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介護認定審査会の滑稽
2015年07月23日(木)
今日は介護認定審査会だった。
委員長なので休むわけにもいかない。
それにしても毎回やっていて思うことがたくさんある。
委員長なので休むわけにもいかない。
それにしても毎回やっていて思うことがたくさんある。
5人の委員で50~55件の審査を行う。
調査員の調査のコンピューター判定と医師の意見書を
照らしあわせて、アレコレと議論しながら決めていく。
認知症関係がメイン。
癌は、2~3人とごくわずか。
2種類の書類を読み比べながら、いつも笑ってしまうことがある。
医療内容のところに、アリセプトやレミニール投与中とちゃんと書いてあって
介護が必要な理由のところに、怒って暴れるから介護保険が必要、と書いてある。
再審では、暴れるので、要介護認定をあげてくれ、という依頼も結構ある。
しかしそもそも、暴れるのであれば、アリセプトやレミニールは止めるべき。
しかし多くの医師は、そうは考えないようだ。
アリセプトやレミニールを出しても暴れるので、抗認知症薬では限界なので
介護度をあげてヘルパーを増やすべき、という趣旨のことが書かれている。
私は、いつもおかしくてしょがない。
止めればいいだけのものを、続行ないし増量を考える医師の思考回路が。
滑稽そのもの。
ここに明確に書いておこう。
抗認知症薬の増量規定が介護需要を増加させている。
製薬企業に洗脳された医師と間違った介護が、認知症を造っていると。
すなわち、新・オレンジプランは間違っているので、早急に見直すべきだ。
患者さんには百害だらけの増量規定。
製薬会社にだけ一利ある。
今日、国会内で河野和彦先生が増量規定のおかしさと
コウノメソッドについて講演をし、第一歩を記した。
このブログの読者はもう気がついているはずだ。
抗認知症薬の増量規定は間違っているはずだと。
調査員の調査のコンピューター判定と医師の意見書を
照らしあわせて、アレコレと議論しながら決めていく。
認知症関係がメイン。
癌は、2~3人とごくわずか。
2種類の書類を読み比べながら、いつも笑ってしまうことがある。
医療内容のところに、アリセプトやレミニール投与中とちゃんと書いてあって
介護が必要な理由のところに、怒って暴れるから介護保険が必要、と書いてある。
再審では、暴れるので、要介護認定をあげてくれ、という依頼も結構ある。
しかしそもそも、暴れるのであれば、アリセプトやレミニールは止めるべき。
しかし多くの医師は、そうは考えないようだ。
アリセプトやレミニールを出しても暴れるので、抗認知症薬では限界なので
介護度をあげてヘルパーを増やすべき、という趣旨のことが書かれている。
私は、いつもおかしくてしょがない。
止めればいいだけのものを、続行ないし増量を考える医師の思考回路が。
滑稽そのもの。
ここに明確に書いておこう。
抗認知症薬の増量規定が介護需要を増加させている。
製薬企業に洗脳された医師と間違った介護が、認知症を造っていると。
すなわち、新・オレンジプランは間違っているので、早急に見直すべきだ。
患者さんには百害だらけの増量規定。
製薬会社にだけ一利ある。
今日、国会内で河野和彦先生が増量規定のおかしさと
コウノメソッドについて講演をし、第一歩を記した。
このブログの読者はもう気がついているはずだ。
抗認知症薬の増量規定は間違っているはずだと。
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この記事へのコメント
>医療内容のところに、アリセプトやレミニール投与中とちゃんと書いてあって
介護が必要な理由のところに、怒って暴れるから介護保険が必要、と書いてある。
...と、この矛盾、本当困りましたね、先生。
認知症問題を抱え、もう何年経ったのでしょか。
進歩どころか、これでは時が止まったままにも感じます。
Posted by ハク at 2015年07月23日 01:03 | 返信
介護認定審査会の滑稽にも、抗認知症薬の増量規定が介護需要を増加させているという先生のお話にも、100%「異議なし!!」
Posted by 平穏CM at 2015年07月23日 01:35 | 返信
本当に滑稽な話ですね。創作落語のネタにできそうな気がします。
Posted by 匿名患者 at 2015年07月23日 04:44 | 返信
長尾委員長! 私は「介護認定審査会そのものが滑稽」だと思います。こんなもの直ぐに止めて、ケアマネジャーに丸投げしたほうがずっとマシです。どんな不勉強なケアマネでも自分の担当しているお年寄りがどの程度の介護度かは、概ね認識しています。
Posted by 平穏CM at 2015年07月23日 09:35 | 返信
ドネぺジルはAch賦活作用だけが強すぎるので興奮しない人まで興奮させますが、Ach賦活作用がドネぺジルに比べて格段に弱く、セロトニン、ドパミン、GABAなど複数の神経伝達物質に作用してバランスをとれるガランタミンは抗精神薬に比肩するBPSD抑制効果があります。ドネぺジルと違って易怒や不穏にも効果があります。ガランタミン単剤で抗精神薬なしで済んでいる患者がほとんどです。
ドネぺジルを処方する医者はヤブですが、ガランタミンを処方する医者はそれをわかっている医者です。
しかし残念ながらわが県の抗認知症薬のシェアの90%がドネぺジルだそうで、わが県はヤブばかりだという事になります。特に脳外科医にドネぺジル処方されて酷い目にあうケースが目立つようです。
Posted by 関東の実践医 at 2015年07月24日 04:15 | 返信
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