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今や100歳は珍しくない

2015年09月04日(金)

開業当時は、100歳は珍しかった。
在宅患者さんの家での豪華な宴席に呼ばれ上座に座らして頂いたのは20年前。
現在では100歳は珍しくもなく、元気に歩いている人も2人くらいおられる。
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100寿者は、5万5千~6万人くらいいるはずだ。
たしか9割が女性で、9割が要介護状態。

日本人の長寿化はどこまで行くのだろう。
NHKでは、平均寿命100歳の時代が来ると言っていたが本当かな?

30年くらい前、「日本人の寿命40歳説」を読んだ記憶があるがあれは幻か。
予想に反して、まだまだ寿命は伸びつつある。

前期高齢者が80歳で
後期高齢者が90歳という日が来るかもしれない。

考えてみればすごいことが起きている。
しかし、人は必ず死ぬ、ことは忘れてはならない。

笹岡先生紹介の記事に、銀杯がメッキになる話があった。
もうこうなたったら、廃止になるの日も近い。


みなさんは100歳まで生きたい?
80歳くらいで死にたい?

おそらく80歳と答えた方のほうが、100歳の可能性が高いと思う。

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『100歳「銀杯」:メッキに 厚労省、「節約策」で存続へ』
 毎日新聞 2015年08月28日 東京朝刊
 http://mainichi.jp/shimen/news/20150828ddm041040040000c.html

 厚生労働省は9月15日に100歳の高齢者に贈呈する「銀杯」について、純銀から銀メッキに変更する方針を決めた。都道府県の意見を聞いて年内に最終的な結論を出す。長生きをする高齢者が増えて事業費が膨らんでおり、安価な素材で節約しながら長寿を祝うことにした。

 1963年度から、年度内に100歳になる高齢者に都道府県を通じて贈呈している。大きさは直径9センチ、高さ3・2センチ。純度99・7%以上の銀が使用されている。当初の対象者は約150人だったが、今年度は約3万2000人に増えて約2億7000万円の予算を計上している。事業費は今後も増加が予想され、今年6月に有識者が税金の使い方をチェックする行政事業レビューで「抜本的な改善が必要」と指摘していた。

 厚労省は銀杯を銅、亜鉛、ニッケルの合金に銀メッキを塗装したものに変更することを検討。約7600円だった1個あたりの価格が約3800円と半額程度に抑えられるという。来年度予算の概算要求には約1億5000万円を盛り込んだ。

 厚労省高齢者支援課は「高齢者を敬う気持ちとコストの削減をいかに両立させるかという視点で検討中」としている。【古関俊樹】

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そういえば、スーパー老人も増えて来た。
でももしかしたら、90才が現在の70歳相当になる日が来るかも。
以下も笹岡先生ののメルマガから転載。

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「三浦雄一郎さんを超えるかもしれない、87歳のヨハンナ体操おばちゃん」


『これが年の功、87歳の体操選手ヨハンナおばあちゃんのすごい動画』
http://dailynewsagency.com/2012/03/30/86-year-old-johanna-quaas-demonstration/
年をとると筋力や柔軟性を失うと言われています。しかし鍛え方と日ごろの心がけ次第では例え86歳になってもここまでの動きが可能。かなりの筋力が必要な平行棒の静止技もビシッと止めるドイツの現役体操選手、ヨハンナおばあちゃんの動画です。

*86-year old Johanna Quaas demonstration on PB - "Turnier Der Meister" Cottbus 2012
https://youtu.be/CTWo9EfQ4Hc

*Johanna Quaas (GER), Barrenübung
https://youtu.be/kje6vKKpK14

*86-year old Johanna Quaas demonstration on FX - "Turnier Der Meister" Cottbus 2012
https://youtu.be/W2bOED5LzZw

*Johanna QUAAS in Interview
https://youtu.be/0_TlnUKRl-k

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この記事へのコメント

 確かに100歳はもう珍しく無いですね。私が担当している40人のうち1人は101歳です。まだ自分で歩けるし、トイレにも行けるしとても元気です。

 最近、寿命のことについて考えていたところでした。
 今の70代から100代の方たちは太平洋戦争を体験した人たちなので、長生きしているではないかと思います。
 と言うのも、太平洋戦争で日本人のほぼ全員が飢餓状態になっていたので、飢餓状態になったら動き出す長寿遺伝子サーチュイン遺伝子が働いているのではないかと思うのです。

 もし、そうだったら今の60代からはそんなに長生きしないのではないかと思います。
 だから、高齢社会の問題は20年後には解決しているかも? なんて思ったりします。

 私が担当している101歳のお婆ちゃんは年相応の物忘れやとんちんかんがあります。テレビに向かって拝んだり、デイサービスの無い日でもデイのお迎えを玄関で待っていたり、娘さんのことを母親だと思っていたり。。。でも、101歳にもなればそのような状態になるのが自然なので、認知症の治療はしていません。

 付き合っていかないといけない状態と、薬で治してしまえる状態と、薬で抑えたほうが幸せな状態と、見極めが必要ですね。

Posted by みるく at 2015年09月04日 08:55 | 返信

私は50代です。
昔年金関係の仕事をしていたことがありますが、同世代の銀行の担当者と、高齢者増で年金財政が破綻というけど、貧しい生活、戦争を乗り越えて今の日本を作ってきた人達が老後を迎えている。
私達みたいに四大公害だの、食品添加物山盛りな成長期、軟弱生活の世代は、長生きできないだろうし、その内財政も一息つくんじゃない?とよく話していました。

父宅の真向かいのおばあちゃん、100歳頃は、朝5時前起床、家の回りの掃き掃除、植え込みの草取りが日課でした。背筋しゃんとして。
今は106歳、世話をする子供達の方が体調崩したりで、施設に入っておられるそうですが、記憶の混乱、物忘れ、おかしな行動もあるけどとてもお元気と。
母方の伯母は100歳、身体全体的に小さくなり、足腰だいぶ弱りました。記憶の混乱や物忘れ、体調の波もありますが、息子夫婦と同居、風呂トイレ、食事は自分でできますし、車でプチ遠出も。

「見極め」は本当に重要ですね。

小畑ふみこからみるくへの返信 at 2015年09月05日 07:56 | 返信

「100歳」越えの方々、一人ひとりの人生は、それぞれに味や香りがあって、個性ゆたか。
「105歳」であれ「36歳」であれ、いろいろあったがまあまあこんなものかと、本人が納得しえればいいのでしょうか。
ひるがえって、自分の「後期高齢者医療被保険者証」を見るたびに、この「後期」という用語には、いつもひっかかります。
「後期」であれ、「前期」であれ、老人・年寄り・長老を、年齢で区切るという発想に、なじめないのです。
今は死語ですが年齢に関係なく、「後家」というコトバもありました。
「終末期」というコトバも、いつのまにか官製用語になっているようです。
柳田邦男さんいう「三人称」的視点というだけではありません。
なんとも、「シュウマツキ」というひびきがよくない。
そのうち、「終末期高齢者医療被保険者証」が送付されて来るのでしょうか。
ただし、「林住期」や「放浪期」、「往生」とか「涅槃」とかのひびきは、ロマンやときめきがあっていいのですが。

Posted by 鍵山いさお at 2015年09月05日 07:14 | 返信

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