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全国のケアマネさん、一緒に声を出そう!

2016年03月31日(木)

全国のケアマネさんが、イジメのような筋違いの制度にふりまわされている。
「集中減算」という制度がなぜ方向違いなのかを医療タイムスに書いた。→こちら
「おかしいものはおかしい!」と胸を張って一緒に言いませんか、ケアマネさん。
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医療タイムス3月号  “集中減算”という方向違い     長尾和宏
 
 ケアマネジメント、すなわち居宅介護支援事業を行っている医療法人は少なくないだろう。医療法人がケアマネさんを雇ってケアマネジメントを行う目的とは、言うまでもなく医療と介護のスムースな連携を行うためだ。しかし昨年9月から同一法人内への事業所へのサービス提供が8割を超える居宅介護支援事業所は、ケアマネジメント報酬の2割相当(200単位)を減じるという罰則規定が実施されている。俗に内マネ(法人内のケアマネ)を使わすに、外マネ(法人外のケアマネ)を使えということだ。これは病院看護に喩えるならば「病棟の看護師の2割以上は開業医の看護師を出張させて使え」ということに相当する。“集中減算”と呼ばれるこの規則は、本来、悪徳介護事業所が同一法人内にホームヘルパーサービスなどを集中させることに圧力をかける目的で生まれたのであろう。しかし現在、同一法人内の訪問看護や訪問リハビリにまで拡大されている。いうまでもなく訪問看護や訪問リハビリは医療職である。介護界の性悪説が医療界が提供する在宅サービスにまで飛び火した。

 そもそも、ケアマネが同一法人内の訪問看護や訪問リハビリを依頼することが「悪」なのであろうか。介護認定が無い患者さんの訪問看護や訪問リハビリは医療保険制度下で提供されている。介護認定があっても末期がんや神経難病の患者さんへの訪問看護は医療保険下で提供されている。こうした場合、同一法人内での連携は当然である。しかしケアマネを介した途端に“集中減算”という集中砲火に悩まされている医療法人系の居宅介護支援事業所が続出している。ただでさえ赤字ベースのケアマネッジメント部門が2割も減算されるとさらに壊滅状態に陥る。市町村行政は「集中する正当な理由」を求めているが、そもそも「正当な理由」とは何だろう。「スムースな連携」が集中の理由なのだが、それでは行政に「正当」と認められないというから不思議な話である。

“集中減算”への対処法は2つしかない。外マネに変更するか、2割減算に甘んじるかだ。現在、多くのケアマネ事業所が“集中減算”というイジメへの対応に迫られ行政との交渉に奔走している。私はそんなエネルギーはまったくの無駄であり、その分を患者さんのために使って欲しい。つまり“集中減算”が医療と介護の連携を阻害している現実を今回、問題提起したい。これはどう考えても方向違いの政策ではないか。なぜ真面目に医療と介護の連携に尽力しているケアマネをこんな政策で振り回すのだろうか。その制度こそが無駄、と思われることが多すぎやしないか。そうした無駄は単に無駄であるだけでなく、ケアマネのモチベーションや活力を奪っている。地域包括ケア時代における医療と介護の連携促進という方向性と完全に矛盾していると思う。

 今回と同様の「方向違い」は実は他にたくさんあると思う。解決法は2つある。根治療法と対症療法だ。根治療法のひとつは、介護保険事業所も医療機関同様に相当のモラルハザードを設けることだ。あるいはすべての訪問看護をケアマネ管理下から医療保険下に戻すことも一法である。対症療法としては、一刻も早く現場の意見を広く聞き今回指摘した“集中減算”を廃止することである。そのためには、中央行政と医療・介護現場との忌憚ない情報交換の場が不可欠だと思う。

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書いてみるものだ。
以下のように、さっそく見直しが始まっているようだ。

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「囲い込み」規制見直しを 介護保険、検査院が報告行政・政治
2016年3月28日 (月)配信 共同通信社
 
 
 介護事業者が利益確保のため、利用する高齢者に不適切なサービスを受けさ
せる「囲い込み」を防ぐための介護保険制度の規制について、会計検査院は2
5日、効果が十分でなく見直しを検討すべきだとする報告をまとめ、国会に提
出した。
 
 規制は、高齢者の介護プランに盛り込まれたサービスが基準を超えて特定の
業者に集中した場合、事業者の介護報酬が減額される仕組み。公正中立にプラ
ンを作る義務があるケアマネジャーが、自らが所属する法人に誘導し過剰なサー
ビスを受けさせるのを避けるのが目的。
 
 ところが、検査院が実態を調べると、ケアマネが規制基準を超えないよう他
の事業者と利用者を紹介し合うなど調整しているケースが一定数あった。調整
のために最適なサービスが選ばれていない可能性があり、検査院は数値基準に
よる現行の規制は「有効な施策とは考えられない」とした。
 
