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どうやって病院に連れていくのか
2015年12月16日(水)
今回は北海道に住む女性(54歳)の方の質問です。
【質問】
82歳になる義母のことなのですが、物忘れがかなり進んでいることに心痛めております。
義母は昨年の夏に義父がなくなり関西で一人暮らしをしています。私達は夫の仕事で関東に
住んでいるので毎日携帯電話で話をし、月に1度は夫と一緒に実家に顔を出していますが
今言った事を忘れて同じ話を3・4度繰り返したり、行動そのものの記憶がすっかり抜けてしまうこともあり、認知症の始まりではないかと心配しています。夫は誰でも年をとれば物忘れが多くなり記憶力が落ちてくるものだから心配しなくてもいいと言いますが、早期に病院に行った方がいいのでしょうか?とても几帳面で今でも普通に生活をしていると思っている義母の気持ちを傷つけて逆に老いが進行してしまうのでは?と踏み切れずにいます。どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
【回答】
親が何度も同じことを言い出したら子供は「ついにボケたかな?医者に連れて行かないと」と思うでしょう。しかし親にはプライドがあるのでそう簡単には病院に行ってくれません。受診までに平均2年間ものブランクがあるそうです。その間、子供は子供なりに悶々として過ごします。今、50代、60代の同窓会ではどこも親の認知症介護の話題でもちきりです。私も最近、友人・知人からこのような質問をよく受けます。
【本当に認知症なのか】
人の名前がなかなか出てこないとか忘れものが増えたとか、単なる物忘れだけでは認知症とはいえません。生活に支障が出る段階になってはじめて、認知症と呼びます。そして最近、正常と認知症の間にMCI(軽度認知障害)という予備軍の人が400万人いると言われています。
さて「今言った事を忘れて同じ話を3・4度繰り返したり、行動そのものの記憶がすっかり抜けてしまう」というお義母さまの症状からは、すでに認知症の域に入っている可能性が高いと思います。しかしもし特に大きなトラブル無く独居で穏やかに生活されているのであれば、MCIの段階の可能性もあります。本人が同意するならば、近くの医療機関で頭部CTと血液検査(甲状腺機能を含む)とMMSE(簡単な認知機能検査)を受けられることをお勧めします。これらは認知症の診断に欠かせないものですが、問診だけで認知症と誤診されているケースがあります。また認知症と言っても、4大認知症(アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭型、脳血管性)のどのタイプであるかを鑑別することも必要です。お義母さまは几帳面な性格ということなので、レビー小体型認知症になり易いと想像します。ただ世の中には慢性硬膜下血腫や電解質異常を認知症と誤診されていることが少なくないので、認知症の診断プロセズは重要です。
【どうやって病院に連れていくか】
明らかに認知症が疑われても本人のプライドが高く、受診を強く拒否されるケースはよくあります。しかし「どこかおかしい」と薄々気がついているのは誰よりも本人です。認知症の人が病識無い、と思っている人がいますがそれは高度になった場合の話です。軽度から中等度の人は、自分自身が本来の自分で無くなっていくことをある程度どこかで自覚して心の底で悲しんでいるものです。ですからそうした心の痛みを逆なでするような受診勧告をするとヘソを曲げてしまうので逆効果です。ではどうすれば上手に医療機関に連れて行くことができるのでしょうか?
