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子宮頚がんワクチンの健康障害

2016年03月20日(日)

子宮頚がんワクチンによる健康障害に苦しむ人からの相談が時々ある。
免疫反応による脳炎のようなので徐々に病態が分り治療ができるはず。
まずは、健康障害が出やすい人のHLAタイプが分ってきた。
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先日の夜中のETV特集での後遺症に悩む少女たちの映像は
想像していたとはいえ、やはり衝撃だった。

「学校に行きたい」という少女たちの願いに胸が熱くなった。
同時に私が接種した中に1人でも健康障害があれば申し訳ないと。

今のところひとりもいないようだが
決して人ごとではなく、私も当事者。


あきらかに脳炎であり、臨床像はどこか認知症と似たところもある。
きっと治療のと突破口が発見されると信じている。

今の状況でもワクチン接種再開を叫ぶ医者がいるそうだが信じられない。
健康障害や後遺症に悩む人たちの治療法が確立しない限り再開は無理。

以下のようなHLAが解析されて事前に測定できたとしても、無理だ。
あくまで病態解明への一プロセスにすぎず、喜ぶほどではない。

しかしこうした科学的知見が出ることはいいことだ。
国は全力をあげて、後遺症に悩む少女たちの治療法開発を急ぐべきだ。

私は、グルタチオン、プレタール、プラズマローゲンなどを試してみたい。
もし手ごたえがあれば、すぐに報告する。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

子宮頸がんワクチンの健康障害 患者8割、同じ遺伝子臨床 2016年3月17日 (木)
配信毎日新聞社
 
 
子宮頸がんワクチン:健康障害 患者8割、同じ遺伝子
 
 子宮頸(けい)がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療してい
る厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)は16日、脳機
能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型だっ
たとの分析結果をまとめた。事前に遺伝子型を調べることで、接種後の障害の
出やすさの予測につなげられる可能性があるという。厚労省内で開かれた発表
会で公表した。
 
 研究班は信州大と鹿児島大で、ワクチン接種後に学習障害や過剰な睡眠など
の脳機能障害が出た10代の少女らの血液を採り、遺伝子「HLA―DPB1」
の型を調べた。
 
 その結果、「0501」の型の患者が信州大で14人中10人(71%)、
鹿児島大で19人中16人(84%)を占めた。「0501」は一般の日本人
の集団では4割程度とされ、患者の型に偏りが見られた。
 
 池田教授は「ワクチンの成分と症状の因果関係は分からないが、接種前に血
液検査でHLAを調べることで発症を予防できる可能性がある」と話した。
 
 研究班は今後、対象を手足の痛みなど別の症状のある患者も含めて150人
に広げ、発症の仕組みなどについて研究を続ける。
 
 子宮頸がんワクチンは2009年12月以降、小学6年から高校1年の少女
を中心に約338万人が接種を受けたが、副作用報告が相次いで13年6月か
ら接種の呼び掛けが中止されている。【斎藤広子】
 
■解説
 
 ◇免疫異常、誘発可能性
 
 厚生労働省研究班の今回の分析は、子宮頸がんワクチンの接種を引き金に免
疫機能が異常をきたし、過剰な反応が起きている可能性を示す。調査数が少な
く「科学的に意味はない」(日本産科婦人科学会前理事長の小西郁生・京都大
教授)との指摘もあるが、厚労省の専門家検討会が原因とみる接種時の痛みや
不安に伴う「心身の反応説」とは異なる観点からの研究で、今後が注目される。
 
 世界保健機関(WHO)は同ワクチンの安全宣言を出し、接種を事実上中断
している日本の対応を批判している。名古屋市も昨年、7万人対象の調査で接
種者と未接種者の間に発症差はなかったと発表しており、接種再開を求める声
も強い。
 
 ただ、患者らが訴える症状の原因は、解明の途上だ。研究班は複数のワクチ
ンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに
神経細胞を攻撃する抗体が作られたとしている。また、人種差があるHLA型
に着目した研究は、国ごとに違う副作用発生率を比較するのに役立つ可能性が
あり、新たな知見が得られるかもしれない。
 
 接種再開の議論をする際は、こうした原因解明の取り組みや治療法の開発の
状況を考慮することが求められる。【斎藤広子】
 
………………………………………………………………………………
 
 ■ことば
 
 ◇HLA
 
 細胞の表面にあるたんぱく質で、体に入る異物を攻撃する目印になる。HL
Aを構成する遺伝子は複数あり、それぞれのHLA型は糖尿病やベーチェット
病などさまざまな病気のなりやすさと関係しているとされる。研究者らが作る
国際データベースによると「HLA―DPB1」の型が「0501」の人は、
日本や中国、オーストラリアなどで多い一方、欧州や北米では低い傾向がある。
 

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この記事へのコメント

 斎藤貴男[著]『子宮頸がんワクチン事件』(集英社、2015年)によると、2009年に新型インフルエンザが流行したとき、ヨーロッパでナルコレプシーの患者が大量発生したそうです。そして、グラクソ・スミスクラインのパンデムリックスという新型インフルエンザ・ワクチンのAS03というアジュバンドが引き起こした副反応ではないかという報告が発表されました。このとき、副反応を引き起こした子どもの多くはLHA-DQ01の型が0602だったそうです。
 子宮頸がんワクチンの副反応について、LHA型を調べたのは、このような事例が報告されているからなのでしょう。

Posted by 王子のきつね at 2016年03月26日 11:04 | 返信

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