私の趣味は眠ること。
至福の時間である。

寝貯めも含めて、結構寝ている。
よくショートスリーパーと間違われるが、実際はロング派。

もし仕事が無ければ、１８時間くらい眠ってられる。
要は、夕方まで寝られる、怠惰な人間である。

月刊デイには、本当にお世話になったが任期満了。
とてもいい雑誌なので、読むとかなり勉強になった。

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DAY３月号　　何時間くらい眠っていますか？　　　長尾和宏
 
　私は８時間たっぷり寝ないと動けないタイプです。ほおっておけば１０時間でも眠れるのでもうお迎えが近いのかなあ、と思う時さえあります。しかしおそらく凄く疲れているのです。要は、毎晩バタンキュー状態です。こんな私でも昔、家庭内で大きなストレスを抱えていた時は、まったく眠れない時期がありました。酒の力を借りても眠りが浅く、真夜中に睡眠薬を飲んだ時もありました。今冷静に考えれば、これは最悪パターンなのですが当時は、忙しくて「とにかく眠らなきゃ」という気持ちがあり焦っていたのです。今は、眠くなってから布団に入るので不眠とは無縁の毎日。むしろ慢性の睡眠不足を週末の寝貯めで補っている状態です。

　さて、いろんな介護施設を見ていると１７時に夕食で１８時に就寝というところが結構あります。１９時に回診すると半数以上の入所者がはや眠っています。そして「夜中に徘徊して困る」という電話が深夜にかかってきます。せっかく眠りに入ったところを「不眠」の訴えで起こされるのは、勤務医の当直でも慣れていますが、さすがに辛いです。管理者に「せめて２１時位までは起こしておいたら」とお願いしましたが「職員が足りないので無理」とのこと。「それなら、昼間に１時間でも外をお散歩させては」と提案しましたが、それも「人出不足で無理」とのこと。たしかにその施設の職員は、いつも事務処理に追われていて大変気の毒です。

　「睡眠の医学」を講義する時間をとれないものか。１００歩譲ってそんな提案もしましたがそれも却下。私が心配なのは、入所者はもちろんですが、介護職員が充分な睡眠を取れているのかということです。従業員５０人以上の企業には、「ストレスチェック」が義務づけられ産業医が従業員の睡眠にも気配りをする時代になりました。一方、小規模事業所には産業医はいませんが、仲間同士で時には睡眠について語り合って欲しいものです。