このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

母のこと

2016年03月09日(水)

うかつにも、納骨を終えたのでこのブログに母のことを書いてしまった。
半分後悔しているがいつかは話さねばならないことなので書いただけ。
しかし世のなかには、ずいぶんな人がいるもだと哀しい気持ちになった。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
母は、たくさんの病気と障害を抱えながら必死で生きてきた。

この10年間だけでも、入退院を10数回繰り返してきた。

・2つのがんで2回の手術、をはじめ
・拡張型心筋症での緊急入院。
・そこに心筋梗塞や狭心症でも緊急入院や処置入院。
・転倒→骨折→緊急入院→手術、のお決まりコースも乗り越えた。

ほとんどの病気を乗り超え、なんとか新年を一緒に祝ったところだった。

その他、ここには書けないが、いろんな病気を乗り超えてきた母だった。

私も当然のことながら、その度に長男なので相当な時間と労力を費やしたし、
私も普通の人間なので時間をやりくりして、できる範囲内で介護もしてきた。

しかしずいぶんと誤解している人もおられるようだ。
母の名誉のためにも書いておこう。

母もみなさまの親御さんと同じように頑張って生きたことだけは、伝えさせてほしい。


何をどう書いても
何をどう発言しても
攻撃されるのがどうやら私の運命のようだ。

それは自業自得なのか、
日頃の行いが悪いのか。

親が殺されてもまだ攻撃する人がいるのだから、戦争も起きるのか。

よく犯罪被害者のほうが加害者よりもバッシングされるというが、よく分かる。
この国はいつからこうなったのだろう。

私はこの歳になっても母が大好きだ。
夢の中でも現実でも、窮地に陥ったら、心のなかで「おかあちゃん」と叫んでいる。

私がどんなに落ちぶれても受け入れてくれるのは母ひとりだけである。
要は恥ずかしながら、精神的に、親にどこかで甘えているのである。

そんな人がこの世に居なくなっってしまった・・・

しかし、このブログではじめて知りメールや手紙を頂いた方が何人かおられた。
有難いお悔やみや励ましの言葉たちは、心に沁み入った。

ひとりひとりの真心に心を打たれました。

心からお礼を申し上げます。

そんな人だけに向けてもう少しだけ、本ブログで発信を続ける所存なので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

(でも怖くて書きにくい。恐ろしい)















2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

先生おはようございます。
Netは、安易・簡単に言いたいことを匿名で言えるというデメリットが
大きいと感じます。先生のお母さまのブログのときに、アンチな意見を
書かれた方がいらっしゃいましたが、意見が異なるのは仕方ないと思う
ものの、あの場で記載されることではないと思っていました。
私も攻撃的な意見を読んで傷ついたひとりです。

宗教と同じですね。自分の信仰を信じることでいいのに、異論を攻撃する。
長尾先生の意見と異なるなら、長尾先生から離れていけばいいだけのこと
だと思います。

それ以前に、先生は「救急車を呼ぶな」とも「呼んではいけない」とも
仰っていないかと。その前条件として「意味のない延命を望まないなら」
があります。とことん延命したい、親にもどうあっても延命してほしい
と願う方はそれでいいと思います。誰も非難しないです。
でも、延命を希望しない人には、希望する人より難しい世の中です。
そのために、長尾先生は指南してくださっているだけのこと。

ひとりひとりの死生観や家族の条件が異なりますから、思うようにいかない
人もたくさんいます。自分だってそうです。

アンチ長尾先生より、長尾先生支持派はずっと多いはずです。
コメントしなくても、先生のブログをよりどころにしている方は多いです。
先生にはブログを続けていただきたいですが、先生も有名人になられたので(^_^;)、
一般からのコメントは書けないようにされてはいかがでしょうか。
賛同の気持ちを表せないのはさみしいですが、心無い言葉を見るのは先生だけでなく
悲しむ人も多くいると思います。

