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エンドオブライフ・ケア協会の記事とメルマガ第一号

2015年07月07日(火)

先日のELCの設立記念シンポジウムの記事を、紹介する。
小澤竹俊先生を中心に理事4人で頑張って進めていく所蔵。
そして本日協会発行のメルマガ第一号の一部も、転載する。
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医療・介護は人生の最期にどうかかわるか? - 都内でシンポ開催

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 在宅の専門医らによる一般社団法人「エンドオブライフ・ケア協会」はこのほど、東京都内で設立記念シンポジウムを開いた。テーマは「2025年問題を考える」。今後、日本が世界で類を見ない“少子多死社会”を迎える中、医療と介護の現場は、患者や利用者の最期にどうかかわるべきなのか―。北海道から沖縄まで全国から約150人が参加し、この大きな課題に向き合った。【敦賀陽平】

 シンポジウムの前半は、小澤竹俊氏(めぐみ在宅クリニック院長)、小野沢滋氏(北里大病院トータルサポートセンター長)、長尾和宏氏(長尾クリニック院長)の同協会の理事3人に加え、医療法人救友会理事長の山本五十年氏がそれぞれ登壇した。

■「医療も介護も“バイタル依存症”」
 同協会の設立に先立ち、昨年、患者の人生の最終段階と向き合える人材の育成プロジェクトを立ち上げた小澤氏は、「当たり前だったことができなくなり、家族に迷惑を掛ける。こうした苦しみに、安易な励ましは通用しない」と指摘し、医療・介護従事者が自信を持って対応できるようにするための教育の必要性を強調した。


 小澤氏は、すべての職種が人生の最期を支える力になれるとし、そのために患者や利用者の苦しみの原因に丁寧に耳を傾け、穏やかさを取り戻すためのきっかけをつかむことで、「すべての苦しみはゼロにはならないが、『自分を分かってくれる人がいる』という支えに気付くことで、人は穏やかになる」と話した。

 また、小野沢氏は医学が急速に進歩する中、少子高齢化に伴い、高齢者の医療や介護を支える専門職が不足しているため、「社会的包摂を真剣に考えるべきだ」とし、医療・介護従事者だけでなく、地域全体で高齢者を支える必要性を示した。

 さらに、長尾氏は現代の医療が穏やかな死を妨げているとし、「医療も介護も“バイタル依存症”に陥っている。肝心な人間の心がなおざりになっているのではないか」と指摘。その上で、「人生の最終章では、本人は一人称、家族は二人称、医療者は三人称で考える。一人称と三人称の思いがあまりに違うので、死の直前まで抗がん剤を打ち続けてしまう。市民も医療者も介護者も、もう少し複眼的な視点を持つことが大切だ」と述べた。

■末期患者の心肺蘇生の是非で問題提起も
 このほか、救急医療の立場から発言した山本氏は、終末期の患者やその家族の意思を尊重した「在宅トリアージ」を導入することを提案。在宅で患者が急変した際、▽在宅医療を継続する▽看取りのプロセスに入る▽専門の診療科を受診させる▽救急車を呼ぶ―のいずれかに振り分けることで、山本氏は「救急システムへの負荷を軽減できるのではないか」と主張した。

 山本氏はまた、「末期の悪性腫瘍や老衰の高齢者、患者に救命を目的とした心肺蘇生を実施することの是非について、検討する時期ではないか」と問題提起し、「そのためには、国民の誰もが納得するデータを提示するべきだ」と述べた。

 総合討論では、人生の最終段階への心構えなどを国民の側に啓発する必要性を指摘する意見が出たほか、終末期の医療に関する医学教育の不足などを懸念する声もあった。

 同協会では今月下旬から、終末期の患者や利用者らを支える「エンドオブライフ・ケア援助者」の養成講座を開く。小澤氏は「苦しみを抱えながら、なおもその中で穏やかになれるのか。そこにこだわって学べるトレーニングをしたい」と述べ、今後の人材育成に意欲を示した。

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以下、今日発行の会員限定のメルマガ第一号からの抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 2 ] 講座開催スケジュール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
当協会では、医療介護従事者を対象とした、
「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」を開催して参ります。
https://endoflifecare.or.jp/program_overview/
 
2016年3月までの開催スケジュールは以下のとおりです。
受付開始タイミングについては、随時ご案内いたします。
 
・第1回:7月25-26日、東京(受付中、申込枠残り○)
・第2回:9月12-13日、東京(近日受付開始)
・第3回:10月17-18日、大阪(近日受付開始)
・第4回:11月14-15日、東京
・第5回:11月28-29日、福岡
・第6回:12月5-6日、名古屋
・第7回:1月30-31日、仙台
・第8回:2月20-21日、東京
・第9回:2月27-28日、大阪
 
お申込みはこちらからお願いいたします。
https://endoflifecare.or.jp/program/
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 3 ] 認定資格について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」を受講後、学んだことを
実践に活かしていくために、継続的な学習や仲間との交流を推奨しています。
 
講座終了日から1年以内に課題レポートをご提出いただき、協会から
認定「エンドオブライフ・ケア援助士」の資格を発行いたします。
 
資格については、こちらをご参照ください。
https://endoflifecare.or.jp/about_certificate/
 
※2014~2015年の間に、「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」
 の前身である、JSP(人生の最終段階に対応できる人材育成プロジェクト)
 を受講した方のうち、当協会の認定を希望される方は、年会費をお支払い
 いただき、同様にレポートをご提出いただきます。
 詳しくは、近日、個別にご案内いたしますので少しお待ちください。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 4 ] メディア掲載・出演情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
・6月28日協会設立シンポジウムについて
 「医療・介護は人生の最期にどうかかわるか? - 都内でシンポ開催」
 医療介護CBニュース(キャリアブレイン)、2015年7月4日
 https://endoflifecare.or.jp/201507041/
 
・NHKラジオ第1 マイあさラジオ「健康ライフ」
「在宅で最期を迎えるために必要なこと」、6月29日(月)~7月3日(金)
 
 ※再放送をお聞きいただけます。
 https://endoflifecare.or.jp/201506271/
 
 6月29日(月) 医療の2025年問題
 6月30日(火) 患者の“理解者”を増やすために
 7月1日(水) 患者の苦しみを知るために
 7月2日(木) 患者の支えを知るために
 7月3日(金) “総合力”で支える
 
 
その他メディア掲載・出演情報はこちらでご覧いただけます。
https://endoflifecare.or.jp/news/

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この記事へのコメント

是非参加させて頂きたいと存じましたけれど、母の容体が、悪く、大阪や神戸には長時間出かける事ができません。
母の状態が「私が出かけても良い」状態になれば、是非参加させて頂きたいと存じます。
資格を頂ける事はできなくても、通信教育があれば、家とか職場である程度勉強できるのではと思いますけれど、実際のスライドや視聴覚教育の方が、よくわかるとは思います。

Posted by 大谷佳子 at 2015年07月31日 01:30 | 返信

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