私なら、貴方に病人になってもらいます。そして親に同伴を求めるのです。貴方が心配ごとが有るとか健康診断を受けるという理由で受診してもらいます。(カルテは作らず、診察の真似だけ)その時にお義母さんに付き添ってもらい診察を横から見てもらうのです。私はおもむろに、「お母さんもついでに血圧を測ってあげましょう」と声を書けます。そして貴方とお義母さんの両方に向かって「最近、物忘れなんてありますか?私なんかも酷くてね」などと世間話をします。するとたいてい、本人が「私もあります!」と話に乗ってきてMMSEなどの検査に進むことがほとんどです。つまり子供や配偶者に偽患者になってもらい、ついでに診てもらうという方法です。数回受診するうちに、抵抗感は徐々に薄れてきます。認知症の本質とは不安ですので、最初の敷居さえ乗り越えてしまえば、そしてそこが怖い場所では無いことが分かれば別人のように病院好きに転じる人もおられます。
最初の一歩が踏み出せない人の場合は、こちらから押しかけて不安を解くこともよくあります。押しかけ診療というか往診です。申し訳ないが家族の誰かが病人になってもらうか、家族と昔からの友達という設定にして、たまたま遊びに来たという場合もあります。世間話から始まり健康に関する雑談に入った時には、徐々に猜疑心は薄れています。こうした第一歩さえ上手に踏み出せば、あとはスムースに運びます。そう考えると遠くの大きな病院より、近くの暖かい雰囲気の診療所のほうが通院しやすいかもしれません。認知症専門でなくても認知症をよく勉強している往診もしてくれる“かかりつけ医”を近所で見つけておくことが長い目で見ると大切です。
【なんのために医者にかかるのか】
現在、4種類ある抗認知症薬には「増量規定」というものがあります。規定どうりに増量した途端に怒りっぽくなり、暴れるという人がよくおられます。本来、こんな場合には抗認知症薬は減量ないし中止ですが、「効いていないので10mgに増量だ」という医師もたくさんいます。もちろん易怒性はさらに激しくなり、強力な鎮静剤が必要になります。するとフラフラになり転倒し、寝たきり、食事量低下し、胃ろうの話が出てきます。抗認知症薬こそ、その時のその人に合う量へのサジ加減が大切で、もっとも個別化医療が必要な病態です。そこで私はこの秋「抗認知症薬の適量処方を実現する会」を立ち上げて薬害が増えないように活動を始めました。詳しくは同会のホームページをご覧ください。また「認知症の薬をやめたら認知症がよくなる人がいるって本当ですか?」(山と渓谷社)という近著も参考にしてください。
さて、医者の役割といえば以上の落とし穴に注意してその人にあった抗認知症薬を処方することもあるでしょう。しかしさまざまな生活障害や精神症状の早期発見やアドバイス、そして介護保険の意見書を書いてもらい、介護保険を上手に使うための役割のほうがずっと大きいでしょう。
【在宅療養のすすめ】
貴方のように遠距離介護で、毎月の通院にいちいち付き添えない場合は、早めに在宅医療に切り替えたほうがいい場合もよくあります。訪問診療の対象者は一人で通院できない人ですから、お義母さんも対象です。家族が遠くに住む場合は、在宅医療のほうが上手くいきます。たとえば認知症の人は日にちの感覚が無いので、定期的にお薬を飲むことができなくなります。服薬管理は訪問看護師や訪問介護士や訪問薬剤師が行うのですが、薬の処方には医師の診察が必須なので医師も月に1~2回は診察しておく必要があります。