すみません、出過ぎた意見でしたが・・・

Posted by 匿名 at 2016年03月09日 08:40 | 返信

ご母堂様のご冥福をお祈りいたします。
おさみしいでしょうが、親から頂いた自分を大切に
山あり谷ありの人生を生き抜いてください。
ご両親、祖父母様へ感謝

Posted by 読者 at 2016年03月09日 08:53 | 返信

母のこと ・・・・・・ を読んで


長尾先生のご母堂様が本年1月、86歳で
交通事故に巻き込まれ、病院に運ばれ懸命な
処置の甲斐もなく、壮絶な最期を遂げられた
ことを何回かのブログで紹介されたのを読んで、
どのようにお悔やみを申し上げたら良いのか?
と思っていたところです。

長尾先生の今回のブログ“母のこと”を繰り返
し読んで、今私は2つのことを感じています。

その1つ目は、人間、日頃どのように考えていて
も、なかなかその通りに物事は運ばないことがある。
ということ。

そして2つ目は、人間には“生物学的な死”と、
“精神的な死”の2つが確かにあることを今再
認識しています。

長尾先生のご母堂様は、本年1月にご逝去されて
いますが、長尾先生の中に、そしてカラオケ同好
会の会長さんの中に、それ以外にも多くの人の中
に、まだ精神的な生命を保って生きていることを
実感しています。

長尾先生は今回のブログの中で、何をどう書いても
批判を受けることがある ・・・・・・ と嘆かれ、そして
“自分を支持してくれる人がいることへの感謝を述
べられた後で、そんな人たちだけに向けてもう少し
だけ情報の発信を続ける所存”という形で本ブログ
を結んでおられますが ・・・・・・・、

長尾先生が本ブログで時折触れられる“丸ちゃん:
丸尾さんのまじくることの勧め”を今私はしきりと
思い出しています。

丸ちゃんは、“つどい場さくらちゃん”を運営して行く
中で、認知症の本人とその家族、介護者・支援者が行き
詰まり、煮詰まらないように支援して行く場が必要と
述べられておられます。

そして更に、近年のそこに住む人が出来るだけ長く住み
慣れたまちで暮らし続けられるようにして行く、まちの
活性化・地域包括支援を実現して行くためには、患者や
家族・医療関係者・介護関係者だけでなく、市役所の人・
自治会の人・老人会の人・民生委員の人に止まらず、地域
の警察官さんやコンビニの店員さん、地域の老若男女が
入り混じって地域で支えて行くことの大切さ:正にまじ
くることを推奨されています。

丸ちゃんは、いろいろな場面で、“○○だけ!”を集めて
もダメ! いろいろな人が居ることを認めて、いろいろ
な人を巻き込んでこそ、本当の社会、より良い社会が出
来る! と言われています。

その観点から見て、今回の長尾先生の“支持者・支援者
だけに向けて情報を提供して行く!”ということは如何
なものでしょうか?!

外に向って情報を発信したら、反対意見の人が居ること
は覚悟の上のことと思っています。
同調者、支援者だけに向って話すことに徹っしていても
何も生み出さないし、自己満足だけの世界だと思います。

長尾先生のブログは、医療現場・介護現場で今何が起こって
いて、何が問題で、どのように社会を人の考えを変えて行か
ないと、取り返しのつかないことになる ・・・・・、という問題
提起・啓蒙、世直しを目的としたブログと考えています。

何を書いても反対される、批判される、書き難い、怖い、
恐ろしい、と書かれていることが現実であり、厳しい
状況にあることは推察いたしますが ・・・・・・

第三者的な意見を言わせて戴ければ、反対者が居てこそ、
批判者が登場してこそ、本物! という考えが私にはあり、
全員が同調者・支援者なんて社会、気味が悪いとさえ思っ
ています。

長尾先生の活動・発言・情報発信に対して、反対者・批判者
が出て来てこそ本物! 大いに結構なことと考えています。

丸ちゃんの“つどい場さくらちゃん”でも、私は賛同者
ばかりでなく、時には反対者・批判者がまじくって(参加
して)欲しいと望んでいます。 

もし反対者・批判者がつどい場さくらちゃんに来て、あの
雰囲気の中で昼食を共にし、思いの丈を吐露しあったら、
つどい場の存在意義に気がつく筈と思っています。

もし、理解し合えないこととが起こったとしたら、そのこ
とでつどい場がもう一段進化(成長)出来るきっかけと
なるかも知れません。

少なくとも、丸ちゃん〔丸尾さん〕は、反対者・批判者を
一方的に排除することはなく、来るものは拒まず、去る
ものは追わず、泰然自若とした態度を取られるのではない
か? と感じています。

