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おかげさまで開院20周年
2015年07月01日(水)
20年前の今日、7月1日に開業したので、ちょうど20年になる。
57歳の誕生日に続いて20周年なので、なんだか不思議な1日だった。
朝から激しい雨にびしょ濡れになりながら、尼崎の街を徘徊往診していた。
57歳の誕生日に続いて20周年なので、なんだか不思議な1日だった。
朝から激しい雨にびしょ濡れになりながら、尼崎の街を徘徊往診していた。
20年というのは、大きな節目。
どんなことでも継続は力なりで、なんとか続けてきた。
山あり谷ありで、茨の道だったような気がする。
もう一度やれ、と言われてももうできない。
「和み」という機関紙の10数年前を見直すと
若くて元気だなあ、と思ってしまう。
職員数も1人から1人から100人に増えて
診療以外の苦労も100倍に増えた20年だった。
それでもここまで来られたすべては、支えてくれた地域の方がたや
優しいスタッフや友人知人の応援があったからで、深く感謝している。
これからどこに行こうとしているのか、自分でもサッパリわからない。
ゆっくり枯れて、干し柿になっていくような予感がある。
ここから若返ることはもうないだろう。
しかし何かの挑戦をしてみたい気はある。
よく、政治家になるのか?と聞かれるが、サラサラ無い。
そうではなくて、自分のメタボやだらしなさに挑戦したい気持ちがある。
今は、アル中にはならない。
もう少し、まともな人間になれるように、自分なりに修業はしたい。
クリニックのスタッフと触れ合う時間、教える時間、
共に学ぶ時間がもっと欲しい。
だから毎日飛び込んでくる、講演依頼を全部断るしかない。
自分の時間がほぼゼロの生活は、そろそろ卒業したい。
余裕を持って生きたいが、そんな日が来るのだろうか?
自信は無い。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@
退院前カンファで痛み止めの情報共有
今日は、入院されているあるがん患者さんの退院前カンファレンスに
当院の訪問看護師たちとともに参加しました。
病院の主治医、看護師、緩和ケア医、退院支援看護師、MSWと
患者さん本人とご家族が、退院後の療養についてお話をしました。
その患者さんは、とても痛みが強いため、以前からその病院で
メサペインという新しい鎮痛薬を投与されています。
それは麻薬ではないのですが、処方できる医師はイーラーニングを
終えた医師に限定されていて、私は処方する資格がありません。
その新薬の説明とそれでも不十分な時の対応策など、予想される
さまざまな課題などについて1時間程話合いました。
病院で行う緩和ケアと在宅で行う緩和ケアの内容が異なることが
時々あるのですがこのような話し合いをしておくことが大切です。
メサペインというお薬だけは、今後、2週間ごとに本人かご家族が
病院に取りに行くことになりました。
それでも痛みが強くなったときに、神経ブロックが可能かどうかと
いう質問もできて、かねてからの疑問を解決することができました。
最近は退院前にこのようなカンファレンスを行う機会が増えました。
そのやり方を見ていると2とうりあります。
患者さんを抜いて、スタッフだけでやる場合と
患者さんと家族も加えてやる場合。
私は患者さんの居ない場所で勝手に療養方針を決めるやり方が嫌いです。
これまで、そのような退院前カンファレンスを何度か経験してきました。
しかし昨日の退院前カンファレンスは患者さんも含めて非常にオープンな
雰囲気で開催されて全員が情報共有でき、非常に有意義な1時間でした。
近くその患者さんがまた退院されて当院の在宅医療を受けることになります。
在宅医療の中身は疼痛管理が主体となりますが我々も安心して取り組めます。
入退院を繰り返すがんの患者さんとって一番大切なことは、病院と
われわれ在宅のスタッフがしっかり連携していることだと思います。
特に抗がん剤や特殊な鎮痛剤を必要とする場合は、安心がとても大切なこと。
そのようなカンファの開催や連携をするのが病院の退院支援看護師さんです。
どんなことでも継続は力なりで、なんとか続けてきた。
山あり谷ありで、茨の道だったような気がする。
もう一度やれ、と言われてももうできない。
「和み」という機関紙の10数年前を見直すと
若くて元気だなあ、と思ってしまう。
職員数も1人から1人から100人に増えて
診療以外の苦労も100倍に増えた20年だった。
それでもここまで来られたすべては、支えてくれた地域の方がたや
優しいスタッフや友人知人の応援があったからで、深く感謝している。
これからどこに行こうとしているのか、自分でもサッパリわからない。
ゆっくり枯れて、干し柿になっていくような予感がある。
ここから若返ることはもうないだろう。
しかし何かの挑戦をしてみたい気はある。
よく、政治家になるのか?と聞かれるが、サラサラ無い。
そうではなくて、自分のメタボやだらしなさに挑戦したい気持ちがある。
今は、アル中にはならない。
もう少し、まともな人間になれるように、自分なりに修業はしたい。
クリニックのスタッフと触れ合う時間、教える時間、
共に学ぶ時間がもっと欲しい。
だから毎日飛び込んでくる、講演依頼を全部断るしかない。
自分の時間がほぼゼロの生活は、そろそろ卒業したい。
余裕を持って生きたいが、そんな日が来るのだろうか?