遠くの専門病院に通っていても、やがて通院できなくなる時が必ず来ます。遠距離介護であればそんな将来を見越して早めに在宅療養に切り替えておくことをお勧めします。私は100人以上の認知症の人を在宅で診療していますが、たとえおひとりさまであっても最期まで自宅で暮らすことができることが分っています。ちょっと信じられないかもしれませんが、在宅療養だと最期まで何も起こりません。このあたりは別の機会に詳しく述べます。遠くの子供さんとは、メールや電話で情報交換しています。貴方がたとえ海外在住の場合でも、お母さんのようなケースで何年間も在宅で穏やかに暮らしている人もいます。もちろん在宅ではケアマネさんや訪問看護師さんが主役です。
【質問】
82歳になる義母のことなのですが、物忘れがかなり進んでいることに心痛めております。
義母は昨年の夏に義父がなくなり関西で一人暮らしをしています。私達は夫の仕事で関東に
住んでいるので毎日携帯電話で話をし、月に1度は夫と一緒に実家に顔を出していますが
今言った事を忘れて同じ話を3・4度繰り返したり、行動そのものの記憶がすっかり抜けてしまうこともあり、認知症の始まりではないかと心配しています。夫は誰でも年をとれば物忘れが多くなり記憶力が落ちてくるものだから心配しなくてもいいと言いますが、早期に病院に行った方がいいのでしょうか?とても几帳面で今でも普通に生活をしていると思っている義母の気持ちを傷つけて逆に老いが進行してしまうのでは?と踏み切れずにいます。どうかアドバイスをよろしくお願いいたします。
【回答】
親が何度も同じことを言い出したら子供は「ついにボケたかな?医者に連れて行かないと」と思うでしょう。しかし親にはプライドがあるのでそう簡単には病院に行ってくれません。受診までに平均2年間ものブランクがあるそうです。その間、子供は子供なりに悶々として過ごします。今、50代、60代の同窓会ではどこも親の認知症介護の話題でもちきりです。私も最近、友人・知人からこのような質問をよく受けます。
【本当に認知症なのか】
人の名前がなかなか出てこないとか忘れものが増えたとか、単なる物忘れだけでは認知症とはいえません。生活に支障が出る段階になってはじめて、認知症と呼びます。そして最近、正常と認知症の間にMCI(軽度認知障害)という予備軍の人が400万人いると言われています。
さて「今言った事を忘れて同じ話を3・4度繰り返したり、行動そのものの記憶がすっかり抜けてしまう」というお義母さまの症状からは、すでに認知症の域に入っている可能性が高いと思います。しかしもし特に大きなトラブル無く独居で穏やかに生活されているのであれば、MCIの段階の可能性もあります。本人が同意するならば、近くの医療機関で頭部CTと血液検査(甲状腺機能を含む)とMMSE(簡単な認知機能検査)を受けられることをお勧めします。これらは認知症の診断に欠かせないものですが、問診だけで認知症と誤診されているケースがあります。また認知症と言っても、4大認知症(アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭型、脳血管性)のどのタイプであるかを鑑別することも必要です。お義母さまは几帳面な性格ということなので、レビー小体型認知症になり易いと想像します。ただ世の中には慢性硬膜下血腫や電解質異常を認知症と誤診されていることが少なくないので、認知症の診断プロセズは重要です。
【どうやって病院に連れていくか】
明らかに認知症が疑われても本人のプライドが高く、受診を強く拒否されるケースはよくあります。しかし「どこかおかしい」と薄々気がついているのは誰よりも本人です。認知症の人が病識無い、と思っている人がいますがそれは高度になった場合の話です。軽度から中等度の人は、自分自身が本来の自分で無くなっていくことをある程度どこかで自覚して心の底で悲しんでいるものです。ですからそうした心の痛みを逆なでするような受診勧告をするとヘソを曲げてしまうので逆効果です。ではどうすれば上手に医療機関に連れて行くことができるのでしょうか?
