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三島由紀夫が45歳で亡くなって45年

2015年11月25日(水)

45年前の今日、市ヶ谷駐屯地で三島由紀夫が演説後に割腹自殺したことを覚えているか。
私は12歳だったが、元自衛隊員の親父がなにやら呟きながら一緒にテレビを観ていて、
子供なりに、ただならぬことが起こったことを察したことをハッキリと覚えている。

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昨日の報道ステーションが、三島由紀夫の特集をしていた。→こちら
(YOU TUBEからの指示で一部無音です)

ただならぬことが起きる、 はずだったが、結局何も起こらなかった。
あれから45年の時間が流れ、歴史はまた大きな曲がり角にきている。


三島由紀夫は命と引き換えに、この国に何を言いたかったのか。

今、あの演説をよく聴いてみた。

1)憲法を改正して、自衛隊を正式な軍隊として認める。
2)自分の国は自分で護る。この美しい日本は自分で護ること


たったこの2つのメッセージのために、三島は肉体を棄てた。

三島は、当たり前のことしか言っていない。


戦争をしろとなんて言っていないし、攻めてきたら必死で護るスステムを作ろうと言った。
そしてそろそろアメリカから独立しようぜ、と言った。

日本人よ、そろそろ目覚めようよと。

テレビ朝日がこの三島を報じた意義は大きい。
いいコメントも出している。

しかしコメンテーターは「彼の言説には賛同できない」という旨を言った。
これは興覚めだった。

朝日の馬脚が現れてしまう、実に残念なコメントだった。
きっと幹部に言わされたのだろう。

賛同できないのなら、初めから、そんな企画はやるな!
これを余計なお節介という。


ただ、「三島が残したメッセージを今、強く噛みしめよう」とだけ言えば良かったのに、
45年前に殉職した男になんと冷酷で上から上から目線のコメントを発したのだろうか。



三島事件 →こちら

その余話 →こちら

その画像 →こちら

これだけの知識人でも、実に的外れなコメントを出している →こちら

45年目の命日にもう一度、三島のメッセージを噛みしめる時ではないか。


シリアの空爆、ロシア機をトルコが撃墜など、世界戦争はもう始まっている。
日本は、絶対に巻き込まれないようなしたたかさという力がある、と思う。

そのためにも後ろ盾となる強い軍隊が必要。
攻撃参加ではなく、専守防衛に徹するため。

三島は、それが言いたかったのではないか、と理解している。
だから盾の会だったのだ。

三島は、多くの命を救おうとした。
世界を、そして日本を診る唯一無二の医者であり、人道主義者であった。

今日は没後45年でもあり、生誕90年の区切りの年でもある。
ここで彼に教えを乞うことは大きな意味がある。





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この記事へのコメント

三島由紀夫氏が45歳で亡くなって45年 ・・・・・・ を読んで

憂国の士 “三島由紀夫” 氏の割腹自殺は、私にとっても
衝撃的な出来事でした。・・・・・・・ あれからもう45年もの
歳月が流れるんですね。歳をとるはずですね。
長尾先生のブログで、昨日〔11/24【火】〕の報道ステーションで
“三島由紀夫氏特集” を放映していたことを初めて知りました。
私は他のチャンネルを見ていて、見損ねました。とてもとても残念です。

ブログの中で“報道ステーションが、三島由紀夫氏の特集をしていた。
→ こちら”・・・・・・とあるので、もしかしたら動画で見れるかも ・・・・
と期待したのですが、どうもリンクされていないようです。
録画されていたら・・・・・、是非見えるようにして戴きたいと思います。
何方か、どこか動画で見ることが出来るサイトをご存知の方があれば、
教えて戴ければありがたいと思います。 よろしくお願いいたします。

領空を侵犯していたかどうか双方のコメントが食い違っていて事実
は不明ですが、トルコ(軍)がロシアの攻撃機を撃墜し、2名が死亡
した事件も、衝撃的でした。
例え領空を侵犯していたとしても、実際に攻撃し撃墜してしまうとは!
・・・・・・ 国際関係の厳しさを改めて思い知らされました。
国の独立・国の威信そして、国益を護るということは、こういうこと
なんでしょうか!? 厳しい現実ですね。

