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NHKでも多剤投与を報道

2015年09月06日(日)

今日、ちょうど講演中に、NHKのEテレに出ていたという。
講演中に、「出てるよ」とのメールが入るが返事はできない。
高齢者の虚弱(フレイル)がメインテーマだが、多剤投与も大切だ。
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1時間番組だったそう。
NHKもこの問題を扱ってくれて嬉しい。

 NHK Eテレ TVシンポジウム 高齢者の虚弱どう対処するのか~これからの医療と漢方 

多剤投与の部分だけ、当院の映像担当が抜きだしてくれた。→こちら


NHKは、先日のこんな歴史に残る恥ずかしい報道 →こちら
はおおいに反省して市民のための報道をして欲しい。

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この記事へのコメント

NHKでも多剤投与を報道 ・・・・・ を読んで


ブログの中で紹介のあった、NHK番組:“高齢者
の虚弱 どう対処するのか ~ これからの医療
と漢方 ~ ”、を見て、がっかりしています。


日本の医療は世界最先端かどうかは知りませんが、
少なくとも世界水準であると思っています。


なのに ・・・・・、高齢者医療・介護、健康寿命や認知
症予防活動について語る時、いつも横文字が必要
となり辟易とさせられています。


パーソンセンタードケア・ユマニチュード・バリデ
ーションだけでもうんざりしているのに、今度は
“フレイル:高齢者の虚弱 ” ですか?


日本の現実は(超)高齢化社会に入っています。

そのような社会にあるのに、何故高齢期のことを論
じるのに横文字が必要なのでしょうか?


その社会に存在しないか、そこに住んでいる人が興味
を示さない場合、それを指す言葉は存在しません。


“もったいない!” も “津波” も日本語がそのまま
西欧諸国に輸出されています。


一方、高齢期のことを論じるのに、パーソンセンタード
ケア・ユマニチュード・バリデーション・フレイルという
言葉が医療や介護の世界では語られているようです。


こんな難解な言葉、(後期)高齢者の人たちが理解出来
ると思っているのでしょうか? 


ごくごく身近なそして大きな問題なのに、何故専門家と
言われる人たちは、それらのことを平易な日本語で表現
することに力を注がないのでしょうか?


このような言葉が日本語に置き換えて論じられていない
ことは、即ち、日本では“パーソンセンタード(当事者
・患者中心)”の意識が低い! ということに外ならない
と思います。


当事者・患者が理解出来ない言葉で、その状況やその症状
が語られている限り、医療界・介護界の上から目線( やっ
てやる!医療 / やってやる!介護 )から抜け出すことが
出来ないと感じています。


フレイルという言葉で状況が語られている限り、当事者や
患者が置き去りにされる現状が続くような危機感を強く感
じる番組でした。


日本に早い段階で、当事者や患者にしっかりと寄り添った
形で、医療や介護がなされる日が到来することを期待した
いと思います。

Posted by 小林 文夫 at 2015年09月06日 09:56 | 返信

拝見しました。
佐渡医師と薬を減らす介護・医療をはじめて3年目になります。
http://sawatari-iin.com/ishi.php

LW協会の会員でもあり、漢方医・スポーツ医なので、月一回の交流会は楽しみです。
安比高原は 無医村ですが、在宅訪問のおかげで安心して暮らせます。

Posted by kayabuki110 at 2015年09月06日 10:22 | 返信

小林文夫様が書いておられる「やってやる!医療/やってやる!介護」の印象=医療・介護会の
「上から目線」という表現に賛同します。
市民目線に立った良心的な医師も多く存在しますし、我々が知る術の無い裏事情、内部批判を表現して
頂けることにより知る現実があったりしますと、「世の中捨てたもんじゃない」と花開く心境を感じる
ことがあります。新しい日本の医療界、維新の幕開けか、と期待感も抱きます。
ですが、それでもそういった良い先生ですら(平易な表現かも知れませんが)
「世間知らずじゃありませんか?」と思わされる出来事に遭遇するのです。

Posted by もも at 2015年09月06日 01:50 | 返信

 高齢になるとたくさん薬を飲んでいる人多いですね。「薬だけでお腹いっぱいになるね」なんて冗談はよく言います。

 でも、たいがい一人のお医者さんから出ている薬だけでいっぱいになっている訳ではなく、いくつもの科を受診することによってトータルで多くなっている場合が多いです。
 そんな場合、他科のドクターが処方した薬を減らすのは難しいのでしょうね。

 例えば、整形外科でリリカが出ている人が、眩暈がするといって内科を受診し、問診や検査により、眩暈はリリカの副作用だと内科医が思ったとして、その時内科医はどうするのでしょうか?
 患者としては内科医から整形外科医に連絡を入れてリリカの副作用が出ているかもしれないことを伝えて、そのうえで内科医と整形外科医が共に疼痛と眩暈についてどうすれば良いか考えて、薬を変更するなり、リリカを止めるなり、減量して続けるなり決めてもらいたいと思います。それが医療連携だとおもいます。

 でも、私の知っている限りでは、医者同士で連絡を取り合ってくれた事はありません。(総合病院の場合は分かりませんが。。。) たいがいは他の先生の処方はそのままで何か他の薬を追加することで対処することが多いです。それか、患者に「こんな薬飲んでるからこけそうになるんだ」とか他科の医者をバカにしたような発言を平気でして一気に問題となる薬を止めてしまう。 残念ながらこの2パターンのどちらかしか知りません。

 もちろん、他の薬を追加することで対処した場合、薬がどんどん増えてしまいます。一方、薬を止めさせれば良いかと言えばもちろんそうとは限らず、薬を止めてもっと酷いことが起こる可能性がありますよね。例えばリリカを止めたら痛みで寝たきり状態になってしまう。など。

 多剤処方をなくすためにはパーソンセンタードケアのように、患者を真ん中において、色んな科の先生方が意見を出し合って、医者同士の連携が確立すればもっともっと薬は減らせると思います。

Posted by みるく at 2015年09月10日 11:52 | 返信

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