私なら、貴方に病人になってもらいます。そして親に同伴を求めるのです。貴方が心配ごとが有るとか健康診断を受けるという理由で受診してもらいます。(カルテは作らず、診察の真似だけ)その時にお義母さんに付き添ってもらい診察を横から見てもらうのです。私はおもむろに、「お母さんもついでに血圧を測ってあげましょう」と声を書けます。そして貴方とお義母さんの両方に向かって「最近、物忘れなんてありますか?私なんかも酷くてね」などと世間話をします。するとたいてい、本人が「私もあります!」と話に乗ってきてMMSEなどの検査に進むことがほとんどです。つまり子供や配偶者に偽患者になってもらい、ついでに診てもらうという方法です。数回受診するうちに、抵抗感は徐々に薄れてきます。認知症の本質とは不安ですので、最初の敷居さえ乗り越えてしまえば、そしてそこが怖い場所では無いことが分かれば別人のように病院好きに転じる人もおられます。
最初の一歩が踏み出せない人の場合は、こちらから押しかけて不安を解くこともよくあります。押しかけ診療というか往診です。申し訳ないが家族の誰かが病人になってもらうか、家族と昔からの友達という設定にして、たまたま遊びに来たという場合もあります。世間話から始まり健康に関する雑談に入った時には、徐々に猜疑心は薄れています。こうした第一歩さえ上手に踏み出せば、あとはスムースに運びます。そう考えると遠くの大きな病院より、近くの暖かい雰囲気の診療所のほうが通院しやすいかもしれません。認知症専門でなくても認知症をよく勉強している往診もしてくれる“かかりつけ医”を近所で見つけておくことが長い目で見ると大切です。
【なんのために医者にかかるのか】
現在、4種類ある抗認知症薬には「増量規定」というものがあります。規定どうりに増量した途端に怒りっぽくなり、暴れるという人がよくおられます。本来、こんな場合には抗認知症薬は減量ないし中止ですが、「効いていないので10mgに増量だ」という医師もたくさんいます。もちろん易怒性はさらに激しくなり、強力な鎮静剤が必要になります。するとフラフラになり転倒し、寝たきり、食事量低下し、胃ろうの話が出てきます。抗認知症薬こそ、その時のその人に合う量へのサジ加減が大切で、もっとも個別化医療が必要な病態です。そこで私はこの秋「抗認知症薬の適量処方を実現する会」を立ち上げて薬害が増えないように活動を始めました。詳しくは同会のホームページをご覧ください。また「認知症の薬をやめたら認知症がよくなる人がいるって本当ですか?」(山と渓谷社)という近著も参考にしてください。
さて、医者の役割といえば以上の落とし穴に注意してその人にあった抗認知症薬を処方することもあるでしょう。しかしさまざまな生活障害や精神症状の早期発見やアドバイス、そして介護保険の意見書を書いてもらい、介護保険を上手に使うための役割のほうがずっと大きいでしょう。
【在宅療養のすすめ】
貴方のように遠距離介護で、毎月の通院にいちいち付き添えない場合は、早めに在宅医療に切り替えたほうがいい場合もよくあります。訪問診療の対象者は一人で通院できない人ですから、お義母さんも対象です。家族が遠くに住む場合は、在宅医療のほうが上手くいきます。たとえば認知症の人は日にちの感覚が無いので、定期的にお薬を飲むことができなくなります。服薬管理は訪問看護師や訪問介護士や訪問薬剤師が行うのですが、薬の処方には医師の診察が必須なので医師も月に1~2回は診察しておく必要があります。
遠くの専門病院に通っていても、やがて通院できなくなる時が必ず来ます。遠距離介護であればそんな将来を見越して早めに在宅療養に切り替えておくことをお勧めします。私は100人以上の認知症の人を在宅で診療していますが、たとえおひとりさまであっても最期まで自宅で暮らすことができることが分っています。ちょっと信じられないかもしれませんが、在宅療養だと最期まで何も起こりません。このあたりは別の機会に詳しく述べます。遠くの子供さんとは、メールや電話で情報交換しています。貴方がたとえ海外在住の場合でも、お母さんのようなケースで何年間も在宅で穏やかに暮らしている人もいます。もちろん在宅ではケアマネさんや訪問看護師さんが主役です。
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この記事へのコメント
はじめまして。
母は四国の山間部で独居。身内は私が東京在住。私の姉が韓国在住です。
状態としては、腰部脊柱管狭窄症で手術をし、要支援1です。
父の法事で帰省した際に母の様子がおかしいと思い、地域包括センターに相談したところ、担当の保健師からは「認知症ではない」といわれました。