本物である証として・・・・・・・
長尾先生の反対者・批判者の登場大歓迎!
つどい場さくらちゃんの、反対者・批判者の登場大歓迎!
と他人事ながら私はそう考えています。

かく言う私も、昨年〔2015年〕3月14日【土】甲南大学
(神戸)公開講座で、初めて長尾先生 & 丸ちゃん の活動
(存在)を知った時点では、バリバリの“近藤(誠)教”
の信者で、この人たちは何を言っているの?! 状態でした。

まじくる ・・・・・こ とは、本当に面白いし、意義のあることと
思います。
長尾先生には今後も、間口を広く保っていろいろな人に
向って、“正論”を説き続けて行って戴きたいと願って
います。 よろしくお願いいたします。

Posted by 小林 文夫 at 2016年03月09日 08:58 | 返信

長尾先生、お母さまのこと心からお悔やみ申し上げます。

新聞でいつも拝見しています先生ご自身が介護中でいらしたことを知らずにいました。
渦中にいてお仕事もお忙しくいらして本当にご苦労様でした。

そんな先生だからこそ暖かいメッセージを記事の中で書いていらっしゃるのだと今気がつきました。
知らないながらもずっと読ませて頂いてきて、親に当てはまる記事を切り取って介護に向かう車中も
読み返しながら心に刻んでいます。このブログは今日初めて寄せて頂きました。
日ごとにお寂しいこととお察しいたします。

どのようにこのメッセージがなるのか分からないので匿名ですがお許しください。

Posted by 匿名 at 2016年03月09日 09:16 | 返信

はじめてコメントかかせて頂く者です。
長尾先生のブログで長尾先生のファンになり、親にも長尾先生の歩く本をプレゼントしました。
今回、長尾先生のお母様が亡くなられたと知り、とてもショックでした。
お忙しいのに色々とたいへんだったと・・・なんと言えばよいのか・・・。
批判の文章を読んで、なんでこうなんだろうと思いました。

長尾先生、毎日本当にお忙しいとは思いますが、お体に充分気をつけて、ご無理なさらぬ様にお願いします。

Posted by Y.N at 2016年03月09日 04:16 | 返信

こんな時は、いっそのこと森昌子さんの持ち歌「お母さん」を思い切り唄いましょう。
泣けて泣けて仕方ない位、名曲だと思います。
「母」は唯一絶対無二の代物、誰にとっても「母」があり、かけがいのない母であることには
変わりないこと絶対です。「お母さん」という日本語も綺麗ですね。

Posted by もも at 2016年03月09日 09:39 | 返信

負けるな!絶対に負けない!
…いつも 自分に言い聞かせています
敵は自分の中にある…

出る釘は 打たれ 雑巾のように ボロボロになっていく…


何のために 発信していくの〜?と自分に問いかけ…
もう やめちゃえば〜!と自分の中の悪魔の声が囁く…

でも …でも…
今 やめちゃったら 今までやってきたことがウソになる
だから
ここで 負けるわけには いかない


時々 孤独を感じる
でも ここにきたら 励まされる

私は知っている
在宅看取りの真髄を…

だから だから…
長尾先生!
がんばってください

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年03月10日 12:25 | 返信

お母様のこと、お悔やみ申し上げます。

はじめてコメントしますが、伯母が認知症なので、以前からブログを拝見させていただいておりました。

1月に妹が大腸がんとわかり、2月24日に手術をし(ストマとなりました)、退院後1か月で抗がん剤治療に入ります。ステージⅢb、低分化型腺がん、壁深達度A、リンパ節転移N2、肝・腹膜・遠隔転移なし、といった病状でした。

抗がん剤治療がはじまる前に、妹に読ませようと、昨日、『抗がん剤 10の「やめどき」』を購入しました(もちろん自分でも読みます)。ついでに、『長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?』を買ったのですが、じつはこちらを先に読んでしまいました。

そして、ひさびさにブログを読もうとしたら、お母様が亡くなった記事があり、そのあとのコメントを読んで、さらに「びっくらぽん」してしまいました。まさか、この記事にあのようなコメントを書くとは…。「トウフの角に頭をぶつけて死んでしまえ」と思いました。