長尾先生は今回のブログで、 “シリアの空爆、ロシア機の撃墜など、
世界戦争はもう始まっている・・・。日本は、絶対に巻き込まれない
ようなしたたかさという力がある、と思う。” と書かれていますが、
“したたかな力〔国際交渉力?〕” が、本当に今の日本にあるので
しょうか? 尖閣諸島付近で領海を侵犯した外国船を拿捕した時、
後々の紛糾を避ける?ため、超法規処置〔政治判断?〕で、直ぐに
釈放した日本。 今回のトルコ‐ロシアの攻撃機撃墜事件は、実際
に2名の人が亡くなっているので、正当化することは出来ませんが、
トルコ軍(トルコ政府)のように肝の据わった、断固たる処置を
現日本国政府は実行することが出来るのでしょうか?
◎ 決して、好戦的であったり、極右であったりする必要はありま
せんが ・・・・・・・ 甚だ心もとない感じがしています。

国軍・国益・集団的自衛権 ・・・・・・・、考えなければいけない
ことが沢山ありそうです。

Posted by 小林 文夫 at 2015年11月25日 11:23 | 返信

市ヶ谷自衛隊員の罵倒や嘲笑のなか、三島は割腹した。

Posted by 匿名でごめん at 2015年11月25日 08:24 | 返信

長尾先生という方は、スピリチュアル、繊細な方だと捉えています。
リトマス試験紙のように、その時の精神状態が如実にブログに現れます。
なんだか、ハードな心境なのですね。
秋の夜長、いい季節です。ゆったりとした音楽を聴いてリラックスを
お奨めします。ハーブティーとまでは言いませんが、ホットミルクなども
リラックス効果がありますよ。

Posted by もも at 2015年11月25日 11:07 | 返信

私は、東京の東急東横線の、住宅街で友達の陽子さんのおうちでコンピューター用の紙の印刷のアルバイトをしていました。
三島由紀夫は、よく知らなかったし、嫌いだったので怖かったです。
でも陽子さんの実家の人達が、良い人ばかりだったので、ほっとしました。
その後、私はグループ(東大全共闘解放大学)を除名されたので、三島事件なんか忘れてしまいました。
今反省してみると、私自身は「阿Q正伝」みたな阿呆だったなあと思いますし、右翼よりも左翼の独善性の方が怖いなあと思い知りました。
陽子さんも私が除名されたので、自分から辞めたそうです。
陽子さんのおうちも懐かしく思い出しますけど、一体どこの駅だったのかも忘れました。


今はどうしてるかな?今となってはどこの駅だったのかも忘れました。

Posted by 匿名 at 2015年11月25日 11:24 | 返信

三島由紀夫が割腹自殺したのはなんとなく知っていましたが、三島事件の意味をを初めて分かりました。ありがとうございます。
10.21のデモを制圧された意味を君たちはわからんのかと訴えた三島の本当の愛国心を感じないといけないのかな。憲法を自分の国を誇れる憲法に変えなければいけない、そして命がけで守ろうする意気を、それを実際にした三島由紀夫、そういうまっすぐな知的誠実さを持った人間になりたいと感じました。

Posted by しゅとう たけし at 2015年11月26日 09:01 | 返信

江戸時代も、明治時代も大正時代も日本は自立していたのに、太平洋戦争でアメリカに負けてから、アメリカの同盟国と言われながら、従属国というか、半分植民地みたいな感じになってしまいました。
吉田茂最相が大臣時代に主張したみたいに、欧米の意見をもっと尊重したら良かったのかもしれません。
吉田茂氏も軍部に反抗したので、投獄されていたらしいです。(日本共産党の小林多喜二は、特高警察に惨殺されました。戦前の日本共産党はよくやったと思います。権力を取るまでは凄くよく健闘する共産党です、ロシアでも中国でも。)
尖閣列島の海底油田があるのに、石油を求めて南方のジャワスマトラ方面まで侵略までしていたなんて、何処かぬけています。いいところもいっぱいある日本だと思いますから、近隣の国々には迷惑を掛けないように国家建設をしなければいけないと感じます。
問題が大きすぎてよくわかりませんけど。