ただ、3年前に家族の知らないうちに受けた検査で見つかった脳の動脈瘤について、1年ごとの経過観察とあるのに放置しているとのこと。まずはこの検査を同じ病院でしてもらい、もし認知症に関わるような症状があれば、医師から指示があるだろうとのことで、保健師立会いのもと受診できることになりました。
当日、受付で「前回の受診から期間があいているので、問診のみで本日は検査はできない」と言われ、
診察室に入ると、医師からは開口一番に「今日は認知症の検査ですか」と言われたため、母は激怒し、「二度と検査なんか受けない」とヘソを曲げ、手におえなくなってしまいました。保健師いわく「私も検査ができるものと思っていた。病院には説明をされなかった。」とのこと。「病院には明確な言葉で当日に検査ができるのか確認しましたか?」ときくと「検査するものだと思ったのできかなかった」との答えでした。
実家の近所に住む知人(遠縁の親戚にはあたるらしい)に相談したところ、やはり検査を受けないままなのは心配ということで、この知人の付き添いで、翌週に検査を受けられるように病院に手配してくれました。
検査終了後知人は「本日は医師のスケジュールがいっぱいなので説明できません。2ヵ月後にまた来院するように」という指示を受けて帰ったとのことです。
後日、保健師より私のもとに連絡があり、「病院が言うには、説明しなかったのは知人が付き添いというのが理由。このままでは10月も説明は受けられません。家族に帰ってきてもらえませんか」とのこと。
病院に問い合わせると(何故私に怒っているのかわからないくらいのかかなりキツイ口調で)「スケジュールがいっぱいで説明できなかったのもその通りです。「知人なので説明できなかったのもその通りです」「10月にも説明はできません」と言われました。
「こちらの家族の状況はすでに伝わっていますか?」ときくと「承知しております。」とのこと。
「今回は姉が帰れるかもしれないのですが、今後はどうしたら良いですか?」ときくと、「そんなに頻繁に説明が必要なこともないでしょう」と言われ「心配なことは10月に医師に直接相談してください」と言われました。
「委任状があれば知人の立会いでもいいんですよね」ときくと「それも10月に医師に聞いてください。でも委任状があっても知人ではだめだと思いますよ。そういう方針の先生ですから」と言われました。
これ以上話を続けても建設的ではないので電話を切りましたが。
病院を嫌がる親の話で調べても、こういうケースでの参考になる話がみつからないので、なにかあればご教示ください。
Posted by 谷口ゆう子 at 2017年09月22日 02:13 | 返信
長尾先生から何らかのアドバイスがあるかもしれませんが超御多忙な方です。私は匿名のブログ読者ですが差し出がましくコメントします。
谷口さんが何を求めておられるのか釈然としません。
私からみると、単に、貴方様かお姉様が、事前に医師の予約を取って時間調節をして、四国まで出向いて医師の話を聞けば良い、それだけです。
その医師が書面で検査結果を詳細に報告してくれれば、結果報告としては完結ですが、その後のお母上の処遇など、直接ひざを突き合わせて目を見て顔を見て表情を読んで話を進める問題がたくさんあると推測します。
忙しいのは誰だって忙しい。東京から四国へ行くのはタイヘン、など、理解しているつもりですが、代理人とか成年後見人を使うともっとややこしく面倒になると思います。
文面からは、地域包括センターの方がお世話くださっているようですので、その方も同席いただいて、今後、お母上がご自宅でできるだけ安全に生活できるように方向性を決めるのが賢明だと思います。独居が不可能と思われる状態になれば地域の介護施設へ入居という方法もあります。ケアハウスという施設があるのですが、場所によっては国民年金程度の費用でヘルパーさんにも来てもらえるようです。ケアハウスで最期まで、というのは難しいようですが、たいていは社会福祉法人が経営しているので、重介護に至れば、系列の特養へ申し込んでおけばなんとかしてくれるでしょう。
あるいは東京近辺の介護施設へ入居してもらうか、など、直系尊属の貴方様方が、お母上ご本人と、医師やセンターの方などの協力を得て話し合って決めていくことが賢明策だと思います。
勝手なことを書きました。お気に障ったらごめんなさい。
匿名から谷口ゆう子への返信 at 2017年09月22日 10:39 | 返信
先生の代わりのコメントありがとうございます。
事前にこういう具体的なことを知ることができれば、忙しくてもこのあとどうしていけばよいのか考えていくことができます。
匿名から匿名への返信 at 2017年09月23日 10:16 | 返信
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