 厚生労働省は「見直しも含めて検討したい」としている。
 
 検査院は、特定業者の集中割合の基準が90%だった2012年度下半期と
13年度上半期の状況について、21都県2230介護事業者を抽出し、自宅
で介護を受ける高齢者にケアマネが作った介護プランを調べた。
 
 正当な理由なく90%を上回りペナルティーが生じたケースは少なかった。
ただ、集中割合が基準値に近い70~90%の業者は900以上あった。
 
 集中割合が80~90%だった306事業者に事情を聴くと、回答した21
6事業者のうち198事業者は、ケアマネが基準を超えないよう考慮したなど
と答えた。76事業者ではケアマネがサービスを変更するなどして調整をし、
うち7事業者は他の事業者と利用者を紹介し合うなどしていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 
介護プラン業者に偏り…検査院「ケアマネ所属先と関連」
行政・政治 2016年3月28日 (月)配信 読売新聞
 
 
 介護保険で要介護者が利用する業者が、ケアプランを作成したケアマネジャー
と利害関係のある業者に集中する傾向にあることが、会計検査院の調べでわか
った。厚生労働省は、ケアプランに記載された介護業者が特定の業者に偏って
いた場合、ケアマネ側への介護報酬を減額する制度を設けているが、検査院は
25日、「機能していない」として、制度の見直しを求めた。
 
 厚労省によると、ケアマネの多くは介護支援事業所に所属しており、事業所
の9割は介護業者に併設されているなど、特定の業者と関係が深い。ケアマネ
が要介護者に自身が所属する事業所の関連業者ばかり利用させる恐れもあり、
厚労省は2006年、事業所が受け持つ要介護者の90%超が正当な理由なく
同じ介護業者からサービスを受けた場合、事業所への介護報酬を減額する制度
を設けた。
 
 検査院が、2013年にケアプランを作成した21都県の2230事業所を
抽出調査したところ、4割近い803事業所は、受け持った要介護者の「90
~70%超」に経営母体である業者の介護サービスを利用させていた。
 
 また、検査院が同じ業者への集中の割合が「90~80%超」だった306
事業所に尋ねたところ、76事業所で、他の事業所と互いに担当する要介護者
を紹介し合うなど、介護報酬が減額される90%を超えないように調整してい
たことも判明。
 
 このため、検査院は「公正なケアプランの作成という目的からみて、現行の
減額制度は有効ではなく、むしろ(業者間で要介護者を融通し合うなど)弊害
が生じている」と指摘。厚労省振興課は「見直しを検討したい」と話している。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

本当の犠牲者は利用者であり国民である。
そのために、ケアマネさんも声を挙げて欲しい。

一方、悪徳ケアマネさんもあとをたたない。

要介護5を必要上のヘルパーサービスで埋め尽くして
絶対不可欠な訪問看護を入れない、意地悪ケアマネに泣いている。

こうした件については、またの機会に。

いずれにせよ、
ケアマネさん、
怒って、
笑って、
声を出して欲しい。

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この記事へのコメント

今寝た切りの方(要介護4・5)の方は、レビーやCBS(大脳皮質基底核変性症や進行性核上性麻痺)が、多いですよ。
上肢に歯車様固縮を認めれば、パーキンソン病ヤール4〜5と診断しても、誤りではない。
鉛管様固縮と前頭葉症状があれば、ピックコンプレックス= CBSと考えて進行性核上性麻痺と診断して、誤りではない。
どちらも剖検しないと、診断を確定できない。臨床的な診断は、医師の裁量権。
こうすれば、訪問看護は、医療保険になる。
今までは、これらの病名をレセプトに乗せる意味は、殆ど無かった。
今回の診療報酬改定で、訪問診療ではこれらの病名を使う意味が出てきた。

Posted by 小関洋 at 2016年03月31日 02:35 | 返信

長尾先生、よく仰って下さいました!
「集中減算」って、意味はよく分からないのですけど、ケアマネジャーの資格を持っていても、あんまり働きたくないなあと思ってしまいます。
「真面目なケアマネさんは、声を上げて欲しい!」は、何よりの励ましです。
一方「悪徳ケアマネさん、意地悪ケアマネさんも、あとをたたない」
と言うお言葉には、笑ってしまいました。

Posted by 大谷佳子 at 2016年03月31日 04:03 | 返信

先生のおっしゃる「本当の犠牲者は利用者であり国民である。」は、正にそのとおりですが、「そのために、ケアマネさんも声を挙げて欲しい。」は無理かもしれません。
介護保険スタート当初は、「介護保険の要」などと祀り上げられはしたものの、いまだに自らの仕事の内容が何なのか分からずじまいのケアマネだらけです。私自身もそのひとりです。
せめて、先生のこのブログを読まれている介護支援専門員が、一人でも多くいてくれることを願っています。