Posted by 匿名 at 2015年11月28日 10:14 | 返信

4人の若者を引き入れて、三島美学が散った。
一人芝居ならよかったものを、介錯を強いるとは。
三島事件に政治的意味をこじつけるべきでないと言ったのは、司馬だった。

1970年。6月に安保自動延長。同じ11月に初代アサド軍事クーデター。翌月には沖縄でコザ暴動。
三島がながらえられていたら、米軍に替わり、ヤマト国軍を繰り出して治安出動だ、鎮圧しろと雄たけびをあげただろうか。
1年半後、ガスただよう仕事場で、川端美学が静かにうもれていった。

2015年11月、東北をバックに、羽生美学が、この星に、ひときわ、かがやいた。

Posted by 匿名でごめん at 2015年11月30日 08:08 | 返信

三島事件ついては、現場に急行した川端のつぶやきが、隠れた本質をついているようにも思う。
みな、自分の考えに引き寄せて感想を披瀝するので、色んな説があっていい。
異説に感情的に反発しないように、自戒したい。
ただ、「世界戦争はもう始まっている」としても、それは「いかなる戦争」なのかがあいまいなまま、
ムード的に議論されているのが、気にかかる。。
今朝の新聞で、ある記者が書いた記事が目にとまった。
「ベルギーの首都ブリュッセルに入った。治安当局が『実行犯が潜伏している』とみて捜索を繰り返す現場に近づこうとタクシーに乗った。」「モロッコ系だというベルギー人のタクシー運転手の男性に問われた。『テロリストが潜伏している可能性があるなら、欧米は、なぜブリュッセルやパリを空爆しないんだ?』」「男性の言葉は、そのまま欧州の矛盾を言い当てているように感じた。」
アメリカがはじめた「戦争」は、中東・アフリカの旧宗主国に及んでいる。
フランスのピケティの提言にも耳を傾けるべきだ。

Posted by 匿名でごめん at 2015年12月06日 12:26 | 返信

ピケティはフランス社会党の御用学者と聞きましたけど。
テレビで見ても、なんだか両手を振り回して喋っているのが気になって、話がよくわかりませんでした。
マルクスの資本論の(余剰生産が資本を拡張すると言う理論)を、実際の経済データーで実証してみせたのでしょうか?
この度のテロとシリア空爆はオバマとプーチンが手を携えて、一緒に空爆すると言うので、whiteとcoloredの争いなのかと思わせます。
オバマはcoloredなのかwhiteなのか?アメリカ大統領なのだからwhiteなんでしょうね。
日本はcoloredのくせに、帝国主義を名乗って近隣を侵略したので、テロもあり得るかもしれません。
今は中国も朝鮮半島も自立していますけど。
空爆は広島と長崎を思い出させます。真珠湾を攻撃したのは軍部なのに非戦闘員をジェノサイドしたのですから、空爆と一緒です。
トルコのエルドアン首相はプーチンの罠に罹ったのでしょう。日本人によく似ているなあと思います。

Posted by 匿名 at 2015年12月06日 11:49 | 返信

西のゲルニカ空爆(1937年)、東の重慶空爆(1938年~1943年)。
日本軍の重慶爆撃は、当初はピンポイント?爆撃だったというが、218回ともなれば、じゅうたん爆撃、都市せん滅と言わざるをえない。住民はどうなるのだ。
イラク、シリアでの空爆は、のべ1万回を超える。すべてピンポイント爆撃だという。
1971年生まれのピケットのフランス発コラムは、世界各地の掲載紙で読まれている。
下記は、11月22日時点のもの。
「1990年~91年にイラクがクエートを併合した後、主要国は連合して多国籍軍を送り込み、石油を中東の首長たち、つまり欧米の企業に取り戻した。」
「2003年から11年まで続いた次のイラク戦争。イラク人の死者は50万人、殺された米兵は4千人。9.11同時多発テロの死者3千人に対して報復するためだった。」
「石油君主国において、一握りの人間が石油という恵みの法外な取り分をわがものとする一方、大人数の集団、特に女性や移民労働者が、半ば奴隷状態におかれ続けている。」
「社会の公平な発展によってこそ、憎しみは克服されるだろう。」

