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ウエッジ・子宮頚がんワクチン報道への疑問

2016年05月12日(木)

新幹線に乗るとWeage(ウエッジ)という雑誌が置いてある。
この雑誌には、続々と子宮頚がんワクチン後遺症に関する
記事が掲載されているが、私には理解し難く、疑問が多い。
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少し時間がかかるが、
以下の3本の記事を読んで欲しい。


2016年4月号の記事。→こちら

2015年11月号、2016年5月号の記事。→こちら

この3本の記事の趣旨はだいたい共通している。

要は、子宮頚がんワクチン後遺症は親のヒステリーだという話。
そしてこの記事を書いているひとが医師だと知り、ビックリ仰天した。

特に5月号では頚がんワクチンと原発と一緒に論じているが、理解不能。
言うまでもなく両者はまったく別の事象である。

論理的にも無茶苦茶で、どうしてそんな結論になるのか、
何度読んでもサッパリ理解できない。

もし頚がんワクチン後遺症(ハンスという)の子供や親がこれらを読めば
激怒して、症状が悪化するのではないかと恐ろしいやら、腹ただしいやら。。


もし私が親の立場なら、この雑誌を名誉棄損で訴えるだろう。
ただただ驚いているが、よろしければゆっくり読んで欲しい。

5月号を読みながら怒りが抑えられない。
なんていう記事を連続して載せているのか。

何か大きな意図があるのではないか。
そう勘繰るのが普通であろう・・・・


今週も頚がんワクチン被害者が来られて、グルタチオン点滴で改善した。
こんな医師は、トンデモ医師だとJRの雑誌は言うのだ。


私はJR東海のヘビーユーザーであるが(おそらくかなり上位では)、
高い運賃が、こんな科学的にも倫理的にも破綻した記事の作成に
費やされているのかと思うと、情けない気持ちで一杯になる。

町医者でさえわかるこれだけ重大な薬害を、親のヒステリーだと
断じているJR西日本はどうかしていると、不安にさえなる。。

JRは福知山線の脱線事故でJRは更生したとばかり思っていたが、
こんな下劣な行為をいまだに続けては多くの患者を傷つけている。

本来、鉄道会社がやるべきは、事故で歩けなくなった少女たちを救済して
無料で新幹線に載せてあげることではないのか。

私には、JRのこうした行為が理解できない。
「上から目線」そのもので反省もなにも無い。

これらの雑誌を即刻回収して、謝罪広告を出すべきではないのか。
このチッポケなブログだが、この雑誌の心ある編集者に届くことを祈るばかり。

このままでは、「残念すぎる雑誌」として名を残すだろう。

悲しすぎる。


昨日、医師会から「子宮頚がんワクチンを打ちますか?」というアンケートが来た。
とても、○をつけられなかった。

難しいことは分らないが、ワクチン接種で、青春時代を失った子供たちが沢山いる。
これから裁判になるそだが彼女たちを診ているいる私は当然、被害者を応援する。


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この記事へのコメント

>特に5月号では頚がんワクチンと原発と一緒に論じているが、理解不能。言うまでもなく両者はまったく別の事象である。

先生も4月3日のblogで、頚がんワクチンと原発を一緒に論じておられますが。
http://blog.drnagao.com/2016/04/post-5124.html

>町医者でさえわかるこれだけ重大な薬害

重篤な副作用が有ったら薬害になるというのなら、抗がん剤も全部薬害と言うことになります。社会全体から見て、主作用による益と副作用による害とを比べて、益のほうが多いと判断されているから未だに使用が推奨されているわけです。キノホルムやサリドマイドと同列には扱えません。

>ワクチン接種で、青春時代を失った子供たちが沢山いる。

その数十倍、数百倍の子供たちが、将来なっていたであろう癌から救われています。それを忘れていませんか。

Posted by 匿名 at 2016年05月12日 03:57 | 返信

私もその点滴受けたいです。グルタチオンって特別なお薬なんですか。近くのお医者さんで頼めばやってもらえますか。

Posted by 匿名 at 2016年05月12日 11:59 | 返信

厚労省HP の 子宮頸がん予防ワクチンQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
を読んだ。
やはり気になるのは、
Q13.子宮頸がん予防ワクチンは絶対に受けなければならないものですか?
A13. 法に基づくワクチンの接種は強制ではありませんが、一人一人が接種することで、社会全体を守るという側面があるため、対象者はワクチンを接種するよう努めなければならないとされています。
 実際に予防接種を受ける際は、ワクチンの有効性とリスクを十分に理解した上で、受けるかどうかご判断ください。-------

強制ではないと言いつつ、「社会全体を守る」なんて堂々と書いてある。
ワクチン接種しない意思表示をすることは、特に昨今の「全体主義」傾向の強い日本では難しいと思う。事実上の「強制接種」です。
「お上」が勧奨なさる有り難い予防ワクチンを受けないなんて、あなたは社会にウイルスをまき散らす犯人よ!!!と、仲間外れにされ虐めの対象になるのではないか。

ところで、2016年05月12日 03:57の匿名さん、お尋ねしたいことがあります。
「将来なっていたであろう癌」って、将来、確実に癌になるのですか?
だったら、あなたも子宮頸がんワクチンを接種なさったらいかがですか?
文面からなんとなく男性であると推測できますが、アメリカではすでに男児(男性)もワクチン接種の対象になっているみたいですよ。社会にウイルスを広めないために、です。

http://vaccine.luna-organic.org/?page_id=118
上記URLをぜひお読みください。
(抜粋)
「アメリカのいくつかの州ではヒトパピローマウイルスワクチンの接種がすでに義務化されている。それを嫌がって引っ越す人もいるくらいだ。
(現在の日本では法定接種になっても「勧奨」という位置づけであって、「義務」ではない。接種を拒否する権利はある。このことはよく覚えておいてほしい。)
また、「男児への子宮頸がんワクチン接種勧奨」が、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)という公的機関によって出されている。男児には子宮頸部がないにもかかわらずだ(男性が女性の感染源になるから、また、男性の場合でもヒトパピローマウイルスが肛門がんや性器がんの原因となるから、というのが接種勧奨の理由だ)。」
「アメリカのいくつかの州では、接種しない児童の登校禁止まで審議されているという。それもこれも製薬会社がワクチンを売りたいがためだ。企業の強欲ぶりはとどまるところを知らない。企業とアメリカ政府との癒着も、日本の場合以上にひどい。」

Posted by 匿名 at 2016年05月13日 02:29 | 返信

>その数十倍、数百倍の子供たちが、将来なっていたであろう癌から救われています。それを忘れていませんか。

え、子宮頸がんワクチンで癌から救われたデータあるんですか?すぐ出してください。

Posted by おや? at 2016年05月13日 07:42 | 返信

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