Posted by 平穏CM at 2016年03月31日 10:00 | 返信

本当に 意味のわからない制度が多すぎる

一体 誰のための制度なのか…
様々なことは 現場で起きている
会議室じゃない‼︎

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年04月01日 12:42 | 返信

小関先生、コメントありがとうございました。母の場合は要介護2のままで、寝たきりになって、上肢の動きが緩慢になってお箸ではなく、スプーン化、フォークで食べていました。つどい場の丸岡様の仰るように、手で食べたら良かったのかもしれません。
小関先生の仰るように、多くの患者さんの晩年は上肢の使い方がままならなくなるのでしょう。
医師の臨床的な診断の裁量権で、訪問看護が、医療保険になるということは、横浜の研修会に参加していましたのに、聞き漏らしていました。診療報酬改定で、レセプトにCBS(大脳皮質基底核変性症候群)(進行性核上性麻痺症候群)の病名を載せる事ができるのは朗報です。ありがとうございました。

Posted by 大谷佳子 at 2016年04月01日 01:15 | 返信

でも、無能ケアマネとか長尾先生に意地悪するケアマネはいるでしょけど、「悪徳ケアマネ」っているのですか?
悪徳弁護士とか、悪徳企業とか悪徳政治家はいますけど、ケアマネジャーはそんな強大な権力は無いとおもいますよ。
少なくとも「介護支援専門員協会」に入っているケアマネジャーは悪徳ケアマネはいないと思います。
ケアマネジャーの独立については、介護支援専門員協議会(準)ができた時(平成12年ごろ)から「政治連盟」を作って木村会長達が、頑張っていましたけど、今まで進展したことがないです。
これは、いつでも、時の与党政権だけに陳情しているからかもしれません。
超党派で運動したいものです。
介護保険制度が作られた時から、ケアマネジャーは医療機関や施設に管理されるように考えられていたのではないかと思います。
特に、医療機関に5年間就職してケアマネジャーの資格を取ったり、ヘルパー派遣業界に5年間就職してケアマネジャーの資格をとると、何となく就職させてもらった出身母体に、恩を感じて遠慮してしまう傾向はあるんじゃないでしょうか。

Posted by 大谷佳子 at 2016年04月01日 01:35 | 返信

うーん。
先生、これは先生目線の話でしかないと思いますが。。。
介護保険だけじゃなく、人間が尊厳を持って生きようとすれば、その人の選択を尊重されるべきだと思います。
医者も、訪問看護も、訪問リハビリも、介護事業者も、ケアマネも利用者本人が選ぶもので、ケアマネや医者やサービス事業者の仕事のやり易さで利用者にここを使えと押し付けるべきものでは無いと思います。

利用者本位なのですよ。残念ながら私たちは選んでもらう側なのです。

 私はケアマネとして、利用者さんが選んだ医療機関と連携をとって仕事をしています。利用者さんが医療機関を変更したいから相談に乗って欲しいといわれれば、その人の状況に合わせて提案をします。
 パーキンソン症状が出ていたら神経内科の開業医に行ってみたら?と言いますし、末期がんで家で死ぬ決心が出来たら在宅医にお願いして往診してもらったら?と言います。認知症であればコウノメソッド実践医を紹介しています。

 訪問看護でも、片麻痺の人には片麻痺の人の歩行訓練で成果を上げている訪問看護のリハビリを紹介したり、パーキンソン病の人には後々のことを考えて言語リハビリの専門家もいる訪問看護を紹介します。 もちろん、紹介をするだけで、決めるのは本人です。(お医者さんにも連携の取れ易い訪問看護ありますか?と聞く事もありますが、うちの地域のお医者さんは大概24時間365日動いてくれる訪問看護なら何処でも良いよと言ってくれます。)
 そうやって丁寧に本人の意向を聞いてケアプランを立てれば、集中減算になるような事はありえません。
 それは、ケアマネの理念として、何処に雇われていようと、本人の意思を尊重することが大切とされているからこそ、そうなります。

 自分の事情所以外のケアマネとは連携をとりにくいというのも、誤解だと思います。電話一本かければ済むことです。医者として、○○のサービスを検討して欲しい。と。
 いつもお世話になっているコウノメソッド実践医の方は必要があればFAXで訪問看護の依頼や、報告などを送って連携をとってくださいますよ。
 急ぎの場合はその日のうちにも福祉用具を搬入、訪問看護を向かわせることも出来ます。

 以前、末期癌の方の担当をしてたときに、訪問看護から「本人も家族さんも訪問入浴を希望しているから計画立てて」と連絡があり、本人と家族さんに訪問して話を聞くと、「こんな身体なのに、お風呂なんてもっての外、あんたはうちの人を殺す気か」と怒られたことがあります。訪問看護からの提案された時には「そうですね。お風呂入ったら気持ち良いですよね」と答えていたにも関わらず。です。
 患者にとっては医療職の方たちは命綱なんですよ。だから、下手に違う意見を言えない。「そうですね。そうですね。」と言って、少しでも楽に生きたいが為に、話をあわせるんですよ。
 でも、ケアマネは命を握ってないので、好きな事いえるんですよ。本心を言えるんですよ。
 医療者の前で本人や家族が言っている事が、本心からの言葉なのか、よくよく考える必要があるのでは無いでしょうか?