自信は無い。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@
退院前カンファで痛み止めの情報共有
今日は、入院されているあるがん患者さんの退院前カンファレンスに
当院の訪問看護師たちとともに参加しました。
病院の主治医、看護師、緩和ケア医、退院支援看護師、MSWと
患者さん本人とご家族が、退院後の療養についてお話をしました。
その患者さんは、とても痛みが強いため、以前からその病院で
メサペインという新しい鎮痛薬を投与されています。
それは麻薬ではないのですが、処方できる医師はイーラーニングを
終えた医師に限定されていて、私は処方する資格がありません。
その新薬の説明とそれでも不十分な時の対応策など、予想される
さまざまな課題などについて1時間程話合いました。
病院で行う緩和ケアと在宅で行う緩和ケアの内容が異なることが
時々あるのですがこのような話し合いをしておくことが大切です。
メサペインというお薬だけは、今後、2週間ごとに本人かご家族が
病院に取りに行くことになりました。
それでも痛みが強くなったときに、神経ブロックが可能かどうかと
いう質問もできて、かねてからの疑問を解決することができました。
最近は退院前にこのようなカンファレンスを行う機会が増えました。
そのやり方を見ていると2とうりあります。
患者さんを抜いて、スタッフだけでやる場合と
患者さんと家族も加えてやる場合。
私は患者さんの居ない場所で勝手に療養方針を決めるやり方が嫌いです。
これまで、そのような退院前カンファレンスを何度か経験してきました。
しかし昨日の退院前カンファレンスは患者さんも含めて非常にオープンな
雰囲気で開催されて全員が情報共有でき、非常に有意義な1時間でした。
近くその患者さんがまた退院されて当院の在宅医療を受けることになります。
在宅医療の中身は疼痛管理が主体となりますが我々も安心して取り組めます。
入退院を繰り返すがんの患者さんとって一番大切なことは、病院と
われわれ在宅のスタッフがしっかり連携していることだと思います。
特に抗がん剤や特殊な鎮痛剤を必要とする場合は、安心がとても大切なこと。
そのようなカンファの開催や連携をするのが病院の退院支援看護師さんです。
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この記事へのコメント
今日は うちも在宅緊急カンファでした
末期がんの方です 状態が 落ち着いているので 週一回の訪問でした
総合病院が主治医なんです
先週は SPO2が96%だったんですが 今日は 82% 息苦しそうなんです
病院受診を勧めたほうがよいのか?
ご本人も入院は 嫌だという
酸素さえあれば レベルが上がる気がする…おうちがいいよね〜
在宅医探し→総合病院からの情報提供依頼の手配
一時間後に 在宅医が決まり 緊急で往診にきてくださり
酸素の業者さんも すぐにやってきた
ほんとに 困ってる今 助けてくださる先生が たくさん 増えるといいです
入院せずに 点滴に繋がらず おうち生活を続けられて よかったです
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年07月03日 12:59 | 返信
クリニック20周年記念とお伺いしますと、花形は、やはり訪問看護です。
有岡富子さんのドキュメントみたいな、長尾クリニックの訪問看護師のドキュメントフィルムができたら、拝見したいと思います。
元気な患者さんなら撮影の許可が出るかもしれませんが、看取りの映像は、ちょっと無理かもしれません。
夜中に電話が掛かって、起きだして、夫君や子供達を置いて、出て行くのは大変でしょうね。
色々なアキシデントや、思わず良い結果が出たり...。
とりわけ、長尾先生の留守の間に診療していらっしゃる女医さんや新しい若いお医者さんの映像とか、患者さんが帰った後、全館を清掃する掃除のおじさんやおばさん、そんなクリニックを構成する人達のドキュメンタリーがあればいいのになあと思います。
Posted by 大谷佳子 at 2015年07月03日 11:18 | 返信
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