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認知症になったら精神病院に連れて行かれる?
2015年10月07日(水)
「認知症になったら精神病院に連れて行かれる?」
これは、ジャーナリスの浅川澄一氏の記事のタイトル。
書籍やブログで再三指摘してきたが、浅川氏の解説が明快だ。
これは、ジャーナリスの浅川澄一氏の記事のタイトル。
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この記事へのコメント
DIAMOND ONLINE が記事にしていたりと、活動の効果、進撃が速くて驚きです。
メディアが黙殺、とかの文言も見ていたので、少し暗澹たる思いで淀んでいましたが、
良心ある報道機関があると知り、勇気が湧いてきます。
コウノメソッド講演会感想文を読んでいましたら、医師が記入したアンケートもありました。
医療・介護に携わる方によるメッセージが多い印象を受けましたが、皆さん業務的立場上と
個人的見解との解離に心を痛める方が多く、悩ましい政策プランが尚更、恨めしい気持ちに
なりました。それでも、少し明るい兆しを感じるのは、癌治療への関心時にあっても、
「自分の手に決定権を取り戻そう」というような気配が広がりつつあるのを感じましたし、
アンケートの文面にも、説得力ある具体的な気持ちの数々を読みますと、ジワジワと何かが
動き始めた気配を感じました。
きっと長尾先生や同志の方々が、既に動き始めておられるから、ですね。
少しずつの明るい兆しを期待し、そして何かのお役に立てる機会がありましたら、と
心していたいと思います。頑張って下さい!
Posted by もも at 2015年10月07日 01:41 | 返信
認知症になったら精神病院に連れて行かれる? ・・・・・ を読んで
精神病疾患と認知症疾患の違いを十分に理解して
いない状況でコメントするのは適当ではないかも
しれませんが ・・・・・・
精神科病院では、法律(精神保健及び精神障害者
福祉に関する法律)によって入院患者への行動制限
が認められている。ベッド上で手足をベルトやひも
で固定したり、車椅子に乗っている時に腰をベルト
で抑えてしまう、抑制と表現されているが、実態は
“拘束”が認められている。 というところに問題
の本質があると考えています。
認知症は状況を理解することが難しくなり、不安感
が増大する病態であると認識しています。 そのよ
うな認知症を発症した人にとって、生活の環境を変
えないこと、周囲の人が穏やかに接すること、驚か
さないことが最も重要であり、行動を無闇に制限し
ないことが最優先されることと考えている私にとっ
て、認知症を発症した人の受け皿が、場合によって
は“抑制”を是認する精神病院とはとても思えません。
認知症のために病床が45万床必要、精神病院が
BPSDの治療を放棄すれば行き場のない患者が多数
出現する。とありますが、45万床のベッドが必要
であれば、それに見合う数の“認知症対応施設”が
必要なのであり、それは決して“精神病院”内にある
訳ではないと考えます。
認知症を発症した場合、そしてBPSDの症状を呈した
場合、“抑制”したくなる気持ちは分りますが、“抑制”
したら、益々症状が悪化することが懸念されます。
正に、負のスパイラル状態が出現します。
「慢性の行動・心理症状(BPSD)等においては長期的
に専門的な医療サービスが必要」とありますが、“専門
的な医療サービス”とは、具体的に何を意味している
のでしょうか? “専門的な医療サービス”の中に
“身体の抑制(拘束)”が含まれているとしたら、認知
症患者にとって“精神病院”は、最悪の施設と言わざる
を得ないと思います。
認知症になっても、住み慣れたまちで慣れ親しんだ
隣人と少しでもながく暮らすこと、そのために地域で
認知症患者(当事者)とその家族を支援するという
“地域包括ケア” の考えが進んでいて、嬉しく思って
いたところなのに ・・・・・、その活動の中核を担う、地域
包括支援センターの保健師さんやケアマネージャーさん
が、「認知症の人を見つけたら、精神病院を紹介して、
入院させる ・・・・・。」 という意識を持った(誤った理解
をしている)人がいると言う事実を知って驚愕しています。
“私たちの知らぬ間に、じわじわと、ふたたび大収容
時代がはじまる。新オレンジプランは巧妙に毒の盛られた
果実である。白雪姫の毒リンゴならぬ、毒入りオレンジ
なのであり、今はまだ国民のほとんどが自分には関係ない
ことと思い込んでいる、知らぬが仏の毒ミカンなのである。
そして、この国で年老いてゆく私たちは、ある晴れた朝、
突然に、精神病院の保護室で抑制されて目覚めるのだ。”
が現在進行形の事実であると知って、恐怖を覚えています。
物忘れが始まり、心の中に不安が増大してきて、身の置き
所がなくなって来た時、私はいったいどこに相談しに行っ
たらよいのでしょうか?
“安心して認知症になることの出来るまちづくり” を標榜
していると理解していたのに・・・・・・!
“認知症状を呈したら終わり!” ・・・・・ が日本の現状で
あれば、私はせいぜい “つどい場” に通って、そのよう
な状況にならないように自己防衛(予防活動)に精を出
すことにしましょう ・・・・・・ か ?!
Posted by 小林 文夫 at 2015年10月07日 10:02 | 返信
当店の患者様で色々と家族の話をしているうちに実は母(80歳)が認知症らしいので病院に連れていき薬を飲めば飲むほどひどくなり・・・(幻覚など)と言う 悪いパターンらしいので コウノメソッドの本をお貸ししてできるだけ早いうちに長尾先生を受診するようにお勧めしておきました。多分 受診されると思いますのでよろしくお願いします。
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2015年10月08日 11:36 | 返信
最近の精神科病院は10年前から完全に「認知症専門」にシフトしましたね(苦笑)。認知症関連学会の高名な先生方も大半は精神科医ですので、認知症の世界では精神科医に絶対的な権力がありますね。
精神科にとって認知症は魅力的なマーケットですね。一般内科医はBPSDに対して何もできないし高名な精神科医の先生から講演会で「素人が使うな」と抗精神薬も使用を堅く禁じられているので、結局入院設備のある精神科病院へ丸投げするしかなくなる。精神科病院のほうも「地域連携」という名のもとに
BPSDがひどく内科医が困る症例を受け入れますよとアピールする。周りの精神科病院もすべて「認知症専門」ばかりで、一般内科医・開業医は「認知症はわからんから」と言って病院へ丸投げするし、介護に疲弊した患者家族もとにかく患者がおかしくなったので精神科病院を紹介してくれと頼まれます。
しかし認知症医療センターに指定されているある精神科病院では医者の病状説明もなく恫喝まがいの言動と無茶苦茶な毒薬パニック処方で寝たきり廃人にされかけたという話をよくききます。
内科医から抗精神薬の処方権を完全に奪うことによって、精神科病院は認知症患者で潤うという構図です一度入院したが最後で二度と最後で、多くの患者は自宅に戻れず、病院で衰弱死あるいは心臓死するか
グループホームとか施設に送られますね。BPSDのある認知症患者が自宅で過ごすというのは少なくともこの地域ではきわめて困難のようです。内科医がBPSDを薬物コントロールできて自宅で最後まで過ごされたら、入院患者が激減して精神科病院は用済みで潰れますので。精神科病院を守るためには内科医をド素人扱いして薬物コントロールに一切手を出させない事が何よりも大事なのです。
Posted by ある実践医 at 2015年10月09日 09:48 | 返信
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