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毎日、悩んでいる

2015年09月15日(火)

毎日、毎日、無い頭で悩んでいる。
今週末に安保法案が強行採決された10年後の未来について。
賛成・反対の意見を一生懸命聞きながら、日本はどういう道を進むべきか。
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今、我々は、日本の歴史の大きな節目に生きている。

今週で、何百人、いや何百万人の人間の命が失われるのかが決まる。

人の命を救うが仕事だから、何百万人の命を救えるチャンスでもある。

第二次大戦で特攻隊として旅立った若者たちが、天国から見ていたら
現在の状況、安保法案についてどんな意見を言われるのだろうか・・・


若者たちや市民のデモがあちこちで起きている。
共産党系などの極左の一部であるとの報道がある。

しかし、市民の6割が反対しているという世論調査は
いったいどう説明するのだろうか。

デモは、決して一部の政治勢力のヤラセでもなんでもなく、
明らかな市民運動であり、現代の”一揆”である。

・関東・東北に豪雨が降り
・東京が地震で揺れ
・阿蘇山が噴火した。


これらは、今週の大きなファンファーレに見える。
戦後政治の天下分け目の大舞台が今週末。

昨日、与党の閣僚クラスの方がたと一緒に、ある舞台で話をした。
残念ながら、彼らに危機感はまったく無かった。

野田聖子氏の総裁選出馬も潰されて、独裁政治に拍車がかかる。
どんな政治家であっても、民主主義の世界では、単なる一票にすぎない。

たとえ自分が異論を述べても、得な事は何も無く、墓穴を掘るだけ。
だから、あとは野となれ山となれ、とくらいにしか考えていない与党の各議員だ。

野党はここぞとばかりやっている(大歓迎だ)が、本当に本質を分かっているのか。
もし対案が無ければ、これまた、意見とは言えない。


アメリカとの距離感だけが、今回の議論の本質。

日米同盟があっても、いくらでも取るべき方法はあると思う。
一緒に戦争をする愚は、善良なアメリカ人も気がついている。

安倍総理には感謝しないといけないかもしれない。(もちろん、皮肉だが)
ここまで愚直に強硬に、アメリカの言いなりのアメリカ案を国民に説いてきたことに。

そんなリーダーがいたから、国民は気がつく、燃える、考える。
私もその一人だ。

空気が読める人間ならば、ギリギリで廃案にして、ゼロから議論し直すだろう。

それができたら、安陪さんの株は上がるのだが、周囲はイエスマンばかりだから
こんな当たり前の勝ち馬券を買う勇気も知恵も無く、ほんとうに哀れだと思う。


我々は、こうして戦争に巻き込まれて行くのだろう。


そうした愚かな人間の歴史の転換点の空気を吸っている。

ゆっくり深く吸っておこう。




















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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今夜にも参院強行採決か。
長尾先生は、「毎日、毎日、悩んでいる。」
このブログ読者は、誰ひとり、悩んでいない。
「愚かな人間の歴史の転換点の空気」で、ここも満たされているのだろうか。
昨日の参院特別委員会で参考人が、言っていた。
最高裁の元判事、「司法をなめるんじゃない。」
若い青年、「眠ってないで、僕の意見も聞いてください。」
いやー、びっくり!
国会議員も、このブログ読者も、眠りこくったまま。
かくして、今日も流れていくのか。おーい、雲よ。

Posted by 匿名でごめん at 2015年09月16日 03:00 | 返信

このところ、自衛隊統合幕僚監部の内部資料が、あいついで露見している。
「文書管理がなってない」(公明党)というが、問題は、そんなものではない。
1963年、松本清張の自宅ポストに投げ込まれたものは、『統合防衛図上演習』、
いわゆる三矢作戦だった。
第2次朝鮮戦争を想定した、日米共同作戦における自衛隊の行動計画だ。
8月1日臨時国会を召集し、非常事態措置諸法令87件を緊急上程、委員会審理を省略して、
8月中旬にすべて成立させるというもの。
それから53年、自衛隊幕僚幹部は、安倍や中谷を小馬鹿にしながら、日米「軍軍」共同指揮体制を強めている。
水島朝穂によれば、米国のアフリカ軍司令部にも、自衛隊空佐を常駐させ、
海賊対策、エボラ対策を手始めに、共同軍事行動への準備を練っているという。
シビリアンコントロールは、今年3月の法改正で瓦解した。
安倍の暴走や山口の伴走どころでない、日米「軍軍」の大暴走が進んでいる。
いつまでも居眠りを続けていていいのだろうか。

Posted by 匿名でごめん at 2015年09月16日 06:30 | 返信

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