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ビジネス化した介護保険

2015年08月22日(土)

「ビジネス化した介護保険」
丸尾多重子氏が神戸新聞に書いた論説。→こちら
誰も言わなかったこと、言えなかったことを彼女は言った。
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介護保険が適正に運営されていないどころか
介護保険が高齢者を不幸にしている面がある。

医療保険は非営利。
しかし介護保険は営利大歓迎。

医療保険は、混合診療厳禁。
しかし介護保険は、混合介護ウエルカム。

こんな医療保険と介護保険が仲良くしなさい、と国は言う。
しかし現場は利益相反で、協働どころか、没交渉状態にある。

たとえば、医療保険と介護保険に分断された訪問看護を
修復せよ、なんていう人は私一人しかいない。

どうなっているの?

丸ちゃんは、当たり前のことを言っている。
当たり前すぎて、役人には耳が痛いかもしれない。

2晩続けて、丸ちゃんと一緒だったが、彼女にもらった小文2つ。
その1 日本の転換期の今  →こちら
その2 若年性認知症といわれる方が増えている →こちら 


次は、「ビジネス化した認知症ケア」で
新オレンジプランの愚かさを書いてみようか。


いずれにせよ、丸ちゃんに学べ。

9月になれば、また丸ちゃんの特集番組が放映される。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

その2 若年性認知症といわれる方が増えている は、読めました。その1は「表示できません」のメッセージがでました。
丸尾さんのおっしゃること、いちいち納得です。
「人生はこうあるべきストレス」がものすごく強い世の中だと思います。
「正常」と「異常」、「健康であること」と「病気を持っていること」、どちらか一方に属している人なんか、いないと思います。どんな人も両方がミックスして折り合いつけながら生きている。
にもかかわらず、「それは病気です、お医者様に診ていただいて【治療】を受けてください」---その【治療】は「お薬を飲むこと」---その結果は以前よりもっと不幸は日々を強いられる。

「病気の早期発見」って、単に相互監視社会を作って病人を大量生産しているだけじゃないのかしら?

「あなたちょっとヘンでしょ。みんな楽しそうに飲み会で歌ってるのになんで一緒に歌わないの? ウツ病なんじゃない?」、「お宅の子、ちょろちょろ動きすぎるから多動性障害じゃないの?お医者様に診てもらった方がいいわよ」、「お宅のおじいさん、この前、すれ違った時、挨拶してあげたのに知らん顔してるのよ。認知症なんじゃない?」etc.

多くの人が、「みんなと同じ」でなければならない強迫観念の下で生活しています。「他人との比較や他人の目を気にしながら生活していると思います。
その「他人」って、誰だ?  「みんな」って、誰のこと?

Posted by ひまわり at 2015年08月22日 02:13 | 返信

介護保険で…なんて言ってられないことがいっぱい あります

ホントに 今でしょ!なんです
今日は 利用者さまと 二人で お風呂に入りに行ってきました
大きな湯船に 一緒に浸かって「気持ちいい〜」って いい笑顔でした

まるちゃんに続け〜!!がんばるぞ〜

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年08月22日 06:25 | 返信

「ビジネス化した介護保険」・・・・・・ を読んで

介護保険が適正に運営されていないどころか、
介護保険が高齢者を不幸にしている面がある。
・・・・・ と、長尾先生は書いておられます。

私には何を指してそう指摘されているのか?
理解出来ていませんが、


丸尾さんが論説で指摘されている、国は介護・
介助を“在宅で”・“地域で”と舵を切ったという
のは、正しい選択のように私は思っています。


いつまでも、住み慣れた場所(地域・自宅)で
暮らすということは、核家族化が進み、地域の
コミュニティが崩壊しつつある現在、いろいろ
と難しい面があるものの理想的な形態〔生き方〕
の1つと私は考えています。


丸尾さんが、誰も言わなかったこと、言えなかっ
たことを言った ・・・・・・ と、長尾先生は讃えてい
ますが ・・・・・・・、私には一番大切なことを言わな
かったと思っています。


高齢化の進行、独居(孤独)高齢者の増加、身体
的な要介助者や認知症患者が増加して来ていると
感じています。


身体的な要介助者・要介護者、認知症患者への医療
と介護の支援については、長尾先生の改革に期待
するところ大なのですが、私はそもそもそのよう
な人の発生を減らすことの方が先決事項だと考え
ています。


身体的な要介助者・要介護者、認知症患者の発生を
減少させるためには、地域のコミュニティの構築
が一番即効性があり、確実な方法ではないか?
と私は常々考えています。


その一番の解決策は、丸尾さんが運営している
“つどい場” 様の所を、昔の “交番” くらい
の間隔で展開すること。 


今高齢者〔特に後期高齢者〕は、行くところがな
いため、家に閉じこもりがちになっています。

家から外に出ず、他人との交わりも絶ってしまう
と、筋力の低下:廃用症候群と認知機能の低下が
促進されるように思っています。


“つどい場”で、他人とまじくり(他人と会話し)、
美味しいご飯を一緒に食べれば、健康寿命が延びる
ことは確実なことと思います。


正に、丸尾さんのやられている“つどい場”こそ、
“社会のセーフティネット”だと私は思っています。


丸尾さんは、ご自分が“つどい場”をやられている
から、 ☆ これ〔つどい場〕が、正解!! とは
言われなかったんでしょうね。

でも、私は敢えて、丸尾さんに ・・・・・・・

『 今必要とされているのは“つどい場”! !  皆んな、
私に続いて ! ! 』・・・・・・・ と、言って欲しかったです。

Posted by 小林 文夫 at 2015年08月23日 12:12 | 返信

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