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白鵬の「猫だまし」と「変化」

2016年03月29日(火)

白鳳という横綱は強い。
しかし最近、ここ一番で「猫だまし」や「変化」という技で勝ち、
大ブーイングを浴びている。

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「猫だまし」とは → こちら

昨日の千秋楽の「変化」とは  → こちら


格下力士は「強い横綱を倒したい」という欲望があるので
こうした技が、いとも簡単に成立するのが。

それにしても、白鵬は、簡単に勝てる方法を編み出したもんだ。

なんでもいいから勝てばいい、とするなら、これらは「合法」だろう。
しかし、それは相撲なのかという根源的な疑問が湧きあがってくる。

いい、悪い、世の中にはいろんな意見があるだろう。
ネットでは「横綱がやるべきことでない」という意見が大半だそうだが、同感だ。

私はこれらの技はは、横綱がやってはいけないことであり、品性の問題と考える。
最近、何度かやっている「ダメ押しも所詮は品性の問題であろう。→こちら

もしみんながこうした技を使うようになれば、相撲の醍醐味は消える。
誰も高いお金を払って見にいかなくなるのでは。

すなわち、これらの技は相撲道に相応しくないと思う。
これを認めれば、相撲というプロスポーツの自殺になるのでは。

白鵬は、大きな課題を相撲界に残した。
強ければ強いほど、こうしたワナにはまる。


私は、こうした技は禁じ手にしたほうが、
相撲競技の将来を考えたらいいと思う。

大相撲も新時代の模索が続いていう。


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この記事へのコメント

このところ、最終盤で連敗し優勝を逸してきた、白鵬の「変化」は、ただただ勝ちたいという「人間の欲が勝ってしまった」というところでしょうか。
日本大相撲の発祥の地モンゴルで、父が年1の大会で果たした6連勝(日本なら36勝にあたる)にならびたかったのでしょう。涙の意味は、朝青龍と白馬富士だけが知っていることでしょう。
「横綱の風格」が問題にされている「この一番」。これに、異なる角度から、大いなる興味をそそられた方もおられるのではないでしょうか。
「以柔制剛」「以弱勝強」「後発先至」という中国発の4文字熟語がありますが、
いずれも、陰陽相殺の思想から生まれた太極拳技法です。
白鵬の「変化」をよく見ると、正対して右手、左手の張り出し(猫だまし)があり、間髪を入れず体をかわしています。
格下に対してはどうかと思いますが、横綱白馬富士は、してやられた、すぐ体勢を立て直せなかったと、おのれの技量不足を反省し、次の対戦にそなえていることでしょう。
二人で行う「太極拳推手(スイシュ)」の初歩に接した者として、白鵬の技は、大いに参考になりました。
氷上で行う推手では、「剛」が「柔」を上まわるわずかな差で、敗者は、スケート場の端まですべり跳びます。
もし、白鵬が、みずから「暖簾(のれん)」のごとくなれば、体はそのままで、重心をほんのすこし左にすべらせるだけで、「横綱相撲としての品格」をたもち、長尾先生からも、賞賛されることでしょう。
大阪場所では、大阪人のツッコミ野次が花咲きましたが、
プロ野球の方は、無観客試合もなく、なにごともなかったかのように、球場に歓声がひびいています。
今日は、壊憲安保法案が大手を振り、威張り散らしています。

Posted by 鍵山いさお at 2016年03月29日 10:45 | 返信

白鵬さんのファーンなのに、残念です。

Posted by 匿名 at 2016年03月29日 12:51 | 返信

夕方のNews内で相撲の魅力(隠れた面白さ)を映すコーナーがありました。
相撲界にあっては、既に日本人力士による度々の不祥事(八百長、部屋を挙げての虐待)や、相撲部屋の
統率が乱れて見えた兄弟および母が絡む骨肉の争いなどが白日の下に晒されているので、さして
「日本の国技たる面目」を云々しても説得力に欠ける気がします。
上記ブログ内、ダメ押し映像を見るとガッカリはしますが、幼い頃からモンゴル相撲を嗜む生来の気質
が、優勝に久しい今場所の横綱にとっては、優ってしまった「本能」が成す結果=民族性の違いが
表れた結果であって、白鵬自身を責めるのは気の毒な気がします。静かな性格の白鵬と聞きます。
人と騒ぐよりは絵を描くことを好むそうです。
涙の謝罪は心からのお詫びに見えました。謝った人を責めるのは酷な気がします。

Posted by もも at 2016年03月29日 05:57 | 返信

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