 本人が希望しているのに、ケアマネが訪問看護を利用させないというのであれば、訪問診療時に本人からケアマネに電話させて、依頼させたら良いのです。本人の意向を何の理由もなくケアマネが拒否することは出来ませんから。 それでも、正当な理由無く訪問看護のサービスをつけないのであれば、保険者である市町村に連絡したら良いのですよ。
 でも、いざケアマネに電話するとなった時に、利用者が電話を嫌がるのであれば、本心では訪問看護に来てもらいたく無いと思ってるんでしょう。

 ケアマネはうちのケアマネ、訪問看護もリハビリもうちので、とか言ってないで、連携していきましょうよ。

Posted by みるく at 2016年04月01日 01:54 | 返信

買い物に行こうと、門扉を開けて、車を出そうとしたら、お向かいの家の門の前で、若い男性がベルを押しては、ウロウロしている。私の顔を見て、にっこり会釈をするので「どうかしたのですか?」と声をかけた。「僕はケアマネジャーなんですけど、午後一時に、お伺いする予定なんですけど、ベルを押しても、応答が無いので、困っているのです」と言う、「お嬢さんがいるでしょう?」と聞くと「お嬢さんの携帯に電話しても、繋がらないのです」と言う。
よく見ると、台所兼食堂の雨戸は明けて、窓ガラス越しに中が見えるけれど、照明電気はついていない。ふと見ると、寝室の天井の蛍光灯が付いている。私の家の庭に回って、覗くと寝室の照明がついているので、部屋の中は煌々と明るい。「あ!あそこの心室で倒れてるわ!」と叫んだ。それから、民生委員に連絡するも、不在。去年度の自治会長しか知らないので、去年度の自治会長のベルを押して、事情を説明する。自治会長も、あちこちに電話して歴代の自治会長達と相談して「消防署に電話してレスキュー隊に来て貰って中に入って、救急車で病院に行ってもらうしかない」となった。結局自治会長が、消防署に電話して「家の中で高齢女性が倒れているが、鍵が掛かって家の中に入れない。私は自治会長の○○です」と言ってくれた。直ぐ消防自動車でレス救隊が来て、門扉を乗り越えて、寝室のガラス越しに覗いて、「あ!倒れてる!窓ガラスを割りますよ?」と問うので「割って下さい!お願いします」と怒鳴った。結局息も無いし、頸動脈も触れないので、既に死亡していると判断されたが、一応担架で、救急病院に運ばれた。
後で、警察がオートバイで2名来て、救急隊が窓ガラスを割って入った経緯を詳しく聞いていたが、問題は無かった。
仕事に出ているお嬢さんには5時に携帯がつながった。遠くの子息にも連絡が、ついた。
今日は「友引きだから」と、明日お通夜で、明後日葬式となった。近所の人達は「何故お嬢さんの携帯が切ってあったのだろう?坊ちゃんの嫁の電話でも聞いておけば坊ちゃんの方と早く連絡が付いたのに、寝室に入ったのは3時になってしまった。もっと早く助けられなかったのだろうか?」と話していた。
「自治会長が黙々と事務的に処理してくれたので助かった」とケアマネジャーもほっとしていた。

Posted by 匿名 at 2016年05月01日 03:08 | 返信

近所の高齢女性は、ケアマネジャーが救急車を早く呼ばなかったので、心筋梗塞で亡くなったのです。
ケアマネジャーは、行政医療機関の直属のケアマネジャーでした。
「連絡が取れないからと言って、直ぐ救急車を呼んではいけないと言われているので呼べないのです。本部の一度帰って来いと言われているのです」と情けない事を言っていました。
結局自治会長が、消防署に電話して「一時に、面接の約束をしたケアマネジャーが困っている。娘とも連絡が取れない。本人は、倒れているようだが、中に入れないので、レス救隊と、救急車を、お願いします」と言ってくれたので、やっとレス救隊のよって窓ガラスを割って、女性が倒れていること、もう息をしていないことや、頸動脈が触れない事が分かったのが2時半でした。
「ケアマネジャーが、すぐ救急車を呼ぶ」等とよくも言えますね。人が死んだのですよ。
ケアマネジャーの資格が取れない人が、ケアマネジャーの悪口を言うのは卑怯だと思います。

Posted by 大谷佳子 at 2016年05月06日 11:14 | 返信

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