「テロ」対「対テロ戦争」でよいのか。
昨日、フランスでの「州」選挙で、「移民排除」を訴えたルペンの国民戦線(FN)が第1党に躍り出た。

Posted by 匿名でごめん at 2015年12月07日 05:54 | 返信

昔、中国の映画を見ました。
智襲イコ山だったか名前は忘れましたけど、なんか日本人の軍人か役人が物凄く威張っていて、中国人の支配人だか、管理者が日本人にペコペコして、同じ中国人に怒鳴りつけるのです。
そんなことがあったのかなあと、申し訳なく思いました。
今はアメリカ政府が威張っていて、日本人がアメリカにペコペコして沖縄のひとや日本人に威張っているんだなあと、情けなく思います。
しかし、戦争中に日本の軍部が何をしたのか、よくわからないし、もう戦争後60年以上経っているので、最近生まれた若者に戦争中のことを言っても、分からないでしょう。
日中平和友好条約も結ばれたことですし、お互い文化的に交流して、理解を深めて行きたいものです。

Posted by 匿名 at 2015年12月09日 04:14 | 返信

おっしゃられるとおり、古くは応仁の乱、新しくは戊辰戦争や、西南戦争のことなど、戦前生まれの者でもよく分からない。でも、京都、会津や薩摩では、つい昨日のことのように語る人がいる。
広島・長崎の原爆については、日本人とアメリカ人で、理解に大きな溝がある。
パレスチナとイスラエルとなれば、話は2千年以上前にさかのぼる。
70年アベ談話の核心は、「子や孫に謝罪の宿命を負わせてはならない」にあった。前後のながたらしい駄文は、アジア諸国民の目を欺くためであった。
もし、メルケルがドイツでかような発言をしたら、どうであったろうか。EUに広がるネオ・ナチ支持者の喝采をあびただろう。
もし、ノーベル平和賞のオバマが、来年広島を訪れたとしたら、投下の過去にはまったくふれず、「未来志向だけに留意する」とコメントするだろうか。
よく日本人は、トルコ人の親日振りを自慢するが、これには、帝政ロシア時代からいくども繰り返された露土戦争の話にまで、さかのぼることになる。
人に貸したカネのことは忘れないが、人から借りたカネのことは忘れている。
忘却は、ヒトの脳の優れたネットワークのたまものではある。
ヤマト人の忘却の能力は、世界に冠たるもである。
検証はしない、責任はとらない、という伝統は、いずこから派生しているかはご存知の方も多いことだろう。
福島原発にしろ、杭打ち問題にしろ、血液製剤の問題にしろ、すべては、かくのごとし。
「もんじゅ」にいたっては、改憲後の日本核武装の「盾」であるだけに、秘密のベールにつつまれて、子や孫に引き継がれる。

Posted by 匿名でごめん at 2015年12月09日 02:42 | 返信

匿名でいらっしゃるので、中国大陸の方か、朝鮮半島の方か、中近東の方か存じませんけど、そもそも日本列島に侵略して来たのは、蒙古襲来時の、中国と朝鮮半島の方達なんですからね。
日本列島の住民や直接壊滅的な被害な被害を受けた対馬の人から見たら、「西方浄土」と思って仏さまのいらっしゃる有り難い方角から恐ろしい兵隊が何千何万と攻めて来たのですから、仰天しますよ。
攻めて来たのは、元であって、漢ではありませんでしたが、日本から見ると、中国人が攻めて来たとしか見えません。
(朝鮮半島では仕方なく一緒に日本に攻めて来た人と、反抗した人といたけれども、反抗した朝鮮民族は皆殺しにあった)とNHKでは放映していましたし、ベトナムにも元の海軍が、攻めて行ったが、ベトナム側が上手にトンキン湾に誘導して、引き潮になると、トンキン湾の海底に、杭を打ってあったので、元の船が座礁して動けなくなって、完敗したことも、もう二度と日本やベトナムに侵略してくる力が無くなったのだとNHKで放映していました。
中国も昔から小さな近隣諸国に侵略していたのです。
失敗しただけのことです。
お互い都合のいいことは覚えているけど、都合の悪いことは忘れるものです。

Posted by 匿名 at 2015年12月10日 01:02 | 返信

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