 02:33 | 返信

宝塚市でも、市民病院勤務のMSWに「退院調整のできないケアマネジャーがいる!」と、大変お叱りを受けました。
看護師さんや、MSWならできるのでしょけど、長尾先生のブログには「退院調整が難しい、難しい」と言って、結局退院させる気が無いのでは?と言うブログもありましたよ。
父の場合は、脊椎圧迫骨折で自分から救急病院に入院したのですけど、病室の温度調節で同室の患者さんと意見が合わなかったので、ケアマネジャー(保健師)の意見で、とにかく家に帰って来てしまいました。後になって訪問医療のお医者さんを探して、一年近くは生きていました。
当時は、訪問して下さるお医者さんが限られていました。
現在は、一人二人と段々多くのお医者さんが、名乗りを上げて下さいます。
結果的には在宅で一年近く介護できたので、私は良かったと思っています。

Posted by 大谷佳子 at 2015年06月30日 12:52 | 返信

昨日のお話

総合病院の退院調整室から 「明日 退院になるので 先生からのICが 17時からあります」と連絡があり ご本人もご家族も病識が乏しいので 伺ったんです
何度も 入退院を繰り返しているんです

約束の17時に病室に伺って ご本人もご家族も見当たらない
病棟看護師に 退院調整看護師に連絡を取っていただくと 退院調整室に来て欲しいと伝えられ
慌てて 階段で降りて行くと
一時間前に ICは 終わっていたようです
退院調整室の看護師も慌てていた
主治医は 「僕は 病状を説明すれば いいから…後は 関係ないから…」と言い放ったようです

こっちも 時間調整して 必死に伺ったんですけどね〜


こんなことで 腹を立てても仕方ない…
実際 こんなもんですよね

在宅連携って
まだまだです

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年08月13日 08:03 | 返信

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