しかし、アンチが多いのは、先生が人気者だからなのです。ファンが多い人はアンチも多いのです。先生はジャニーズやAKB48の仲間なのですよ。

私も黙っていられないタチなので、私を叩くブログを作られ(現在は放置されてますが)、「一日でも長く苦めwそして死ねw嘘ばっか吐いてるクズm9(^Д^)プギャーwww」などと書かれたことがあります。

しかし、一般人を叩くブログなんて誰も見ないので、アクセスカウンターが昨日17人、今日1人って感じで、つくづく「オレって人気ないな」と実感しております。

だから、アンチのコメントなど気にせず、先生らしい記事をこれからも書いてください。

追伸:
 『長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?』のp.212「本章のまとめ」の9.なのですが、「モラルハザード」は「倫理の欠如」の意味なので、「モラルハザードを持つべき」は「モラルを持つべき」の間違いだと思います。

Posted by 王子のきつね at 2016年03月10日 12:41 | 返信

今日というのか 昨日ですが…
94歳のおばあちゃま 在宅看取りでした

小学校3年生のひ孫ちゃんのお話し
「大ばあちゃん!
3日で死んじゃうって言ってたのに 2年も生きたよね…」とはしゃいでいます

本当に 2年前 訪問看護の依頼があり
3日で亡くなるから…と某総合病院から 在宅看取り方向でとケアマネさん
ベッドもなくて いいでしょうと言われが
ご自分で動けないならば
たとえ 3日の命と言われても 褥創は予防したいとお願いして入れていただいた
そんな おばあちゃまが 2年間 住み慣れたおうちで過ごしたんです

この2年間
状態が悪くなったことが数回あります
その度に
ご本人 ご家族に 入院しますか? 救急車 呼びますか?と問いかけ
おうちでの療養生活を選択されました

今日というか昨日は
娘さんが ご本人の側で新聞を読んでいた時に 息がしていないことに気がついたそうです

ここで 救急車を呼んだら
救急隊は蘇生をします
亡くなっていると判断したら
警察がきます→死体検案という形になります

何度も何度も 娘さんとはお話ししていたので
救急車を呼ばず うちの訪問看護に連絡してくださいました
在宅医のクリニックが診療時間だったので 診察が終了したら きてくださることになりました
→死亡確認です 警察はきません
穏やかな死を迎えました
とても 優しい表情です

間違えないで…と訴えます
救急車を呼ぶな!なんて言ったら 私だって びっくりです
どんな人を呼ばないのか
どんな人を呼ぶのかを考えています

救うべき 命は 絶対 救う=救急車です

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年03月10日 12:47 | 返信

お母様の事を詳しく拝見いたしまして、いろんな患者さんを助けながら、ご自分のお母様のご面倒をみられる事はとても大変だった事とお察しいたします。

お母様がお亡くなりになられた時にいろんな中傷がおありだった事、精神的にこたえますね。
ですが、先生の運命だったり、悪いわけではないと思います。
世の中にはいろんな方がいて置かれた立場や状況も違いますからいろんな感情を持って当然だと思います。

私も、働いていて常々周りの方達が私に共感してくれる方達ばかりではないという事は実感いたします。
昔は周りの方々に共感していただけるよう、努力をしていましたが歳をとったのでしょうか?
今は自然体です。 
それに共感をしていただけない方の置かれた立場や状況を考え、反対意見や批判からもいろいろ学び、考える心のゆとりも少し出てきたように思います。

ですのでこれからもいろんな方々に向けて先生のお考えを伝えていっていただければと思います。
このブログや講演会を拝見したり、先生に日々診ていただいていらっしゃる患者さんなど明日への希望と活力を見いだされている方もたくさんいらっしゃると思います。
私もその一人です。

母の介護でくじけそうになったり、いらいらして自分のやり場がなくなった時、夜中に先生が朗読していらっしゃる親の老いの詩を何度も聞きながら、号泣し、自分をいつもの自分に修正し、翌朝またあらたな気持ちで毎日がんばれています。
本当にありがとうございます!

お忙しいとは存じますがお身体に気をつけてこれからもいろんな方々を支えていってくださいね。

Posted by 匿名希望 at 2016年03月10日 01:23 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